「どぅあっ、ひゃい!だぃじょぶでしゅ」
「ぷるぷる...何っこれぇ...!?」
「ごめんねー今ちょっと説明してる時間が無いんだ。でも...気をつけてくれよ」
そう言ってサングラスの青年は素早く次の化け物の所へと向かっていった。
残されたのは目玉が切られて動かなくなった化物と震える空と白のみ。
「とにかく逃げよう、俺達のコミュ力でどうにかなるとも思えんが今は安全を優先する、少なくとも街の外まで行けば大丈夫だろ」
「あの人...どこかで...そう...だね」
未だにこの状況が理解できない空と白だったが、少なくとも命の危険がある事は確かなのでどこかへ避難しようと立ち上がる。多少の物を持って外へ行くとそこには地獄の光景が広がっていた。暴れ回る無数の化け物、戦う青年の仲間と思わしき人、化け物に全く効かない警官の銃、逃げ惑う人々、そして、動かなくなったナニカ。
それらを見ないよう、妹の手を引きながら足を進める。
そうして少し立った時、一匹の化け物と目があった。家を破壊したものとは違う3対の足と3つの目、足についた刃物はこちらへの殺意を明確に示し、こちらへと迫り始めた。
「いやゴキブリかよ。とか言ってる場合じゃねえぇぇぇ!逃げるぞ、白!」
「うん...」
しかし悲しきかな、長い間引きこもっていた二人が速度で敵うはずもなく、加えて空はサングラスの青年がやったであろう化け物の切られた足に引っかかり転んでしまった。
「あ、死ぬ」
そう考えるが、ゲームと違って
どうする? 童貞のまま死にたくない せめて白だけでも だめだ、白も俺も一人じゃ動けない 倒す? どうやって? 銃は効かなかった あいつらはどうやって倒した? 刀か? 違う 刀ならあそこまで一方的じゃないはず なら
この間わずか0.01秒
「化け物には化け物だ!」
「りょーかい!」
次の瞬間、空の意図を完璧に理解した白は先程空が躓いた切られた化け物の足を空に持たせた。
「重っ!っとと、そら!」
ブレード部分を目に向けると化け物はそのまま突っ込み、空と白の顔に黒い煙を吐き出した。
「ぶえっ、っぺ、っぺ!ゴキブリ煙とか勘弁してくれよ...白、流石に今日はお風呂入ろうな〜」
「今回ばかりはしょーがない…でもいやぁ…」
正体不明の化け物の分泌物を浴びたのに体を洗わないわけにはいかず、白は大嫌いなお風呂の約束を取り付けられたのだった。
そろそろ被害が出ていない場所もちらほら見えてきたが未だ人は見当たらない。2人が上手くコミュニケーションが取れない事を考えるといい事ではあるが、どこに集まればいいのかすら分からないので誰かしらに会わないと当ても無く歩き続け事になる。引きこもりが長すぎる2人にとって、ゴキブリの化け物に襲われた事ですら体力を消費しているのにそんな事はご勘弁願いたかった、特に白はもうふらふらである。
ふと人の気配を白が察知しどこかと探すと、少し遠くにメガネの少女が鋭い目をした少女を支えながら歩く姿が目に入った。
「にい…人だよ…場所聞く覚悟決めよ…?」
「お、おうとも妹よ!に、にいちゃん覚悟完了したぜ…」
不安が残る覚悟完了であったが、意を決して空は少女達に近づきながら声をかける。
「おーい!大丈夫かー?」
するとこちらに気づいた様子の少女達が警戒しながら寄ってきた。
「申し訳ないですが、あなた方は誰ですか?」
「おっ、ちょっ、ちょー警戒されてる、やべえどうしよ、冷や汗止まんねーあ、ああ。俺は空、こっちは妹の白。こんな時どこに集まればいいのか分からなくてな、手を貸すから案内してくれないか?」
「わかりました。病院まで案内するのであなたは葉子の肩を持ってください。」
(今時の小学生ってこんなに怖いのかよ…)
インキャ特有の静寂と微妙な空気感を耐え抜き、2人は三門市立総合病院へとたどり着くのであった。
現在の空はリク味が強まっております
空と白はボーダー隊員にセクハラしてOK?
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OK!(ズドン
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少ない女子隊員にセクハラすんなカス
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男にセクハラだ!ホラホラホラホラ!
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結果だけ見せて(はあと♡)