ノートリガー・ノーライフ   作:米ざむらい

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この作品を原作既読推奨にしない為のコーナー

イーグレット スナイパー用トリガー 射程、威力、弾速がバランスよくできているとりあえずスナイパーはこれ持ってけ系トリガー トリオン量で伸びるのは射程 空は射程の暴力で勝とうとした

バイパー ガンナー、シューター用トリガー 自分のイメージで弾道を好きに引くことができるが、戦いながら正確に弾道を引ける変態はごく一部なので基本は事前に設定した弾道を使い分ける。白は当然変態側

バムスター 捕獲用トリオン兵 家をぶっ壊したがすぐにやられてしまった噛ませ系トリオン兵、実際B級隊員なら簡単に勝てるしC級でも勝てる。四足で色々ぶっ壊しながら民間人を口で捕獲する。トリオン能力が低いとトリオンだけ抜き取られて殺されるから注意しよう!

モールモッド 戦闘用トリオン兵 空と白に襲いかかったが仲間の鎌でやられた悲しきゴキブリ系トリオン兵、B級でも時々やられるくらいには強く四つの足と六つのブレード付き腕でゴキブリのごとくシャカシャカ動く。空はあのままだったら三枚おろしにされていた。



契約《コントラクト》

「いったいどうなってるんですの!?」

突然謝り出す空と兄を探し声を上げる白、そんな二人の声を無線越しに聞きながら、ステフは困惑していた。とりあえずこのままでいると二人とも真っ白に燃え尽きそうなので対戦用の空間を解除すると、空と白はすぐに二人で抱き合った。その様子はトリオン体でなければ確実に大泣きするほどである。

 

「白っ!白ぉ!」

「にぃ...にい...!」

 

ひしっと抱き合っている二人をなだめ、一息つかせるとステフは心配そうに声をかける。

「だいじょぶですの?」

「落ち着いたが何だアレは!?俺たちに対する配慮がなってない!」

「さべつはんたいなの」

「残念ながらC級ランク戦は一対一しかありませんわ、後は訓練ですが20ポイントしか入りませんし...ちなみにB級に上がるためには4000ポイント必要なので、ランク戦は必須ですわ」

「おいおいどーしろってんだ、こりゃ迅に文句言わなきゃやってらんねーぞ」

「いつもわたくしに痴漢してくるあの(セクハラ)級隊員とまで知り合いとか、あなた達ほんとどーなってますの?それに空はスナイパーなので3周連続上位15パーセント以内に入ればB級に上がれますわ」

「それだ!なんだあるじゃないかステフ、白もスナイパーとして出れば万事解決だ」

「それで良いんですの?」

「安心しろ、周回作業は慣れてる」

「心をきょむにすればいいの」

 

 

 

B級に上がる為の解決策も分かり、ボーダーの施設案内も終わり三人は個室に赴いた。一息ついたところで空が話題をふる。

 

 

 

「そーいやステフ、お前はなんでボーダー入ったんだ?見たところいいところの出の筈だろ?」

「貴方達ね!そんな事話すもんじゃありませんわ!」

「へぇ、俺たちは家がネイバーにぶっ壊された上に警戒区域になっちまって住めなくなっちまったからなんだが、そんなに言いたくないことなんだぁ」

「っ!もう案内は良いでしょ!わたくしは部隊探しで忙しんですわ!」

ステフが立ち上がりこの場から去ろうとすると、空は目を細め獲物がかかったと言わんばかりにステフを逃さない為手を取り言葉を紡ぐ。

「あんたは俺がネイバーに家を壊されていると言った時反応がなかった。ネイバーに恨みを持ってるわけじゃないだろ?それに街を守りたいって意識も部隊を持っていないオペレーターってことだからセンは薄い。あんたはボーダーに何の目的があって入ったんだ?その使命感からして成り行きでってわけでもないんだろ?」

「そんな事どうでもいいじゃありませんの!」

「いーやどうでも良くない、おかしいよなぁ?なんでそんなに頑ななんだ?何か都合の悪いことでもあるのか?」

「もしかして...すぱいにきたねいばー?」

「おお〜大変だ!早く司令部に話しに行かなきゃ!」

「そんなわけ...」

 

 

嫌疑がかけられ、徐々に語気が弱くなるステフ。空と白に追い詰められ、このままでは疑いがかかってしまいボーダーに入れられなくなるかもしれない、そんな嫌な想像ばかりが頭に浮かび、泣き出しそうになったところで 

 

パン!

 

空がにやけ面で手を叩く。

 

「取引をしよう」

「実は俺たちもそんな御大層な目的でボーダーに入ったわけじゃないんだ、そんでもって部隊が組みたいがツテがない。そこでだ、あんたがオペレーターになってくれ」

「わたくしをこき使うってことですわね、取引と言いながら随分なことですわ」

「いーや、俺もお前の目的を手伝おう。それがボーダーに対し不利になる事でもだ」

「なっ!あなた達...わかりましたわ、それで構いません」

「はい、ご契約ありがとうございま~す」

「録画かんりょー」

「へっ?」

 

 

 

白が録画していることに気づかず、空と白に完全に弱みを握られてしまったステフ。この後すぐ怒り出すステフだったが、すでに弱みを握られてしまいどうすることもできなくなっていたのだった。

その後ステフを落ち着かせると自棄気味に己の目的を話し始めた。

 

 

「もうどうにでもな~れ、ですわ。空、わたくしの目的はボーダーから土地を奪い返す事ですの。私は三門市有数の地主の娘でして、ちょっとごたごたがあって姓は変わって無いんですけど...それに加えて大規模侵攻の数週間前に両親が事故で、父方の両親は大規模侵攻で亡くなってしまって、母方のお祖父様と二人暮らしでしたわ。土地は血縁ががあってもごたごたの所為で相続権がなく、その後ボーダーの土地となりました。父さんは土地のことをとても大切にしていました、どんなことがあっても必ず取り返しますわ!これが私の目的ですの、次は空と白の番ですわ!」

 

「教えないよ★」 「は?」 「だから教えないよ★」

「なんでですの!?あなたさっき契約して...」

「俺達はこういったんだ、俺はステフの目的を手伝う、ステフはおれたちのオペレーターになる。俺たちが目的を話すとは何一つ言っていないんだなぁこれが!」

「騙したわね!」

「騙される方が悪いんだよ!」

 

ステフの苦労が絶えないボーダー生活が幕を開けた!




ステフの経歴が分かりにくいので説明
???→ステフ誕生→???→ステフ母、地主の一人息子に告白される→ステフの円満な家族生活→地主の親にバレる&認められず→事故で両親死亡→侵攻で父方両親死亡→土地が相続者がおらず市からボーダーへ→お祖父様と生活→お祖父様寿命→ステフ土地を取り返すため交渉その他諸々するためボーダー入隊→記憶処理が怖くて足踏み
?抵シ?繧ソ?偵>K?舌ヵ縺ィ縺ェ?勤斐ΙQ縺?↑繧後k縺九b縺ュ

これがステフの経歴です。〔???〕は後々...



感想、評価をくれると作者が土下座しながら飛び跳ねて感謝します

空と白はボーダー隊員にセクハラしてOK?

  • OK!(ズドン
  • 少ない女子隊員にセクハラすんなカス
  • 男にセクハラだ!ホラホラホラホラ!
  • 結果だけ見せて(はあと♡)

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