海鳴市~廃ビル屋上~
???「ブレーク、起きてください。ブレーク!」
ブレーク「うっ…」
誰かに声をかけられながら揺すられているブレークは起き上がり目を開ける。
するとそこに居たのは…
ブレーク「オリヴィエ?!クラウス?!」
オリヴィエ「ブレーク、久しぶりね。」
クラウス「久しぶりだな。ブレーク」
それは彼の親友である二人の王《聖王》オリヴィエと《覇王》クラウスであった。
…ただし身長が縮んだ状態のであるが…
ブレーク「久しぶりだなお前ら…つか何で小さくなってんだ?」
オリヴィエ「それが私とクラウスにもわからなくて」
ブレーク「そうか、お前たちにもわからないのか…」
オリヴィエ「はい…それに此処もどこだか…」
困った顔で言うオリヴィエの後にブレークが納得してるとクラウスがブレークを下から上を見て口を開いて漏らす。
クラウス「しかし…久々なのに変わってないな君は…特に身長が」
ブレーク「おまっ、人が気にしてるのを!」
オリヴィエ「良いじゃないですか~可愛いですよブレーク」
ブレーク「…オリヴィエ…男が可愛い言われても嬉しくねえんだよ」
オリヴィエ「そうですか?(私的には抱き付けるから良いんですけどね)」
と三人が雑談をしているその時だった
???「あの…」
三王「「「ん?」」」
話していた3人はいきなり呼びかけられた事でした方へ顔を向ける。
そこには金色の髪をツインテールにし、黒いバリアジャケットを纏った少女と少女より年上に見えるが頭には狼の耳があり、後ろ腰の部分からも狼の尻尾が出ている女性が居た。
現れた2人に対し、オリヴィエとクラウスは女性は使い魔で少女がマスターじゃないかと考える。
二人がそう考えているその間にブレークが話しかける。
ブレーク「お前、何者だ?」
少女「……あなたが持ってるジュエルシード、それを渡してください」
問いに答えずに少女は手に持った斧の様な杖を構えながらそう言う。
それにブレークはジュエルシードと聞いて、先ほど目の前にあったので拾って仕舞った青い宝石を取り出す。
ブレーク「これのことか?」
とブレークは少女に確認させる
女性「そうそう!それだよ!素直に渡せば痛い目にはあわさないよ」
それに女性が代わりに答えて構える。
ブレーク「そうか。ほらよ」
それを聞いたブレークは宝石を少女に投げ渡す
女性「……はい?」
慌てて宝石を受け止めてる少女を見た後にあっさり渡すと思ってなかったのか女性は思わず口から言葉が漏れる。
エンシェント《マスター、よろしいのですか?》
ブレーク「別に拾ったものだしな。それに必要としている者が持っている方が良いだろ」
と自分のあるアイテムについてあるAIのエンシェントに聞かれたブレークはそう答える。
女性「えあ…感謝するよ」
戸惑いながら感謝を述べる女性の隣で少女もぺこりと頭を下げる。
ブレーク「ところでここが何処だか教えてくれないか?」
オリヴィエ「実は私たち此処が何処だか分からなくて」
そんな2人にブレークが聞いてオリヴィエも困った顔で聞くと少女と女性は顔を見合わせた後に3人を見る。
女性「フェイト、もしかしたらこいつ等『次元漂流者』かもしれないよ?」
少女「様子から見るにそうだね」
少女へ再び顔を向けて言う女性に少女はそう返す。
どうやら少女の名はフェイトらしい。
三王「「「次元漂流者?」」」
ブレーク自身、飛んで来て2人と出会ったがその時はそんな単語を聞いたことがない。
フェイト「簡単に言えば迷子です、未開の世界から何らかの拍子で別の世界から飛ばされた人間のことです」
そんな疑問詞を浮かべる3人へフェイトは分かる様に説明する。
ブレーク「と言うとここはやっぱり異世界なのか…」
オリヴィエ「ブレークにとっては二度目で私たちは初めての異世界ね」
クラウス「オリヴィエ、そういう事言ってる場合じゃないと思うんだが;」
納得してるブレークの隣でのほほんと言うオリヴィエにクラウスがツッコミを入れるとフェイトがあの…と声をかける。
フェイト「もし行き先がないのなら良ければ私達の所に来ますか?」
ブレーク「ん?いいのか?」
オリヴィエ「ご迷惑じゃありませんか?」
フェイトが持ちかけたのにブレークが聞き返し、オリヴィエも聞く。
フェイト「はい。良いよねアルフ?」
女性「まあフェイトが良いなら良いよ。それにコイツら悪そうな奴じゃなさそうだし」
そう言って女性の方を向いて聞くフェイトに女性はそう言って同意する。
どうやら女性はアルフと言う名前みたいだ。
ブレーク「なら俺たちも名乗ったほうがいいな。俺はブレーク・シトロエン。ブレークと呼んでくれ」
オリヴィエ「私はオリヴィエ・ゼーゲブレヒトと申します。オリヴィエと呼んでくださいね」
クラウス「私はクラウス・G・S・イングヴァルト。クラウスと呼んでくれ」
二人の名前を知った三王はそれぞれ自分達の名前を名乗る
フェイト「フェイト・テスタロッサです。こっちは私の使い魔のアルフです」
アルフ「よろしく!」
それに2人も名乗る。
そしてフェイトの案内のもとブレーク達は付いて行く。
……後に2人は知る事になる。
まさか自分達が出会い、自分達の所に泊めたこの3人の内2人が自分達の世界で有名な人物だと言う事を…
そしてこの三人がこれからの運命を変えていくことを…
それを知らない2人はワイワイ話してる3人を連れて歩くのであった。
次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第二話
~楽しい食事と三王の誓い~