竜頭の錬金術師   作:ONE DICE TWENTY

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第七十八話 錬金術の基礎「豆腐ハウス」

 さて、彼らの行く末も気になることは気になるけれど、大問題の方を先に片付けてしまいたい。

 相変わらず中に入れてくれないプライドに一応挨拶をして、キンブリーと合流。なんだか懐かしい道筋を辿ってクセルクセスへ向かう。

 

「……一つ、お考えを聞かせてくださいませんか」

「え、珍しい。君がそういうことを僕に求めてくるのってアエルゴとか以来じゃない?」

「はい。自分でも珍しい行いをしている、という自覚があります」

 

 それはユースウェルに入ったくらいのタイミングだっただろうか。

 もう土地は荒野も良い所で、ここを抜けたら砂漠──そんな時の問いかけ。

 

「あなた達の計画。その全貌、全容を私は知りません。知りませんし、知りたいと思っていません。ただ」

「ただ?」

「ホムンクルス。人造人間を作った存在によってつくられた彼らは、()()()()の計画を快く思っているかどうかについて、です」

「思ってないんじゃない? 要らないって言われているようなものだし」

「即答ですか。流石ですね」

 

 僕とお父様が進めている計画に、人造人間(ホムンクルス)は要らない。

 なんでって錬金術を使えないから。この計画で必要なのは多かれ少なかれ思念エネルギーを発することのできる錬金術師であり、個々に長けた能力を持ったホムンクルスなど用無しも良い所だ。必要のない駒──ただ今雑用として使えるから、勝手に付き従ってくれるから、使っているだけ。

 勿論僕に従っているわけじゃないけど、今回グラトニーが人柱候補になり得たアームストロング中佐を飲み込んでしまったように、纏まりのない手足……煩わしくさえ思えるものになっている可能性もある。

 

 お父様の愛情が今誰に向かっているか、という話だ。

 自分か、それとも僕か。……僕自身はそう思っていないけれどね。アレは、虎視眈々とこっちを狙っている獣の目だ。フラスコの中の小人に気を許す、なんてことをして一夜にして自国を滅ぼすなんて結果を招いたら後悔の念で自決してしまいそうだし。

 なんて。

 

「君が聞きたいのは、現在味方であり、内情のほとんどを知っているホムンクルス達が敵に回る可能性のことだろう?」

「ええ、まぁ。目に見えて裏切ることがわかっているような相手をどうして放置しているのか、と。少将らしくない……というのは、私の幻想が入り込み過ぎているようにも感じますが」

「いいや、その通りだよ。ホムンクルス達は暗殺に長けている。それがこちらに牙を剥くとわかっていて放置しているなんて僕らしくない。それはその通りだ。でも、こう考えてみて欲しい」

 

 一拍置く。

 

「彼らは()()()()()()()()なんだよ。自律でもいいけど」

「はあ。それが何か?」

「そうだな、たとえば君が国土錬成陣なりなんなりを作るとして、記号自らが動き回るとなったら、どういう行動を取るだろう」

「排除しますね。すぐに。……できない、あるいはしたくないのであれば……それが利用できる陣に組み替える?」

 

 錬成陣は基本的に固定されているものだ。サンチェゴのように常時変動するものは稀オブ稀で、固定されているからこそ安定した錬成が行える。流動する錬成陣なんて常人には扱えたものじゃあない。

 だけど、常人でないのなら。

 たとえば想像力が桁外れな──何百年に渡り、「自分の思う通りの国を作る」なんて遠回りを成し遂げた存在であるのなら。フラスコの中に取り出された脳さえないナニカでありながら、人間を誘惑し、時間をかけてでも身体を手に入れるような組み立てのできる存在であるならば。

 

「自身の意図しない動きをし続ける記号から意味を汲み取って錬成を行い続ける。それができる存在であれば、成程、自走する賢者の石、というのは有用だ。何せ作りようが……いえ」

「うん?」

「作っていましたよね、確かリビンゴイドという名の、自走する賢者の石」

「そうだね。──そうだ。リビンゴイドはホムンクルスからその部分だけを抽出した劣化品さ」

「であれば、やはりわかりません。裏切らないリビンゴイドはともかく、裏切りの確定したホムンクルスを生かしている理由が」

「ああ、それはさっき言った事だよ。だから、ホムンクルスは絶対に裏切る。こっちの命令に従わない。必ず意図しない動きをしてくれる。リビンゴイドにはそれができない。一体……いや、二体作ることには成功したけど、かなりの時間がかかった。何百、何千というリビンゴイドを運用するにあたって、意図しない動きをしてくれるよう今から教育するには時間が足りなくてね」

 

 だから、リサイクルだ。

 スロウスだけはどうかわからないけど、他の奴らは同族殺しや人間の思い上がりをこれでもかって程に嫌うからね。

 それこそが僕たちの求めているもの。

 

 裏切ってくれないと困るんだよ。裏切らせるために野放しにしているんだ。

 

「……それは」

「勿論、君もだよ、キンブリー大佐」

「やはりですか。成程、貴方が部下の洗脳などをしない理由はそれでしたか。全てが予想通りでは困ると──しかし、よろしいのですか? これを聞いた私は、貴方に素直に従うかもしれませんよ」

「それで困ることある?」

 

 キョトンとするキンブリー。

 そして、またもや珍しく口を尖らせる、なんておちゃめな面を見せた。僕に見せられてもね。

 

「裏切ったら許さない。内通していたら許さない。でも、裏切るかどうか微妙なラインの奴は泳がしておく方が益になる。昔からそうだったでしょ。君のいなかったイシュヴァール戦役でもそうだったし、合流してからも同じだった。僕はいつだって裏切るまでは自由を束縛する気はないんだよ」

 

 自由(そこ)を縛るくらいなら、キメラ・トランジスタなりなんなりの機械を使った方がいいし。

 せっかく自由があるんだから自由に動いてもらわないと。

 

「つまらないことに時間を取らせました。申し訳ありません」

「話のタネはあるに越したことはないから、全然いいよ。これからまた砂漠横断旅行なワケだし」

「そうですか。しかし、話のタネと言われると困りますね。これ以外に聞きたいことも話すことも……ない、ですね。ふむ、存外私はつまらない人間のようです」

「それを言ったら僕も同じだよ。面白い人間の方が少ないんじゃない? あ、でもマルコー大佐とかマスタング大佐とかは面白い人間なんじゃないかな。だって彼ら、あらゆることに一喜一憂してて、思い出多そうだし」

「どちらも胃を痛めそうな性格をしている、と聞こえました」

「そう言ったんだよ」

 

 僕もキンブリーも些事を気にしないから、話のタネなんか出るはずもない。

 だからやっぱり無言でのクセルクセス行き。ああほら、無言で一緒にいても苦じゃない関係みたいな。良く言うと、って便利な言葉だよね。

 

 

 

 

 そうしてやって来たクセルクセス遺跡。

 ──何にもない。

 

「いやぁ、ここに砂上の楼閣、もといしっかりとした文化を感じられる貴重な遺跡群があったのになぁ。どこいっちゃったんだろうなぁ」

「口笛でも吹いたら満足ですか?」

「実際やり過ぎではあったよね」

「まぁ、不完全燃焼というものは怖いものだ、という教えになったでしょう」

「君が言うと違う意味に聞こえるなぁ」

 

 不完全燃焼からの爆破でドーンとか。

 怖い怖い。

 

「じゃあ分担作業で。やり方は頭に入ってるよね?」

「この程度の単調な作業も覚えられないと思われていたとは、長年の付き合いという名の信頼に罅が入りましたよ今」

「じゃあ後で錬成して直しておいて」

 

 別れる。

 なんせ広大だ。誰もいない砂漠で二人、コツコツと錬成陣を刻んでいく。

 

 誰もいない。

 ……はず、だったんだけど。

 

「……」

「……」

 

 ふむ。三人が三人、ってことはないんじゃないかなぁ。皇子と娘はコメディな感じになることはあったけれど、小さいお爺さんは基本シリアスだったはずだし。

 これは罠だね。気にせず作業を続行しよう。

 

「……」

 

 あ、目が合ったね。気にせず作業を続行しよう。賢者の石があるとはいえ、脱水症状とか怖いからね。適度に水分補給もしよう。見せつけるように水筒から水をごくごく飲んで、携帯食料も美味しそうに食べて。

 

「恵んでくレ!!!!!」

「うわぁ、ドストレートに来るんだ」

「今目が合っただろう!! これも何かの縁だと思っテ!!」

「もしかして、シンからアメストリスに渡ろうと思って、だけどクセルクセス遺跡で補給なりなんなりをする予定で来てみたらクセルクセス遺跡が無くなってて色々な計画が崩れた密入国者だったりする? 僕アメストリス国軍少将なんだけど」

「まだ密入国はしていないから恵んでくレ!!」

 

 熱量。

 そんだけ元気なら一回自国戻ったりできるでしょ。ヤオ家の矜持的にはアレなのかもしれないけどさ。

 

 そう。

 糸目の青年と、まだ死んだふりしてる少女に、小さいお爺さん。

 ヤオ家一行がそこにいたのである。

 

 

 

 夕刻。

 携帯食料の一部と水を恵んで、上げた分働いてもらっての、キンブリーとの合流。

 さしものキンブリーもこっちの人数が増えていることには面食らったようで、とりあえず寡黙モードにある。

 

「改めて。俺はシンの──」

「ああいや、要らない要らない。正式な入国手続き踏んでくれてるならともかく、ここで僕らに遭うのはそっちにとって不都合しかないでしょ。僕としても君達をしょっ引かなきゃいけないんだけど、僕は憲兵じゃないからね。偉いんだ、通報するだけでいい。そしてここには通報する場所がないから、何もしなくていい。よってここで出会った僕らは互いに互いの身分を知らない、ということにしておくのが一番丸いとそう思わないかい?」

 

 自分から国軍少将とか言っておいてなんだけど。

 砂漠で出会った二人と三人、の方が絶対良い。なんなら僕とキンブリーも正式な命令とかがあってここにいるわけじゃないし。お父様からキング・ブラッドレイに伝達が行ってるかどうかはお父様の気分次第なところあるし。

 

「しかし、それでハ水と食料の恩が返せなイ」

「砂漠なんだ、困っていたらお互い様でいいじゃないか。もし次僕が砂漠で遭難していたら助けてくれよ。それじゃダメかな」

 

 どの口が何を吐いているんだ、という目をしているキンブリーを横目に、あまりにも良い人然とした言葉を展開する。

 

「……わかっタ。この件は心臓に刻む。たとえいつ、どのような場合であろうと、俺達は必ずアンタに恩を返す」

「言い方、ちょっと物騒じゃない? なに、アメストリスに戦争でもしに行くつもりだったの?」

「……」

「そこで黙るのは得策じゃないなぁ」

 

 流石に違うと思うけど、不老不死の法を手に入れにきた、ってわけでもなさそうなのが引っかかる。

 ので、さっきからずっと黙っている老人に目を向ける。

 

「……若。この者達を信頼できないのはわかりますが、このままでは敵対関係になってしまうものかト」

「いや! それは……わかっていル。だが、そうだな、なんと説明したものカ……」

「君達のおかげで作業が捗ったから、最終チェックだけして僕らは明日にでも帰る。それまでに話す言葉を決めておいて欲しいかな。君達をシン国から密入国しようとしているテロリストとして国に通報するかどうかの瀬戸際であることは気に留めておいてね」

「……その、だナ。あなた達は……竜頭の錬金術師、という存在を知っているだろうカ」

「知ってるけど、会ったこと無いんだよね。会ってみたいとは思ってるんだけど」

 

 詰まりもしない即答。

 そっちね。はいはい。

 

「……その……竜頭の錬金術師は、隣国を滅ぼし、今もなお国外へ向けて何かを画策している……ト、聞いていル」

「へぇ、誰から? 僕の立場でもそんなこと知らないんだけど」

「風の噂ダ」

「無理があるよ。シンのスパイがいるのか。流石にそれは無視できないかな」

「少将。あまり遊ばないで頂きたい。わざわざ彼らの話の腰を折るような事ばかりを言って、私の睡眠時間を削るおつもりですか?」

「ああ、ごめんごめん。大佐、先に寝てていいよ」

 

 ピク、と眉を動かしたのは小さいお爺さん……フー爺さんだ。

 僕らが名前を呼ばないことにすぐに気付いてくれたらしい。そして、自然体で臨戦態勢に入る。

 物騒だなぁ。

 

「それで、竜頭の錬金術師がどうしたって?」

「……皇帝より、戦力調査を言い渡されタ。その力の矛先がシンに向かないかどうか──その調査ヲ」

「いっぱいいるとはいえ、皇子に?」

「……何故それ知っていル?」

「これでも博識でね。そっちの女の子がつけてる面で家柄もわかったよ。ヤオ家でしょ」

「シンに詳しいのカ?」

「錬丹術を扱える程度には」

 

 僕の足元で。

 ガチャン、という音がする。ちなみにキンブリーはもう離れている。さっきの言葉の意味をちゃんと理解してくれたらしい。

 

「若!」

「若様!」

「……その、特有の音ハ」

「ああこれ、結構有名になってるんだ。それじゃ、どうしよっか。──戦力調査、していく?」

 

 していくのなら、容赦はしないけど。

 そう言外に零して。

 

 ヤオ家皇子の返答は──。

 

「いや、さっきも言った通リ、戦争をするつもりはなイ! むしろ逆ダ。先日皇帝は──アメストリスに完全降伏することを宣言しタ。そちらの大総統が出した通告に屈しタ!」

 

 大総統が出した通告。

 ……知らないなぁ。あのさ、報連相ってあるじゃん。僕も大概秘密主義者だけど、一応軍って組織なんだよね。少将なんだよね僕。

 

 まぁ口ぶりから察するに「こちらは戦争の準備がある」みたいなのを出したんだろうけど。

 どれもこれもプライドのせい感は否めない。お父様に会いに行けていたらこんなディスコミュニケーション起きなかったのに。

 

「降伏するつもりなのに、戦力調査?」

「……その、気を悪くしないでほしイ。それを始めに言っておきたイ」

「ああうん、僕も大人だからね。公私混同はしないよ」

「竜頭の錬金術師の思惑とアメストリスの方針は別である──ト、シンの錬丹術師のほぼ全員が予見を出しタ。だからこそ、その真意がどこにあるか知りたかっタ」

 

 ……シンの錬丹術師の、ほぼすべて。

 それは多分、僕なんかより遥かに長けた錬丹術を使い、大地の流れも当然のように読める集団、ということか。

 

 成程。

 なるほどね。

 これまでの所業。一か月旅行。その全てにおける"仕込み"が大地の流れに何らかの作用をしていたのなら……ははあ、達人にはわかってしまうわけだ。

 アメストリスの言っていることと違うぞ、と。

 ああ、ああ、いつか考察したことだったね。アエルゴの国境線沿いに作った局所洗掘錬成が大地の流れに悪影響を及ぼすのではないか、みたいな話。

 

 やっぱりわかるんだ。

 それで、成程。メイ・チャンは一か月前にアメストリス入りしてたから、皇帝の降伏宣言を聞いていないと。

 

 危険因子だな、シン。

 

「どうだった? アメストリスと僕は、果たして全く違う方向を向いているだろうか。そう見えるだろうか」

「わからなイ。行き倒れを救ってくれる善意があると知れただけ僥倖ダ。だが、真意ハ」

「なら、恩返しをしてほしいな」

 

 無作用錬成陣を展開する。

 身構える三人に、できるだけ悪役な感じを演出しながら言い放つ。昔の演技下手な僕とは違うんだよ。

 

「僕はもう外国に興味がない。というか僕がやっているのは国防なんだよ、ヤオ家の人間。アエルゴを滅ぼしたのはアメストリス国内の民族に反乱の扇動をしていたからだ。クレタを滅ぼしたのは滅んだアエルゴの火事場泥棒をしようとしていたからだ。ドラクマは言うまでもないけど、ずっと昔からアメストリスにちょっかいをかけてきていたからだ。これら三つが滅んだ今、僕の目は国内に向いている」

「……ここにいるのハ?」

「君達対策だよ。シンが攻めてきた場合の保険を仕込んでいた。君達が手伝ったのもそれさ。──さぁ、どうかな。どうだろう。恩返しを期待しているんだけど」

 

 鎖を地面から出して、それに手を合わせて顎を乗せて。

 ゲンドウスタイル……!

 

「竜頭の錬金術師に戦争の意思無しと、持ち帰れ、ト」

「そう。行き倒れに水と飯を恵んだ恩返しに、真実を伝えに帰ればいい。これほど素晴らしいことがあるかい?」

「……わかっタ。それで手を打つ」

「聞き分けが良くて助かるよ。──当然だけど、そちらの降伏宣言が嘘なら、僕は国軍少将としてシンを滅ぼすよ」

「わかっていル。……フー、ランファン。帰るゾ」

「はっ」

 

 踵を返すリン・ヤオとランファン。

 けれど、一向に臨戦態勢を崩そうとしないフー爺さんが、ずっと僕を睨みつけている。

 

「ん、ああ、これか」

 

 無作用錬成陣を消す。

 ……あれ、これでもない?

 

「お主……人間、カ?」

「いいの? 主が帰る、って言ってるのにそれに背いちゃって」

「聞き出す価値があると判断しタ。……その氣は、なんダ」

 

 ふむ。

 まぁ、ヘンな気を起こさせないためのアピール、というのも大事か。

 

 背中の傷から賢石をどろりと出す。賢石纏成──完全な形で出すのは久しぶりだね。

 

「……ッ!」

「強い装備と強いアイテムで自分を着飾っているだけの、ちっぽけなただの人間だよ。見ての通りね」

 

 纏ったのも一瞬。

 全部しまい込んで、手を振る。

 

「賢い判断を期待しているよ、シンの人間」

「……」

 

 無言で、臨戦態勢を解かずにリン・ヤオの方へ走り去っていくフー爺さん。

 おかげで彼らの姿が砂塵の向こうに消え去るまで僕はゲンドウスタイルを維持し続けなければならなくなった。

 

 ようやく氣も消えて、溜息。

 

「少将。あなた、演技が下手なのは子供のころから変わりませんね」

「え、上手くできてたでしょ」

「わざとらしすぎます。なんですかあのポーズ。何に使う鎖ですか」

「演出だよ演出。キンブリーだって良い音聞くためには演出頑張るでしょ? 僕の場合それが錬成反応の光とか鎖ってだけで」

「やり方が下手だと言っています。……はぁ、まったく、茶番が過ぎる。私が代わります、と言えば良かったくらいですよ」

「爆破しかできないクセに何言ってんだか……」

「……」

「……」

 

 以下、不毛なので記載せず。

 

 簡易的な石の家を作って就寝後、次の日に最終チェックを行って僕らは帰るのだった。

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