魔法少女リリカルなのは~三王現代記~   作:Dr.クロ

16 / 50
残り6つとなったジュエルシード、それらを回収しようとした時、1つの事件の終わりが近づく。


第十三話~迫る暴風、伝説へと向かおうとする者~

ジュエルシードも残り6個となった。

 

ただ、その6個が見つけるのに手間取っていた。

色々と索敵しているが都市や山を見ているが全然見つからなかった。

 

その間なのは達は自分達の学業に専念したり、ブレーク達は報告が来るまで休息を取っていた。

 

ブレーク「クソッ、見つからないな」

 

アルフ「まぁまぁ、そう焦らない方が良いと思うよ」

 

メモリを確認しながらぼやくブレークにプールに浸かったキマイラ状態のアルフがふんにゃりしながらそう言う。

 

ブレーク「それもそうだが…」

 

リッド「当事者であるフェイトじゃなく君が焦ったらダメだろ?」

 

クラウス「リッドの言う通りだぞブレーク。見つかったら報告するってクロノも言っていただろ?」

 

顔を顰めるブレークをリッドが宥め、クラウスも肩を叩いてそう言う。

 

ブレーク「…悪い、ちょっとなくなってるメモリの残りを見てな…」

 

アルフ「どんなメモリがなくなってるんだい?」

 

2人の言葉に落ち着いたのか謝ってそう言うブレークへアルフは聞く。

 

ちなみに管理局が来てから回収したジュエルシードは全部理由を付けてプレシアへと送っている。

 

ブレーク「サイクロンとカマイタチとそして…エターナルメモリだ」

 

フェイト「エターナル?」

 

アルフ「えっと…永遠だっけ?」

 

ブレークの言った最後のにフェイトとアルフは呟く。

 

リッド「それにしても…前者2つは風関連か…」

 

ブレーク「あの二つが組み合わさったら色々とヤバイ」

 

アルフ「そんなになのかい?」

 

リッドの呟きの後に腕を組んで言うブレークにアルフは聞くとブレークは重く頷く。

 

エイミィ『皆!残りのジュエルシード全部見つかったよ!しかも6個とも1か所にだよ!』

 

そこに慌てた様子でエイミィが通信を繋げて来る。

 

ブレーク「…まさか…」

 

その様子から予想を立てた後にエイミィからユーノ達が先行して行ってると聞いてすぐさま合流の為に転移する。

 

海鳴市~アースラ・ブリッジ~

 

ブレーク「おいおいこれは…」

 

アースラについて画面に展開されたのにブレークは思わず漏らす。

 

画面には戦うなのは達が見えるのだが、その戦う相手が問題である。

 

場所は海上で4人が戦っているのは海から水をまき上げた6つの竜巻であった。

 

しかも時たま斬撃を放ってくる。

 

ブレーク「やはり思ったとおりか」

 

クロノ「む?ブレーク、もしや今起きてるのか分かってるのか?」

 

自分の予想が当たったのか漏らすブレークにクロノが問う。

 

ブレーク「恐らく二つのメモリの力だ」

 

リッド「そうなると…サイクロンとカマイタチか」

 

なんとも言えない顔で言うリッドにブレークも同意する。

 

クロノ「とにかくなのは達と合流しよう!あのままでは次元震が起きかねん!」

 

クラウス「確かにな」

 

グラシス《まったく、これでめんどくさいのが収まって欲しいもんだな》

 

カイベル《それは厄介なめんどくさいが起こるフラグだと思いますよ》

 

クロノの号令と共にブレーク達はなのは達の所へ向かう。

 

海鳴市~海上空~

 

ユーノ「これはやばいな…」

 

カマイタチを避けながらユーノはデバイスで調べて出て来た結果に顔を顰める。

 

ユーノが使っているのはスクラッシュと言うブレーク特製のユーノ専用のストレージデバイスでこの先でもユーノの発掘の際に役立つのだがそれは後の事である。

 

形状はデジモンアドベンチャーVテイマー01 に出たデジヴァイス01を緑色に染めたので空中にパネルを展開してそこに映像や分析の結果を映し出す事も出来る様になっている

 

それで竜巻を分析した結果、メモリのもあってドラゴンドーパントの時の様な次元震が起こる可能性が出る事が分かった。

 

ブレーク「来るぞ!あの斬撃は絶対避けろ!喰らったら最期、胴体を真っ二つにされるぞ!」

 

アリサ「マジで!」

 

すずか「ホントにあぶなかったんだね;」

 

そこにブレーク達が合流し、ブレークの忠告にアリサは叫び、すずかもゾッとしながらそう洩らす。

 

ブレーク「あんなふうにな…」

 

そう言って一同が見た先では飛んで行ったカマイタチの1つがビルをあっさり両断する所であった。

 

なのは「ほ、ホントに危ないの!!」

 

フェイト「う、うん」

 

その光景になのはとフェイトは顔を青くしながら避ける。

 

エンシェント《もしアレを喰らったらフェ/イトさんとかになりそうですね;》

 

アルフ「えげつない冗談は止めてくれないかい!」

 

グラシス《彼女の言う通りだぞエンシェント!》

 

思わずそう言うエンシェントにアルフとグラシスはそう言う。

 

ユーノ「それでどうしますブレークさん?接近は難しいですよ」

 

ブレーク「ん~よし、竜巻には竜巻だ」

 

そう言うブレークになのは達は首を傾げる中でブレークはそれをする。

 

エンシェントクロイツ《エレメント・セットアップ!》

 

音声の後にブレークは七色の光に包まれた後に光が弾け飛ぶとブレークの服がローブを纏った絵本の物語に出る魔法使いな格好になる。

 

Eブレーク「メモリ魔導師エレメント、さぁ属性たちと舞い踊れ!」

 

決め台詞の後にEブレークは海上スレスレを飛ぶ。

 

Eブレーク「はぁっ!」

 

そして同じ竜巻を作り出すとEブレークはジュエルシードで発生した竜巻へと放つ。

 

エンシェント《なるほど、打ち消しあわせるんですね》

 

竜巻を放ち続けるブレークの意図にエンシェントは納得する。

 

しかも逆回転で作り上げているので相対しあうのはぐんと上がる。

放ち続けた結果回転しつづける竜巻の中に固まった6つのジュエルシードを見つける。

 

Eブレーク「見つけたぞ!」

 

その言葉と共になのはとフェイトは構える。

 

なのは「ジュエルシード!」

 

フェイト「封印!!」

 

その言葉と共にレイジングハートとバルディッシュから放たれたのは見事6つのジュエルシードへ命中し、ジュエルシードは一緒になっていたガイアメモリを落としてその場に封印された状態で浮遊する。

 

Eブレーク「うぉっと、危ない危ない」

 

落ちて行く2つのガイアメモリを完全に海に落ちる前に拾うとEブレークはガイアメモリを見る。

予想通り、サイクロンメモリとカマイタチメモリだった。

 

Eブレーク「(コレで残りは…エターナルだけか)」

 

クロノ「後は回収する…!全員緊急回避!!」

 

それを見た後に仕舞うEブレークだったがジュエルシードを回収しようとしたクロノの突如の指示に誰もが慌ててジュエルシード周辺から離れると紫の雷が辺りに落ちまくる。

 

誰もがいきなりの事で驚く中でジュエルシードが雷によってどこかに飛ばされる。

 

なのは「ジュエルシードが?!」

 

Eブレーク「この魔力は…まさか?!」

 

エイミィ『皆大丈夫!?あれ?こんな時に通信…!?プレシア・テスタロッサから!?』

 

それに誰もが驚く中で安否を聞いた後に驚いて漏らすエイミィに誰もが見る。

 

リンディ『皆戻って来て!先ほどのでキャッチして武装隊員を送ったけどもしもの為にアースラで待機していて』

 

クロノ「分かりました!と言う訳で皆、一旦アースラに戻ろう」

 

リンディの指示にクロノは頷いた後に一同はアースラへ戻る。

 

Eブレーク「(武装隊員だと…マズイ!)」

 

それにEブレークは焦るが彼女を知ってるのはプレシア以外では自分だけなので言ったら言ったらで怪しまれるのは確実、見つからない事を祈りながらアースラに戻るとプレシアとの通信は開かれていた。

 

リンディ「プレシア・テスタロッサ、色々と訳を聞きたいわ。なぜいきなり横取りの様な事をしたのかに」

 

真剣な顔で問うリンディへプレシアは無言を通す。

 

ブレーク「(プレシア…)」

 

武装隊員『いたぞ!プレシア・テスタロッサだ!』

 

無言を通すプレシアにブレークは何をする気だと考えてると画面外から武装隊員の声が聞こえて来る。

 

それと共に展開された別画面で何か、ブレークには見覚えのあるアリシアの入ったポッドを前に立つプレシアへ構える武装隊員達が映る。

 

プレシア『悪いけれど…伊達に大魔導師は名乗ってないわ!!』

 

武装隊員『ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?』

 

その言葉と共に強い瞳で睨んだプレシアから放たれた紫の雷は一瞬で武装隊員達を地面に倒れ伏してしまう。

 

リンディ「!急いで転移を!」

 

驚いたリンディだったがすぐさま指示を出すと共に武装隊員達は消えて行く。

 

アリサ「あの人の後ろにあるの何?」

 

ブレーク「あれは…」

 

気づいたアリサの言葉の後にブレークが考える中でフェイトが前に出る。

 

フェイト「母さん」

 

プレシア『フェイト…いままでありがとう…こんな愚かな母親の為に頑張ってくれて』

 

いきなりの言葉にフェイトが驚く中で続けざまの言葉に目を開く。

 

プレシア『フェイト、実はね。あなたは私が直接産んだ子じゃないの?』

 

フェイト「え?」

 

クロノ「どう言う事だ?」

 

プレシアから出た言葉にブレークとエンシェント以外の誰もが驚く。

特にフェイトは目を見開く中でのクロノの問いにプレシアは画面を動かす。

 

なのは「え?」

 

ユーノ「あれは…」

 

オリヴィエ「フェイトがもう1人?」

 

そして映し出された人物に誰もが驚く。

 

そこにいたのはブレークの考えてた通り、アリシアのポットであった。

 

アリサ「ちょちょちょ!どう言う事!?」

 

プレシア『……この子はアリシア、フェイトの姉で私の実の子。だけど事故で死んでしまって…あなたはこの子の遺伝子を元に誕生させたの』

 

クロノ「成程…だから同じ姿なのか!」

 

驚いて聞くアリサにプレシアは言い、クロノは前気になって調べた中でフェイトの名前ではなくアリシアと言う名前だったのかと言う疑問が解ける。

 

すずか「なら、フェイトちゃんにジュエルシードを集めさせたのは…」

 

クラウス「…彼女を生き返らせる為か!」

 

プレシア『そうよ。だけどジュエルシードだけじゃ無理。だから私はアルハザードへ行くわ!』

 

オリヴィエ「アルハザード!?それは伝説上の世界ではありませんか!」

 

ブレーク「確か聞いた話じゃあそこには時を操り、死者さえも蘇らせる秘術があるらしいが…信じてるのかよプレシア」

 

出て来た言葉にオリヴィエは驚き、ブレークは呆れながら聞く。

 

プレシア『そうよ。だけど分からないからこそ、私だけで行く。だからフェイト、ごめんなさいね。今まで冷たくして』

 

そう最後に謝るのを最後に通信を切る。

それと共に次元震が発生したと言う報告が来る。

 

ブレーク「たくよ…行くぜお前等!あの話を最後まで聞かねえバカを止めるぞ」

 

クラウス「ああ、やはり1回殴らないといけないみたいだからな」

 

頭を掻いた後にそう言うブレークにクラウスを筆頭に誰もが頷くのを見た後にブレークはフェイトを見る。

 

ブレーク「んで?フェイトはどうする?」

 

フェイト「……勿論行くよ。私は母さんと行きたい」

 

思いを強く秘めた瞳で答えるフェイトを見てブレークは笑った後に時の庭園へ向かう。

 

その途中でエイミィがプロジェクトFことプロジェクトF.A.T.E.のことを説明する。

 

プロジェクトFは人造生命の研究で細胞があればその人のクローンを作り出す事が出来るとの事

先ほどのプレシアの言葉通りならフェイトはそんなアリシアの細胞から生まれたのだろう。

 

ブレーク「にしてもそんな技術、非人道的でもあるんじゃないのか?」

 

クロノ「ま、そうだろうな…ただ、それだけ空いた心の隙間を埋めたい人がいるのだろう…ある意味気持ちだけなら僕は分かるな」

 

向かいながらそう洩らすブレークにクロノはそう答える。

 

ブレーク「…まぁ確かにな…」

 

それにブレークはリバイバルメモリを取り出し見つめながら呟く

 

クロノ「……ブレーク、もしもだ。もしもアリシア・テスタロッサを生き返らせる力を持ってるとしたら、僕はそれで収まるなら何も言わない。職員としてはダメだろうが一個人としては彼女を、プレシア・テスタロッサを止めたい。人を失う悲しみはもう懲り懲りだ」

 

ブレーク「もちろんだ、大切な人を失うほど悲しいものは無いからな」

 

クロノの言葉にブレークは深く頷いてゼロメモリを取り出す。

 

ブレーク「変身」

 

ゼロ!

 

そしてメモリナイトZEROに変身する。

 

ユーノ「変身!」

 

フレアメタル!ジョーカー!エクストリーム!!

 

それを見たユーノもフレアメタルジョーカーエクストリームになる。

 

ZERO「行くぞ!」

 

その号令と共に一同は時の庭園へ向かう。

 

ジュエルシードの事件も終わりが近い。




次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第十四話

~恐ろしき永遠・永遠VS虚無!前編~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。