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「グロック・フォルツ少尉。来週付けで日本 東京支部へ異動せよ」
「…は?」
グロックは日本 東京支部へ異動と聞いた途端、怒りが登ってきた
そして隣にいるソーコムも聞いた途端、驚いた表情でグロックに目線を向けた
それもそのはず、クレイモアの支部で最も環境が整っておらず、隊員の訓練や生活、食事までまともに出来ないと言われており、クレイモアの支部で最悪とも呼ばれる支部だからである
「まず、聞きたいことがあります司令…何故俺が東京に行かなければならないのでしょうか…具体的に理由を教えてください」
「私もです司令官。これ程の練度を持った隊員を何故東京に送るのですか」
グロックとソーコムはアレキサンダーに説明を求めた
「とにかく落ち着け2人とも。私も聞いた時は猛反対だった。だが東京支部の司令官が送ってきた動画と本部からの説明を聞いたら確かに少尉にしか頼めない内容だった」
「…動画を聞かせて貰ってもよろしいでしょうか」
グロックはアレキサンダーが言った動画の内容が気になり、見させてもらおうとした
「あぁ。構わんよ」
「それでは失礼します」
「自分も」
グロックとソーコムがアレキサンダーに向いていたノートパソコンを自分達の方向に向け、動画を再生した
再生し始めると1人の黒髪の女性が現れた
『本部の皆さん、はじめまして。私は東京支部司令官の飛鳥馬 零です』
聞きなれない日本語が動画から聞こえてきた
『私が今回、動画を送らせて貰ったのは本部から支援及び新しい司令官が直ちに必要だからです』
この動画から訴えたいことが伝わってきた
政府の弾薬輸入の規制強化で弾薬が買えず、弾薬庫に弾薬が無い、最新鋭の20式も少数あるが、基本的な主力は半世紀以上前に採用された64式小銃で、自衛隊で廃棄される物を買い取り利用しており、供給よりも廃棄予定の物が出るスピードの方が早く、銃の供給不足
そしてなりより強く訴えられたのが
『政府を、この腐り果てた政府を変えて欲しい!!』
政府の改革だった
2人は何故政府の改革をクレイモアでやらなければいけないのかが疑問に思った。だが次の言葉で全て理解した
『今、東京市部…いえ、全ての日本支部がこのような状態になっているのは全て政府、内閣の仕業です!!前の内閣は日本のクレイモア設置に積極的で資金や弾薬、銃の供給の支援や規制の緩和など、支援を貰っていました。ですが!!今の内閣はその支援を全て断ち切り、逆に規制も前の規制よりも厳しくし、クレイモアを日本から追い出そうとしています。そして日本本部からの噂によると今の内閣は秘密裏に賄賂で汚職していると噂も流れています。今の政府は日本ではテロが発生しない。警察で十分と慢心しています。銃器規制をもっと厳しくし、根本から無くそうとしていますが意味があまりありません。私達で政府を変えるのは無茶な事というのは十分に理解しています。ですが!支援及び司令官をして頂きたいのです!!どうか!!お願いします!!』プツッ
「…」
「…」
2人は予想していたよりも酷い惨状で言葉も出なかった
「ビデオで見た通り、東京及び日本支部は崩壊の危機だ。頼めるか」
「…分かりました」
グロックは今回の任務を引き受けた
「助かる。期間は1年だ。これからの東京の治安の為の重要な任務だ。よろしく頼む」
「了解。出発は何時ですか?」
「3日後だ。在日米軍として入国する予定だ。それまでに準備しておけ」
「分かりました。それでは失礼します」
「失礼します」
2人は執務室を後にした
翌日
グロックは自分が隊長の部隊、第二即応機動連隊の隊員を集めた
「今回みんなを集めた理由は俺が明後日に東京に異動になったからだ」
隊員は東京と聞くと騒ぎ始めた
何故隊長が東京なんかに やら 司令は何を考えているんだ やら当然のように批判の声が上がった
「落ち着け。今回東京に行く理由は東京支部の司令官として東京支部の建て直しの為に行くんだ。同じ組織の仲間として捨てられない」
隊員は説明を聞くと納得したかのように静まった
「理解してくれたのかな。そしてコルト副隊長」
「は、はい!」
「第二即連隊を頼んだ」
グロックは副隊長のコルト・ジョンソンに隊長を託した
「伝えたいのはそれだけだ。それでは解散」
第二即連隊はグロックの命令でその場から解散した
夜、グロックとソーコムは2人で現在の内閣を軽く調べた
「…これは酷い…」
「ネットでも史上最悪の内閣って記事多いなぁ。特に田中総理大臣の記事が…」
2人が軽く調べただけでも 自分身勝手の政治家の集まり や 歴代内閣で支持率最悪 など悪評しかない記事が沢山出てきた
「…今回は人肌脱ぎますか…あの内閣は叩きのめす」ギラッ
「ッ…」
ソーコムは背筋がゾッとした。右眼の眼力だけでも本気と伝わってきた
「…たく、お前の眼力はいつ見ても怖ぇよ…」
「フフッ そうですかい」
「でも、東京の建て直し、お前ならできるさ……やって見せろよグロック!!」
「あ、それ知っとる…なんとでもなるはずだ!!ってやつだr」
「ガンダムだと!!」
ならない言葉をもう一度描いて〜
「「「ん?」」」
2人しか居ないはずの部屋で3人目の声が聞こえてきた
後ろを振り返ると
「って副長!!何で!!」
副長のコルトが座っていた
「いやぁ〜マフティー構文が聞こえてきて乱入しちゃいました」
コルトは第二即連隊1のオタクである
数分後
「おし。そろそろ寝るからまた明日な」
「おう。そうやな」
「はい。おやすみなさい隊長」
三人は解散し、睡眠に入るのであった…
次回は 日本上陸 ですお楽しみください