魔法少女リリカルなのは~三王現代記~   作:Dr.クロ

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様々な者の人生を狂わせた闇、それが終わる時が来た。



第三十二話~闇の終焉、明ける夜天~

Dブレイク「はぁぁ!」

 

背中から大量の触手を繰り出したDブレイクにオーズはトラクローで向かって来た触手を両断、フォーゼもクローモジュールで切り裂いて行く。

 

シグナム「このっ!」

 

一方で腕から刃の様なのを出したDシャマルをシグナムはレヴァンティンと鞘を使った二刀流で防いでおり、アリサもDヴィータの猛攻を避けながら攻撃をしていた。

 

Dブレイク「…メモリ」

 

するとDブレイクは落ちていたメモリを吸収する。

 

ZERO「たくっ!色々とめんどくさい奴だなホント!」

 

コアC「まったくだな」

 

その様子を見て毒づくZEROにコアCも同意する。

 

サウザンド!!

 

ZERO「サウザンド!?」

 

ザフィーラ「「「王よ。サウザンドはどう言う効果なのだ?」」」

 

驚くZEROにザフィーラは問う。

 

ZERO「…千人分身」

 

トーレ&アリシア「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

告げられた事に誰もが驚いた後にDブレイクは分身する。

 

クラウス「こりゃまた」

 

オリヴィエ「ですが数が増えてもやる事は変わりません!」

 

クラウス「あぁ、そうだな」

 

1000人に増えたDブレイクを見て呆れるクラウスだったがオリヴィエの言葉に同意して向かって来た1体を殴り飛ばす。

 

ブレイク!

 

ブレイク「オラオラオラァ!」

 

ZEROからブレイクに戻ったブレークは次から次へと来るDブレイクを殴り倒して行き、隣でザフィーラが3つ首から火炎弾を放って同じ様に倒して行く。

 

はやてに向かって来るのはフレアメタルやブリザードが倒して行く。

 

倒して行く中でブレイクは違和感を感じる。

 

違和感とは……弱いのだ。

 

向かって来るDブレイク達を殴り飛ばす度にその強さが最初のより弱いと言うのがブレイクの認識だった。

 

そしてブレイクは思った…奴はサウザンドメモリで逆に弱体化してるのでは?と…

 

本来サウザンドは同じ強さの分身を作り出す。

 

だが、Dブレイクは元々防衛システムの欠片の様な存在がブレイクメモリや闇の書が蒐集した魔力ので形作った姿である。

 

ヴィータやシャマルやすずかのメモリを吸収して強化したのは良いがサウザンドメモリを吸収した事で分身に存在できる程度に力を割いてしまって言わばブレイクが考える一般兵士の様な強さに落ちてしまっていると推測する。

 

それを示す様に猛威を振るっていたDシャマルとDヴィータや最初に出した分身の動きが鈍くなっている。

 

Dブレイク「…力が足りぬ…」

 

ブレイク「悪いが大暴れは此処までだ!」

 

そう言ってDブレイクの分身を粗方倒したブレイクはDブレイク本体を殴り飛ばして行き、続けざまにDブレイクが吸収した事でやったシャマルやヴィータとの繋がりを破壊する。

 

それによりDシャマルとDヴィータはビクンとなった後に体が輝いてから元の色に戻ると倒れかけてシャマルをシグナムが、ヴィータをアリサが抱き抱える。

 

Dブレイク「ぬぅ…」

 

殴り飛ばされてから呻いたDブレイクの起き上がると輪郭がぼやけてるのにブレイクは気づく。

 

必殺技を決めればDブレイクは完全に消滅すると考える。

 

ブレイク「よし…これなら」

 

クラウス「ブレーク!後ろ!」

 

仕掛けようとしてクラウスの言葉にブレイクは咄嗟に身を捻ると分身の攻撃が掠る。

 

それだけで良かったがあるメモリがその手に握られており、分身はDブレイクにそれを手渡す。

 

パーフェクト!!

 

ブレイク「!止せ!そのメモリを使うな!」

 

盗まれたメモリが自分のT0ガイアメモリので他のメモリの力を引き出すパーフェクトメモリだと気付くと慌てて止める様に叫ぶ。

 

Dブレイク「グォォォォォォォォ!!」

 

咆哮と共に先ほどぼやけていた輪郭が完全へとなり、Dブレイクは足を進めようとして…

 

バチチン!!

 

Dブレイク「!?」

 

フェイト「え?」

 

突如Dブレイクの体から火花が迸り、Dブレイクは膝を付く。

 

起こった事に誰もが驚く中でやはりな…とブレイクは呟く。

 

アリサ「やはりってどう言う事?」

 

ブレイク「パーフェクトメモリはメモリの力を120%引き出す。ただ…それは純正のであって毒素とかがあるのじゃあ暴走するんだよ」

 

フレアメタル「そうか!奴はメモリじゃなくてメモリの力を模してだから純正とは言えない!」

 

聞くアリサに答えたブレイクのにフレアメタルは火花をまき散らしているDブレイクを見て納得する。

 

しかもだ…とブレイクは苦々しい口調で言う。

 

ブレイク「このままだと奴は爆発して…あの様子でほっておいたらこの無人世界ごと俺達は消える」

 

なのは「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

トーレ「マジっすか!?」

 

はやて「ならはよとめんと!」

 

ブリザード「だがどうやって…」

 

告げられた事に驚くなのはとトーレの後に言うはやてのにブリザードはそう言うと決まってるだろとブレイクはゼロメモリでZEROになった後にマキシマムスロットにゼロメモリを装填する。

 

ゼロ!マキシマムドライブ!

 

ZERO「さらに!」

 

ゼロ!マキシマムドライブ!

 

二段マキシマムをした後に全身を光り輝かせてZEROは飛び上るとDブレイクに向けて飛び蹴りを放つ。

 

それに対しDブレイクは胸と左右の四つの翼にエネルギーを収束させた後にスターライトブレイカーの数倍ほどの威力の魔砲を放つ。

 

放たれた魔砲とZEROの蹴りはぶつかり合った後に一瞬均等しあうがZEROはそれを突き貫いて突き進む。

 

Dブレイク「!?」

 

ZERO「じゃあな。夜天の書の闇!」

 

驚くDブレイクに別れを告げた後にZEROはDブレイクを貫く。

 

Dブレイクはさらなる火花を散らしながら地面に倒れ…

 

ドォォォォォォォォン!!!

 

爆発し、爆風から飛んで来たDブレイクに吸収されてたパーフェクトメモリをZEROはキャッチし、収まった後に何もないDブレイクのいた場所へ目を向ける。

 

はやて「や、やったーーーーーーーーーー!!!」

 

終わったと感じてはやてが叫ぶのを皮切りに誰もがわーと歓声をあげる。

ZEROはふーと息を吐く。

 

エンシェント《!マスター!エネルギー反応が!》

 

ZERO「何!」

 

だが、次の瞬間にエンシェントが報告した事に誰もが驚くとDブレイクのいた所から黒い光が出現した後に海へと飛んで行く。

 

そして…

 

ギャオーーーーーーーーーン!!!!

 

咆哮と共にそれは現れた。

 

オリヴィエ「なんですか…あれ…」

 

現れた存在に全員を代表してオリヴィエが口を押えながら漏らす。

 

それは大きさは鯨位だが様々な生物が入り混じった姿をしており顔の部分に大きな1つ目がぎょろぎょろと動いている。

 

背中には肌が紫色の上半身だけの赤い目の女性が存在していておぉぉぉぉ…と口から洩れている。

 

なのは「気持ち悪い…」

 

その醜い巨大生物になのはは口を抑えながら漏らし、フレアメタルが背中を擦り、アリサも震えながらすずかや気を失っているヴィータを守る為に前に立つ。

 

はやて「まだ、まだ続くん…そんだけ、深いん…」

 

ZERO[ハヤテ?」

 

咆哮する巨大生物を見てはやては悲しそうに漏らす。

 

???「悲しまないでください主」

 

するとはやての手にあった闇、いや夜天の書から声がした後にはやての前に1人の女性が現れる。

 

オリヴィエ「あなたは…夜天の書の管制人格さん…」

 

女性「はい、お久しぶりです王様方」

 

ZERO「どれくらいぶりだっけ?」

 

現れた女性を見て言うオリヴィエに女性は頭を下げるとZEROが聞く。

 

女性「古代ベルガであなたと最後にあってからですね」

 

クラウス「…その間にあれだけのを抱えてしまっていたと言う事か」

 

そう答える女性にクラウスは巨大生物を見てそう洩らす。

 

ZERO「それであれはなにか知っているのか?」

 

女性「…あれもまた闇の書の闇、生きたい…壊したい…そう言う思いだけで存在してる可哀想な存在です」

 

聞くZEROに女性は悲しい目で巨大生物を見る。

 

なのは「生きたい…それって前の闇の書の主さん達の思いなのかな…」

 

ブリザード「それと共に魔力を蒐集された者達の思いもかもな…中には死んでしまった者がいるとの事らしいからな…」

 

はやて「可哀相やな…」

 

そう洩らすなのはにブリザードはつけ加えて右こぶしを握り締め、はやては夜天の書をギュっと抱きしめる。

 

ZEROはクラウスとオリヴィエを見る。

 

先ほどのでなのは達は疲れが溜まっている。

 

出来るなら今は自分達だけと言うZEROのにクラウスとオリヴィエは頷く。

 

ブリザード「ブレーク、終りにしてやってくれ、今までの者達の思いを…解放してくれ」

 

ZERO「あぁ…そうだな」

 

なのは達を守る為に巨大生物殲滅を託すブリザードに答えると共にZEROの隣にクラウスとオリヴィエが並び立つ。

 

クロゼルグ「クラウス…頑張れ!」

 

クラウス「あぁ…久しぶりに」

 

オリヴィエ「本気といきましょうか」

 

リッド「頑張ってねブレーク」

 

ZERO「ああ、久々に行くか」

 

カイベル《久々に行きますよ》

 

グラシス《ああ、悪夢も黒雲も払ってやろうぜ!》

 

クロゼルグとリッドの言葉の後にクラウスとオリヴィエのに答えて2人のデバイスも強く答える。

 

エンシェント《それではいきますよ!》

 

リミッターリリース!

 

エンシェントの号令と共にカイベルとグラシスにエンシェントから音声が流れた後に変化が起こる。

 

まずオリヴィエは古代ベルガにて纏っていた白い鎧を青く染めたのを装着する。

 

クラウスはバリアジャケットの上に黒い鎧を纏い、上に古代ベルガの時に着ていた服を元にした白のジャケットを羽織る。

 

ブレーク「はぁ!」

 

最後にブレークがZEROから変身を解くとバリアジャケットを纏った後にバイザーが外れて右目が青色となってオッドアイになり、漆黒の鎧の胸のところに白銀色をした剣十字とファングメモリのガイアディスプレイを混ぜた紋章が刻まれて各所に金色のラインが入り、背中に黒味がかった灰色の翼が現れる。

 

ブリザード「(何と言う魔力…今までのはリミッターをかけていたのか!?色々と隠し手が多いな)」

 

それにブリザードは思わず感心する。

 

ブレーク「いくぞぉ!」

 

クラウス&オリヴィエ「「おう!/ええ!」」

 

号令と共に3人は巨大生物に向けて飛びだす。

 

向かって来る3人に巨大生物は咆哮した後に魔力弾やレーザーを放つ。

 

ブレーク「エンシェント!」

 

エンシェント《ZEROシールド》

 

向かって来たのにブレークが前に出てエンシェントクロイツを構えると3人を守る魔法壁が現れて防いで行く。

 

クラウス「オリヴィエ!」

 

オリヴィエ「はい!」

 

防御壁を展開したまま近づいた所でオリヴィエとクラウスが攻撃しようとすると何かに阻まれる。

 

フレアメタル「!バリアか!」

 

オリヴィエ「ちょっと堅いですが…」

 

クラウス「私達を止められる程じゃない!!」

 

驚くフレアメタルの後にオリヴィエのを引き継いで言ったクラウスは魔法陣を展開して足から練った力を拳に乗せて…

 

クラウス「覇王!断空拳!!」

 

障壁へと向けて叩き付ける。

それによりパリンと言う音と共に障壁が砕け散る音が響き渡る。

 

怪物「?!」

 

砕かれた事に巨大生物は驚いている間にオリヴィエが接近して右腕に魔力を集中し…

 

オリヴィエ「ディバインブロー!!」

 

気合の言葉と共に突き出すと強力な砲撃が放たれて障壁を砕きながら巨大生物の目に炸裂する。

 

ギャオ――ーーーーーーン!?

 

それにより巨大生物は痛みに咆哮しながらオリヴィエを攻撃しようとする。

 

ブレーク「させねぇぜ!」

 

エンシェント《ZEROスラッシャー》

 

だが、それより前にブレークが前に出て防いだ後に防御に使った魔法壁をギロチンの様にして投げ、投げられた魔法壁は巨大生物の体を切り刻む。

 

怪物「!?!?!?!?!?」

 

悶える巨大生物と叫ぶ女性部分をみつえてブレークはオリヴィエとクラウスと3角形を描く様に陣形を組むと自分達の前にそれぞれの魔法陣が合わさったのを出現させる。

 

クラウス「これで決める!」

 

オリヴィエ「あなた達の長き苦しみから今!」

 

ブレーク「夜天へ導いてやるぜ!」

 

その言葉と共に3人は魔力を収束させて放つ。

 

クラウス「トリニティ!」

 

オリヴィエ「キング!!」

 

ブレーク「ブレイカー!!!」

 

その言葉と共に先ほどのDブレイク以上の砲撃が放たれ、巨大生物は砲撃を放つがそれをあっさり飲み込まれて砲撃に飲み込まれる。

 

はやて「やったかいな!」

 

なのは「はやてちゃん、それフラグ;」

 

それに思わず言うはやてになのはがツッコミを入れるが収まると巨大生物の姿はなかった。

 

ウーノ「………巨大生物、消滅を確認」

 

アリサ「よ、良かもがっ!?)」

 

それにウーノが辺りをサーチして言うとアリサが声をあげようとして何かが顔に張り付く。

 

誰もがいきなりの事に驚いた後にアリサは張り付いてたのを剥がす。

 

それは白い小さな狐だが背中に羽が付いていて尻尾も2つある。

 

足や耳、羽の先や尻尾の先が紫色と言う感じであった。

 

ブレーク「…なんだあれ」

 

戻って来たブレーク達はアリサが掴んでいる狐を見て首を傾げるとなのはがアッと声をあげる。

 

なのは「これハネキツネですよ!」

 

アリサ「そう言えば…」

 

すずか「うわ~可愛い」

 

フレアメタル「ハネキツネ?」

 

はやて「外国とかにおる狐で日本じゃあ珍しい動物なんよ」

 

ふんふんとしてる狐を見てそう言う3人に首を傾げるフレアメタルや別世界出身の面々にはやてが説明する。

 

はやて「でも色が違うな…確か普通のは全体がピンク色な感じやし…」

 

女性「…こいつは…ナハト…」

 

首を傾げるはやてだったが女性が呟くとそハネキツネがそれに反応するとアリサの手から離れて女性の肩に乗ると女性の頬をペロペロと舐めてからスリスリする。

 

シグナム「まさか…そいつはナハトヴァールなのか?」

 

女性「ああ、私には分かる。こいつはナハトだ」

 

ブレーク「可愛いなこいつ」

 

それに驚いて聞くシグナムに女性はハネキツネ、ナハトを優しく撫でるとブレークが近寄るとナハトはビインと角を伸ばす。

 

オリヴィエ「なんか、威嚇されてますね;」

 

クロゼルグ「だけどそう言う所も可愛いね~」

 

それにオリヴィエは威嚇だと気付いて苦笑してクロゼルグはその様子にほんわかする。

 

ブレーク「……」

 

クラウス「うん。まぁ、きっと男の人に慣れてないんだろうん」

 

無言なブレークにクラウスは肩を叩いて慰める。

 

ブレーク「…そうか…」

 

スカリエッティ「ま、まぁ、これで終わったんだね。そして書は再び夜天の光を取り戻したね」

 

話を変える為にそう言ったスカリエッティにブレークはそうだな…とワイワイする女性陣達を見てフッと笑う。

 

こうして、夜天の書は復活を果たし、管制人格もはやてから名前を授けられた。

 

祝福の風、リインフォースの名を…




次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第三十三話、
~突撃、ミッドチルダのナガシマ家~
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