竜頭の錬金術師   作:ONE DICE TWENTY

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第三十四話 錬金術の最奥「お父様」

 僕が戦場に赴くようになってから、クレタ軍の士気はみるみると落ちて行った。

 対策のしようがないからだ。他の錬金術は目に見えているがためにどうにかしようとする気持ちも湧くようだけれど、正円の壁が突然できて、それが崩れたら味方が死んでいる、なんてどうしようもない。

 曰く竜頭の錬金術師──竜は竜でも蚯蚓(ワーム)の頭を呼び出している、みたいな風評があったりなかったり。

 

 プラスして超小型狙撃爆弾も活躍してくれている。見た目的にはキンブリーとマスタング少佐の錬金術が発動しているだけだから評価は彼らのものになり、味方からは精密且つ要望通りの錬成をしてくれるアームストロング少佐の株が上がる。銃弾の形なんかは僕じゃわからない領域で、銃を握っている兵士にこそサティスファクションがあるからね。

 クレタはアエルゴと同じかちょっと広いくらいの面積だ。だから、もうそろ終わらせるべき頃合いにもなってくるんだけど……。

 

「クラクトハイト准将? 何をしておられるので?」

「ん-。コレ」

 

 キンブリーに投げ渡すのは書筒。

 受け取った彼がさっと目を通すと、「心中お察しします」って感じでまた投げ渡されて帰って来た。

 

「大総統からの呼び出しとは。マクドゥーガル少佐の件でしょうかね」

「やりすぎだ、とか言われた日には全面抗争も辞さないつもりだけど、大総統強いからなぁ」

「これはあちらが仕組んだことなのですから、やり過ぎも何もないのでは?」

「みんなの前で錬成した、っていうのはそこそこやり過ぎの範囲内ではあったりするんだよね実は」

 

 何用か。

 本当に、これから詰めに詰めて行かなきゃって時の、出鼻を挫くような呼び出しだ。面倒な事じゃなきゃいいけど。

 

「キンブリー、陣頭指揮は任せてもいい?」

「任せてもいい、と言われましても。今までも基本私がやっていたように思うのですが」

「じゃ、マスタング少佐とアームストロング少佐のメンタルケアは任せたよ」

「……成程嫌がらせ、と」

 

 そんなこんなで、一番気になる時期に一度セントラルへ帰ることになった。

 

 

 

 で。

 

「……一応言っておきますけど、今戦場で部下たちが命張っていることは理解してますか?」

「その程度の些事を気にする性質だったかね、君は」

 

 僕を待ち構えていたもの。

 それは──パレード、だった。

 

「アエルゴとの長きに亘る国土問題。それを解決した君を呼ばなければ、周りがうるさいのだよ。現場は他の国家錬金術師に任せても問題ないのだろう? 何より君のような子供がいなければ何もできない現場など、それほどまでに脆弱な兵を育てたつもりもない」

「……敵前逃亡したマクドゥーガル少佐から何か聞いていたりは?」

「おかしなことを喚いていたが、最終的には出て行ったな。恐らく戦地におけるPTSDのようなものだろう。しばらくセントラル病院で精神状態を観察するよう手配しておいた」

 

 ああ、多分脱走して反体制派ゲリラになる奴だねそれ。まぁこれで僕とキング・ブラッドレイ大総統の間にラインがあることは理解してくれただろう。それで十分だ。

 

「パレード……暗殺の懸念がありまくりそうですけど」

「私が隣にいる。──これ以上何か必要かね?」

「わぁ安心だ。ってことはその感じ、リスさん他も見守ってくれる感じですか」

「そうなるな」

 

 ホムンクルスに見守られての凱旋パレードかぁ。

 確かに安全そう。

 

「クレタ侵略が終わったタイミングじゃダメだったんですか」

「私もそう提言したのだがな、ふっふっふ、悪魔だの忌み子だのと騒いでおいて、民衆というのはおかしなものだ。──今の君が中央でなんと呼ばれているか知っているかね?」

「いえ」

「"勝利の子"、だそうだよ。聞けば、イシュヴァール内乱の時と違って随分と公明正大な戦争を行っているようではないか。人の口に戸は立てられん。アエルゴに参加した兵士から話が漏れ、今や君は味方への損害を極力減らすことを考え、確実な勝利を齎す将となった。加え、滅多に戦闘に参加しなかったのがダメだったようだな。イシュヴァール内乱のそれすら"何者か、複数人の悪逆非道の隠れ蓑"として存在しているだけ、などという話まで上がってきているぞ」

 

 ……あー。

 クリーンにし過ぎたか。

 確かに、アエルゴ参戦兵がクレタ侵略にもそのまま続投されているわけじゃない。アエルゴを終えて内勤に戻った兵士もいる。休息に入った兵士も多くいる。

 彼らは喧伝するだろう。国家錬金術師の凄さを。そしてもう一つ、特に何もしないで戦争を終えた子供准将の話を。

 

 イシュヴァールの内乱に参戦した東部の兵士からしたら何言ってんだ案件だけど、南部の兵士はむしろ僕については錬成地雷のことくらいしか知らなかっただろうし、それにしたってアメストリス軍の生存率を高めるものだしで、案外好印象、なのかな。

 

「景気が良くなったことも起因しているだろうな。内乱は東部が消耗するばかり……アメストリス自体の疲弊が考えられたが、此度は敵国。英雄の活躍は国の活気となる」

「成程。つまり此度、僕は英雄として凱旋するんですね」

「無論だ。なんだ、悪魔として凱旋するつもりだったのかね?」

「国民受けは悪い、と思ってましたよ、正直」

 

 ただ、人間というのは忘れる生き物だ。

 イシュヴァールの内乱で行われた悪逆非道は伝聞でしかなく、実害も完全に留められていた。

 反対にアエルゴ攻略の実益はアメストリス全体の景気に繋がり、その伝聞はメディアを通して広められている。実際近くにいた兵士からも、メディアからも好印象の英雄。成程、過去の方が間違っていたのだと思う──思いたい人間が増えてもおかしくはない。

 

 面倒な。

 子供で英雄で、実は悪いことしてませんでしたー、とかなると戦場に出難くなるじゃないか。

 

「拘束日数は?」

「一週間程だな。諸々の手続き、パレードそのもの、そして挨拶回り」

「誰か代わってくれたりしませんかねそれ」

「なんだ、そんなに戦場に戻りたいのかね?」

「ええ、部下が大事なもので」

「はっはっは」

 

 笑いごとじゃないんだけどね。

 部下が大事というのは本当だ。銃がメインの戦場である今、一般兵にいなくなられるとつらいものがある。国家錬金術師の三人だけでどうにかなるならいいけど……いやなんとかなりそうではあるけど。

 というかキンブリーに全権預けてきたの結構間違いだったかな? 僕より効率的で効果的な作戦バンバン出してクレタ一瞬で攻め落としそう。

 

 多分作中であったような上官殺しもしないだろうし、彼、順当に行けば大佐くらいにはなるんじゃない?

 

「時に、准将」

「はい」

「私達の父が君に興味を示していた──と言ったら、君は興味を持つかね?」

 

 ──わあ。

 そんな日常会話みたいなトーンで言う言葉じゃないでしょ、それ。

 

 いや。

 会いたい、とは欠片も思わない。だって危なすぎるし、特に用事もないから。だけど、何故、はある。というかなに? が正しいか。何用? 僕に何? 扉開ける気サラサラないよ僕。

 

「父というと、大総統の御両親ですか?」

「今更取り繕う必要はないぞ、竜頭の錬金術師。ふっふっふ、父であることまで知っていたのは予想外だったがな。エンヴィーかラストが口を滑らせたか?」

「……上司的な存在がいることはエンヴィーから。父だろうが母だろうが同じ反応をしてましたけどね」

「ああ、やはりアレは口が軽くていかんな。兄を名乗るのならばもう少ししっかりしてほしいものだ」

 

 エンヴィーの口が軽いのは、それはそう。

 ぶっちゃけ口止めしてないんじゃないかなお父様も。あの存在がそういうのに頓着するとは思えないし。

 

「それで、会いたいかね? 私達を生み出した、謂わば親玉というべき存在に」

「特には。なんで興味持たれてるのかもわかりませんし、その興味が良くない方向のものであれば今すぐ逃げ出したい心境ですよ」

「悪意的ではない。むしろ好意的な興味だ。3000万。次も3000と200万くらいか? その規模の賢者の石を無償で補充する、我々に協力的な錬金術師。興味を持たぬ方がおかしいだろう」

「そこまで開示するってことは、会うのは強制と見ましたけど。外で待機しているセリムお坊ちゃん含め、そういうこと、ですよね」

 

 ざわり、と何かが蠢く。

 未だ龍脈の流れを感じ取れない僕とは言え、プライドの異質さはわかる。ホムンクルスの気配はわかるからね、それと似たもので、けれど薄く伸ばしたもの、って感じ。大総統からは何にも感じない。原作通りだ。

 

「あまり察しが良いと早死にするぞ、レムノス・クラクトハイト」

「鹿さんにも言われました。改善する気はないですね」

「……良いだろう。なに、殺されることはない。ただ一目見ておきたいと仰っていた。返事は?」

「Yes以外を返したら首が飛びそうなので、Yesで」

「よろしい」

 

 というわけで。

 ラスボス謁見である。

 

 

 

 まーったく覚えられる気がしない道筋を通って、地下の地下、かなり深い所にソレはいた。

 数多くのパイプが集中する椅子。その上に座る……げ、もっと老人じゃなかったっけ。初老の男性、くらいには若返ってないか。ヤバくないか普通に強化してないかお父様を。

 

「父よ、失礼します」

「む? 憤怒(ラース)か。……ソレは?」

「以前貴方が興味を持たれていた、竜頭の錬金術師を連れて参りました」

「竜頭の錬金術師!」

 

 嬉しそうな声。

 椅子の上に座る初老の男性は、こいこい、と僕を呼ぶようにジェスチャーをする。

 

 ……まぁ、腹を括ろうか。流石に無理だと。

 僕にどんだけ自信がついたって、お父様とブラッドレイを同時に相手して生還、は。余程のチート転生者じゃないと無理だと思う。

 

「ほう……オマエが竜頭の錬金術師。確か名は……なんだったか、憤怒(ラース)

「レムノス・クラクトハイトですな」

Cracthite(クラクトハイト)? ふむ。ふぅむ……そういうこともあるのか」

 

 男性……お父様は、僕の身体や顔をぺちぺちぺたぺたと触っては、何かを悩んで、また触って。

 害意はない。ないけどノーモーションで錬金術使ってくるから油断はできない。できないけど油断してようが警戒しようが関係ないので為すがままになる。

 

「まずは礼を言おうか、クラクトハイト」

「……え」

「オマエだろう、ワタシに賢者の石をくれたのは。どのようにしてこれほどの量を集めたのだ? ワタシがやるよりも遥かに効率的な手段なのだろう。教えてくれ、クラクトハイト」

「あー……っと?」

 

 その反応は予想してなかった。

 教えを乞う? ……いや、そうだ。この人というかこの存在、別にプライドが高いワケじゃないんじゃないっけ。人間を見下しているけれど、知識や技術に対してはちゃんと目線を合わせて対応していたよう、な。いやどうだっけ?

 何十周まわってもお父様の人間性、みたいなのって掴めないんだよな。感情切り離した割に感情的だし。

 

「父よ、彼はまだ幼子。そう捲し立てては話すものも話せませぬ」

「ふむ? ……言われてみれば、小さいなオマエは。今幾つだ?」

「あー……えーと、多分10歳?」

「多分?」

「ああいや、僕自分の誕生日知らないから……」

「そうか。まぁそれは良い。10歳ともなれば十二分に大人ではないか、憤怒(ラース)

「アメストリスではまだまだ子供ですな」

「なに? ……いや、そうか。クセルクセスのそれはペルシャの……ふむ、ふむ。まぁ良い、それもどうでもいい話だ。そうだ、今も賢者の石を作っているのだろう? 次は何千万だ?」

「次も3000万ちょっとくらい、かな? クレタの総人口的に」

「良い。それもワタシにくれるのだろう?」

「はい。他に提出先もないですし」

 

 初老お父様。

 原作よりも、元気。ボケボケした様子もなく、学習に意欲的。

 

「ふむ……憤怒(ラース)。この年頃の子への褒美というのは、何を与えればよいのだ?」

「申し訳ありません、私もあまり詳しくなく……」

「そうか? では傲慢(プライド)。オマエはどう思う?」

「父上、私達に子はいませんので、誰に聞いても……強いて言えばラストでしょうか?」

 

 やっぱりいたらしい影の化け物が口を開く。

 こうしてみると、うん、家族だね。

 お父様に賢者の石がたくさん手に入って余裕ができたから、なのかもしれない。原作ではそこそこ尽きかけていた賢者の石が大量補充されたおかげで若返りまで果たし、他へ興味を向けるようになったお父様。

 これがパワーアップなのか説得の余地が増えたのかは知らないけど……。

 

「聞いた通りだ。ラストから何か褒美をやろう。他に何か、欲しいものはないか? ワタシは今とても気分が良い。クラクトハイト、オマエのおかげだ」

「欲しいもの……」

「そうだ。あるだろう、人間なら。巨万の富、地位、名誉。あらゆるものを与えられるぞ?」

「……まぁ、ないかな」

「……無い?」

 

 無い。

 欲しいもの。思いつかない。

 お父さんとお母さんを守る、というのが僕の決意だ。そのためにすべてをやってきた。そのために必要なものは僕にしか用意できない。まさかここでお父さんとお母さんを助けて欲しい、なんて言おうものなら国土錬成陣に対して理解があると思われかねないし。

 ……あれ、思われても良いんだっけ? まだだっけ?

 

「無いなら……仕方がないか。だが、欲しい物ができたらすぐに言え? 憤怒(ラース)か、傲慢(プライド)か……近くにいなければ嫉妬(エンヴィー)色欲(ラスト)……怠惰(スロウス)暴食(グラトニー)は……流石に無理だろうな」

「無理でしょうな」

「加えて、強欲(グリード)を見つけたとして、彼に言っても無駄ですよ」

 

 なんだこの親身さ。

 そんなに嬉しかったのか、3000万の賢者の石。これからもう3000万、さらにドラクマの推定総人口一億二千万が入る予定だけど、もしかしてそれってお父様にとってパラダイスか。

 

「あ、欲しいものと言えば」

「なんだ、やっぱりあるのではないか」

「昔の僕の罪を帳消しにしてほしいなって」

「罪? 犯罪か? 憤怒(ラース)、そのくらいすぐにでも消してやれ」

「お言葉ですが父よ、彼の経歴に前科はありませぬ」

「ム? では何の話だ?」

「あ、いや、だから」

 

 ──そもそも、僕に監視が来た理由。エンヴィーが来た理由。

 

 賢者の石の蓋。そのエネルギーを勝手に使った件について、だ。

 

「……言わなければ忘れていたよ、そんなことは。そして怒ってもいない。オマエが齎した3000万で十分に帳消しにしているとも」

「ああ、そうなんですか。それじゃあやっぱり欲しい物はないです」

「ふぅむ。……ふむ、ふぅむ。そうだ、オマエも永遠の命になる、というのはどうだ?」

「あんまり興味ないですね」

「これでもダメか。……まぁ、いい。欲しい物ができたらすぐに言うんだぞ。いいな?」

「はい。ありがとうございます」

 

 話はそれで終わりらしかった。

 手招きしてくるキング・ブラッドレイの方へ行って、最後にもう一度会釈だけして戻る。

 

 ……これ、クレタとドラクマの賢者の石取り込んだら、最終局面の若お父様──エドの生き写し、ホーエンハイムの生き写しお父様になるんじゃないの? 大丈夫? エド倒せる? コレ。

 

 

 

 帰路。

 

「無欲ここに極まれり、だな」

「そうですか? じゃあ大総統だったら何を欲しますか?」

「……私はあらゆるものを自由にできるところにいる。君とは違う」

「永遠の命も要らないと?」

「さて、どうだかな。欲しいと思ったことは一度もないが」

 

 キング・ブラッドレイ。ホムンクルス・ラース。

 

「地位も要らないのかね?」

「少将以上になると却って動きづらそうじゃないですか」

「家族の安全は? 君が最も大切にしているものだろう」

「脅かすというのなら敵対します。守ってもらうつもりはないです」

「はっはっは、潔いな。父やプライドの存在を知った上でその態度とは」

「その果てで守れずに僕が死し、お父さんとお母さんも死ぬというのなら、特に後悔はないので。僕が二人を守りたいだけですから」

「……それほど自由に生きられるというのに、自らレールを敷くか」

 

 二人に生きててほしいなら、准将権限使って二人を国外追放してるよ。この世界どこが安全かとかわからないけど、少なくともアメストリス以外は大体安全でしょ。ゴーストタウンになったアエルゴとかにアルドクラウドの住民丸ごと引っ越しさせる、くらいはしてると思う。

 でも僕の守りたいってそういうことじゃないからね。

 

「まぁ、生きていく内に欲しいものもできるだろう。権利を放棄しなかったのは賢明だ。その時になったら、自分ではどうしようもないものを欲することもあるだろうからな」

「あの時大総統の座、とか言ってたらどうなってたんですかね」

「ふっふっふ、私の前でそれを言うか。──なんだ、狙ってみるかね?」

「いえ、だから少将以上は要らないって言ってるでしょう。大総統なんて立場、絶対現場に行けないからお断りですよ」

 

 この人結構現場に出てくるけど。

 デビルズネスト壊滅させた時とか、ちょっと意味わかんなかったよね。突入チームのリーダーが大総統って誰か反対しなかったのかな。

 

「あ、パレードの代役が欲しいって言えばよかった」

「それは……流石の父も用意できないだろうな」

「ダメかぁ」

 

 ダメだった。

 その後、きっちり一週間セントラルに拘束されることとなる。手のひらドリルも良い所だ。何がパレードだよホントに。

 ……ただこれ、暁の王子のパレード感はあるなぁ、とか思ったり。アエルゴの代わり?

 

 

 *

 

 

 なお、セントラルに滞在するための部屋に匿名の誰かから知育玩具がたくさん送られてきたのはどうでもいい話である。

 馬鹿にされているのかな、って思った。

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