それはある日のことだった
海鳴市~図書館~
ブレーク「此処が図書館か…」
すずか「はい、此処が海鳴にある図書館です」
ブレークはメモリのアイデアを探しにすずかに案内されて図書館に訪れていた
本の多さにほうとブレークは声を漏らす。
これだけあれば新しいメモリのアイディアは見つかるだろうなと思った。
すずか「それじゃあ私も探してるのがあるので」
ブレーク「あぁ、案内ありがとな。すずか」
そう言って別れるすずかに礼を述べた後にブレークはやりますかと手をパンとした後に手短な本から取って読んでいく。
数十分後…
ブレークは数十冊目のを読み終えてふいーと休憩の為に息を付く。
ブレーク「メモリの参考になるのがいろいろとあったな」
肩をパキポキと鳴らした後にうーんと腕を伸ばして背伸びした後にふと、ある光景が目に入った。
???「うーん、うーん」
車いすに座った少女が必死に手を伸ばして本を取ろうとしており、下手すればこけてしまいそうであった。
それにブレークは立ち上がって近寄った後に車椅子の少女が取ろうとしていた本を代わりに取る。
少女「ふえ?」
ブレーク「これ、取りたかったんだろ?」
目をパチクリする少女へブレークは本を差し出す。
少女「あ、ありがとうな~ほんま高い所のを取るには不便やわ~」
ブレーク「お前、足怪我しているのか?」
本を受け取って礼を言う少女の足を見てブレークは聞く。
少女「うーん、怪我と言うより何時からか足が不自由になってな…これがないと十分に動けないんや」
すずか「あれ?はやてちゃん。来てたんだ」
頬をポリポリ掻いて少女が苦笑してるとすずかが来て少女に親しげに話しかける。
少女「あ、すずかちゃん来てたんやな~」
ブレーク「はやて?それがお前の名前か」
すずかに気づいた少女へ出て来た名前にブレークは聞く。
少女→はやて「そやで~私は八神はやてって言います。よろしゅうな~」
ブレーク「俺はブレーク。よろしくなはやて」
名乗るはやてにブレークも名乗って返す。
はやて「(ブレーク?はて?どこかで聞いた様な?)」
すずか「はやてちゃんとは前に来た時に知り合ったんですよ」
ブレーク「へー、そうなのか」
名前を聞いて引っかかるはやての隣でそう言うすずかにブレークは納得する。
その後、立ち話もなので図書館の隅っこのテーブルで話しあっていた。
はやて「すずかちゃんとブレークさんって友達の経由で知り合ったんやな~」
ブレーク「まぁな。今日は此処に案内をすずかに頼んで一緒に来てもらったんだ」
すずかとの出会いの経由を聞いて納得するはやてにブレークはそう言う。
はやて「成程な~ある意味出会えるなんて偶然やな~」
ブレーク「まぁそうだな」
ほんわかに言うはやてにブレークも同意する。
はやて「実はすずかちゃんと知り合ったのもブレークさんにして貰った様に本を取って貰ってなんや~」
すずか「それからの付き合いなんだよね」
ブレーク「にしてもその足、ホントどうしたんだ?」
笑いあって言う2人の後にブレークは気になったので聞く。
はやて「うーん、両親が死んでからしばらくして歩けなくなってな…んで車いすの世話になってるんや」
ブレーク「そうなのか…」
それを聞いてブレークは自分の両親のを思い出す。
はやて「けどな、私には他に家族がおるから全然寂しくないんやで」
すずか「あ、シャマルさんの事だね」
ブレーク「…え?」
笑って言うはやての後のすずかの言葉にブレークは思わず声を漏らす。
はやて「?どうしたん?」
ブレーク「いやな…まさかと思うが…他にシグナムとかヴィータとかって奴もいるか?」
首を傾げるはやてにブレークが聞くとはやては目を見開く。
はやて「ええ!?もしかしてブレークさんって知り合いなん!?」
ブレーク「まぁちょっと昔な…」
前のめりになるはやてにブレークはそう言う。
そうかーとはやては感慨深く頷く。
ブレーク「にしても久しぶりだな。あいつ等の名前聞くのも」
はやて「そうなん?」
頬をポリポリ掻いて言うブレークにはやてはこてんと首を傾げる。
ブレーク「まぁ前にあったのがかなり昔だからな」
ホントはもっと昔だが流石に信じられないだろうと考えて言うブレークにはやては納得する。
はやて「んじゃあ暇な時に遊びに来てもええで~きっと皆驚くやろうし~」
ブレーク「お?いいのか?」
そう言うはやての言葉にブレークは聞き返すとほんまにええで~と頷く。
???「はやてちゃ~んそろそろ帰るわよ~」
するとそこに1人の女性が来る。
金髪のショートカットの持ち主でブレークはあっと驚く。
ブレーク「シャマル?!」
シャマル「ふえ!?えあ!?まさかブレーク王子?」
いきなり呼ばれて自分を呼びかけた人物にシャマルは目を丸くする。
ブレーク「久しぶりだな」
シャマル「はい…まさかお会いできるとは思いもしませんでした」
そう声をかけるブレークにシャマルは頷く。
ブレーク「まぁあれから何年も経ってるからな」
シャマル「あはは、そうですね…お元気そうでなによりです」
そう言うブレークにシャマルは苦笑する。
ブレーク「それともう王子じゃなくて王だからな」
シャマル「あ、これは失礼しました」
訂正するブレークにシャマルは頭を下げる。
ブレーク「他のメンバーは元気か?」
シャマル「はい、皆元気で特にシグナムとはうふふ」
ブレークの問いにシャマルは笑みを浮かべる。
その笑みにあ、なんかすずかと同じ感じがするなとブレークは思った。
ブレーク「オリヴィエたちとかもこの世界に来てるから今度一緒にそっち行こうか?」
シャマル「!なら歓迎しますね」
そう言うブレークにシャマルはニッコリと笑って言う。
ブレーク「あぁ、楽しみにしてるぞ」
シャマル「はい」
はやて「楽しみやね~」
笑って言うブレークにシャマルとはやても返す。
その時ブレークは知らなかった。
ある意味またややこしい事が待っているのを今はまだ知らなかった。
ブレーク「お、そろそろこんな時間か」
すずか「すっかり話に嵌っちゃいましたね」
はやて「あやや、色々と楽しかったから時間も経ってるな」
時間を見て言うブレークにすずかとはやてが笑う。
ブレーク「途中まで送ろうか?」
はやて「ああ、大丈夫やで~」
シャマル「もう1人もとい1匹が外にいますから」
そう申し出るブレークにはやては手を振り、シャマルがそう言う。
言った事にああ、あいつかとブレークは納得する。
ブレーク「んじゃ、また会おうな」
すずか「またねはやてちゃん」
はやて「はーい遊びに来る時歓迎するで~」
そう言うブレークとすずかへ青い狼を横に座らせてはやては手を振る。
ブレーク「あぁ、じゃあな~」
お互いに手を振った後に帰路へ入る。
この出会いが新たな始まりを告げるのであった。
次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第二十三話
~新たな始まりとヴォルケンリッター~
物語はいよいよA’s編と進む…