序盤「わぁ〜楽しみ〜」
中盤「プリキュアやん」
終盤「…嘘でしょ?」
《ノゥ・フェイスより、統括ネットワーク指揮官機全機》
かつては敵国であったギアーデ連邦の西、そして故国であるサンマグノリア共和国の東。今は<レギオン>の支配下にある狭間の戦野で、<ノゥ・フェイス>の識別名を持つ<羊飼い>が告げる。
呼びかける先は統括ネットワーク中枢ーー<レギオン>の部隊規模の最上位にして最大、大陸全土を席巻する全<レギオン>を配下におく総軍レベルの指揮官機たち。大陸規模の作戦を担当する殺戮機械の長たちへ。
《情報欺瞞作戦<オペレーション・ネヴィル>、全フェイズを終了》
流体マイクロマシンの擬似神経系で、ノゥ・フェイスは冷徹に判断を下す。
対連合王国戦線指揮官機、識別名<ミストレス>。生前の名はゼレーネ・ビルケンバウム。
鹵獲された後の彼女が、連邦の情報収集源にされた事は確実だろう。連邦や、協力関係にある各国の探索の目が、明らかに厳しさを増したのはミストレスが鹵獲されてからだ。
何かを探すように。あるいは、何かを恐るように。
だから目につきやすいように、対処せざるを得ない脅威を提示した。
船団国群沖合の
あたかもそれこそが<レギオン>の用意した、次の大攻勢の為の切り札であるかのように。
全て、欺瞞である。
正直、過去に同じ手を受けた合州国に届くかは分からないが、心理的に戦力を分散させる為であれば問題ない。
《ノゥ・フェイスより、統括ネットワーク指揮官機全機。並びに第一広域ネットワーク所属の全機》
呼びかける先は統括ネットワーク。大陸全土を席巻する全<レギオン>を一度に動かし、大陸全土を呑み込む規模の作戦を担当する総指揮官機達へ。
すなわちこの作戦は昨年の夏、ノゥ・フェイスが号砲を鳴らした五カ国への大攻勢、数十万機からなる<レギオン>の殲滅作戦の、その規模をも上回る。
《これより殲滅作戦<オベレーション・
カツン…カツン…
一本の細い廊下に足音が響く。
その場所はあらゆる場所に壁がない一本道であり、地下奥深くであるにも関わらず通路はとても明るい。
「…」
その場所を一人の男が歩く。
茶色い天然パーマが特徴的なその人物は、隣を歩く警察官に聞く。
「ここはどういう場所なんだ?」
「…機密事項ですので、それは」
「…そうか」
答えられない様子のその公務員にその男は軽く鼻で笑って頷くと、目隠しをされた状態で立ち止まった。
「此方となります」
直後、鍵が開けられると扉が開いて中にその男は入ると目隠しを外された。
「…直接会うのは久しぶりだな」
そこでは一面のガラス越しに一人の金髪碧眼の男が椅子に座って待っていた。
その様子に備え付けの電話をとって話しかけると、反対に座る男は答えた。
「あぁ、そうだな」
二人はそれぞれ、一年戦争時に双方の陣営から
しかし今は肩や技術屋として故郷で暮らし、片方は国家反逆罪の重罪人として逮捕されている。
「随分と豪勢な暮らしをしているようだな」
「死刑を恐れた政府高官の苦肉の策だ」
彼は死刑をするにはあまりにもジオン共和国市民、並びにコロニー住民たちからの反発が強い。
再び内戦になられては堪らないという理由で生かさず殺さずの状態で、ここに監禁されていた。
「必要なものは全て手に入れられる。人以外は」
「だろうな」
その部屋には見るからに高級品とも言える調度品や娯楽品、寝具まで備えられており、優雅な暮らしをしているのは言われずとも理解していた。
「態々こんな生活を見せるために呼び出したわけじゃないんだろ?」
「…そうだな」
本題に入った連邦の白い悪魔に嘗てのネオ・ジオン総帥は頷くと、そこで連邦の英雄は用意された椅子に座る。
「…最近、私の元に連邦軍から要請があった」
「…」
「最新のモビルスーツのデータ収集という名目で、私は連邦軍の用意した訓練機に乗った」
「モビルスーツにか…」
そこで連邦の英雄は少し考える仕草をとった。
「お前のところでも同じ話があったようだな」
「…あぁ、家に連邦軍がやってきた。てっきり予備役の招集かと思っていたが…」
「違ったわけか…」
そこで二人とも訓練機に乗せられて、数多の実践演習を行ったのだと感じ取った。
「少なくとも対モビルスーツ用の戦闘ではなかった」
「ギアーデ帝国…今はギアーデ連邦の開発した<レギオン>を想定した戦闘だろう」
そう言い、二人が搭乗した訓練用のコックピットに映し出された敵がモビルスーツだけではなく、小型の敵も含まれていたのを思い返す。
「そこであくまでも私なりの予測だ」
そこで彼はある予想を立てた。
「今、連邦軍内部で大きな変革があるのではないか?」
「…」
「おそらく受けたのは軍用の新型AIの開発だろう」
「無人機の開発をしているとでもいうのか?」
その疑問に彼は頷いた。
「この国が山脈に囲まれているとはいえ、無限に湧いてくる<レギオン>に対処するには数が必要だ。ニュータイプは尚更、通常の兵士もいずれは枯渇する」
「…毒には毒を持って制す」
「おそらくはそうだろう。人が死ぬ訳でもない…が、問題はニュータイプだ」
嘗ての総帥は、人々を導こうとした過去の経験から言う。
「サイコミュの開発は禁止されている。自分たちで作った規則を破ると言うのか?」
「…それには一つ、抜け道がある」
「なんだ?」
そう言い呆れたように彼は一言、
「クローンに対して、それは適用されない」
連邦標準時、零時一七分。
ギアーデ連邦軍南部第二戦線、第十八機構軍団展開戦域に着弾多数。同軍団司令部基地との通信途絶。
対砲・対迫レーダーサイトには、戦域
零時二二分。
レグキード船団国群防衛戦、戦域直上より多数の着弾。
零時二五分。
ギアーデ連邦北部第二戦線、同第一戦線、南部第一戦線に直上より多数の着弾。
零時二九分。
ヴァルト盟約同盟東部戦線、アストリア合州国北部都市ラサに着弾。
零時三一分。
ロア=グレギア連合王国南方戦線に、戦域直上より多数の着弾。
零時三四分。
アストリア合州国南部、ストーンヘンジの第一射発砲。
零時五一分。
連邦西部方面軍より、西方方面軍前線部隊に撤退命令発令。予備部隊に予備防衛陣地への展開を指示。
同様に東方・北方・南方の各方面軍司令部より各隷下部隊へ撤退命令、および即応予備への展開命令発令。
四時四五分。
ノイリャナルセ聖教国北部戦域に、戦域直上より多数の着弾。
十時〇二分。
展開中のアストリア合州国第二宇宙艦隊との通信途絶。
ストーンヘンジ、第二射発砲。
十一時〇八分。
連邦東部戦域に多数の着弾。
十一時五五分。
連邦北部第三、第四戦線。南部第三戦線、第四戦線に多数の着弾。
十二時十一分。
連邦戦線南部第二戦線にて<レギオン>軍団の攻性発起を観測。以後一五四分に亘り、各戦線、各国より<レギオン>攻性発起、交戦の報あり。
十三時二四分。
アストリア合州国第四陸上打撃部隊、一艇撃破。
十五時〇六分。
最後に観測された直上砲撃。以降、同様の砲撃は報告・観測されず。
なお、<レギオン>の攻勢はいずれも継続中。
十六時十二分。
レグギード船団国群、最終防衛戦陥落。
十八時四七分。
ノイリャナルセ聖教国、極西諸国、通信途絶。
十八時五九分。
ヴァルト盟約同盟、第一防衛戦失陥。第二防衛戦へ後退。
十九時二六分。
アストリア合州国、信託統治領ノース・アストリア州失陥、撤退を開始。
二一時三三分。
ロア=グレギア連合王国竜骸山脈失陥。山嶺予備陣地に後退。南部平野に防衛線構築開始。
二二時四四分。
アストリア合州国陸軍第三四、第二八、第八四師団。要塞戦線への後退完了。<レギオン>の前進阻止成功。
二三時三九分。
各戦線において膠着を確認。
ッーーー!!ッーーー!!
警報が鳴り響き、ジャブローやストーンヘンジ砲撃司令部では指揮官が叫ぶ。
「対空レーダーに感あり!」
「射撃用意!」
「ミサイル、撃ぇっ!」
直後、守備隊の保有する迎撃ミサイルが発射され、落着のために速度を上げる<レギオン>の砲撃に対処する。
「メガ粒子砲、射撃開始!」
ッーーーー‼︎ッーーーー‼︎
空に桃色の光線が貫き、警戒していた<衛星落とし>の迎撃を行う。
一年戦争時に連邦軍が散々煮湯を飲まされた悪しき攻撃。
元はジオン公国軍が早期決戦を目的に発案した軍事作戦であり、無差別に人工衛星を合州国全土に落着させるための作戦であった。
そしてメガ粒子砲が命中したことで、落下中の衛星は空中で爆発する。
その下ではミノフスキー・クラフトを装備する艦艇群が群れを成し、同時に一年戦争から予算をかけられて構築された過剰とも言える防空設備の能力が遺憾無く発揮される。
「対空射撃!」
「撃ち漏らすなっ!」
散々議会で予算の無駄使いであると詰られ続けてきたその防衛システム。しかし今は必要不可欠の存在であった。
「ちっ…!!」
展開していた宇宙艦艇をすり抜けて衛星は地表に落下を始める。
「目標は要塞か…!!」
アストリア合州国は山脈によって南部と領土を隔てられた大地である。
それ故に北部の領土のほとんどを戦線とし、山脈を超えた先では三つの要塞が移設工事を完了させていた。
「くそっ!間に合わん…!!」
通過した衛星砲弾を前に毒吐いた次の瞬間、
ドゴーン!!
通過した衛星砲弾の全てが爆発した。
「なっ…?!」
次の瞬間、アイリッシュ級戦艦の真横を一機の巨大な影が通過した。
「なんだあれは!?」
すると通過した巨大な影がモビルスーツであると認識できると、直後にその巨大な両手の指先から十本のメガ粒子砲が発射される。
「サイコ・ガンダム…?」
「いや、シルエットが違いすぎる!!」
その姿に士官達は口々に言うと、直後にそのモビルアーマーは恐ろしい加速力で戦域を駆け巡るとメガ粒子砲を四方に乱射して次々と衛星砲弾を撃ち落としていた。
オペレーション・ハイスクールをやるか否か
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やってほしい
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やらなくていい