魔法少女リリカルなのは~三王現代記~   作:Dr.クロ

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U-Dを探して別れた一同、その中で覇王と聖王は未来の子孫と出会う。



第三十八話~未来からの来訪者~

別れて偽物を対処しつつユーリを探す事になったブレーク達。

その中でクラウスとオリヴィエはある方向に向かっていた。

 

アミタ「あのお2人共、どうしてこのまま進んでるんですか?」

 

クラウス「……感じるんだ」

 

聞くアミタにクラウスはそう返す。

 

アミタ「感じる…ですか?」

 

オリヴィエ「はい、こっちの方から…」

 

クラウス「私とオリヴィエと似た魔力をね」

 

そう言った2人は真剣な顔でアミタはふうむと考える。

 

その後にアミタはあっとなる。

 

アミタ「もしかしてお二人の子孫では?」

 

クラウス&オリヴィエ「「え!?」」

 

出て来た言葉に2人が驚く中でアミタはしまったと口を抑える。

 

可能性として言ってしまったが自分の育ての親の教えからあんまりそう言う事を言うのはダメだと言うのについ口を滑らしてしまった。

 

オリヴィエ「私の場合は居ないと思うのですが……」

 

クラウス「確かに…」

 

困った顔で言うオリヴィエにクラウスも腕を組んで頷く。

 

確かにクラウスはとにかく、オリヴィエは血筋はないだろうとアミタは考える。

 

アミタ「とにかく確かめる必要がありますね」

 

一方で……

 

2人の少女が戸惑う様子で飛んでいた。

 

彼女達の名前はヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス。

 

彼女達は何時も通り話していた所、何時の間にか此処にいたのだ。

 

アインハルト「此処はどこなのでしょう?」

 

ヴィヴィオ「おそらくママたちの故郷、鳴海市だと思うんだけど」

 

呟いたアインハルトにヴィヴィオがそう言う。

 

アインハルト「ヴィヴィオのお母さま達の故郷…では、我々は転移させられたのでしょうか?」

 

ヴィヴィオ「でもなーんか違和感があるんだよねー」

 

アインハルト「違和感…ですか?」

 

うーんと唸って言うヴィヴィオのにアインハルトは首を傾げる。

 

どう伝えれば良いか悩むヴィヴィオだったがすぐさま2人してある方向へ顔を向ける。

 

アインハルト「この魔力は……」

 

ヴィヴィオ「もしかして…」

 

遠くから自分達へと向かって来る魔力に2人は顔を見合わせる。

 

クラウス「君達は…?」

 

オリヴィエ「この感じ…」

 

そこに現れたのはクラウス達で2人を見て目を見開く。

 

アインハルト「なっ!?」

 

ヴィヴィオ「あわわ…」

 

現れた2人にアインハルトは目を見開き、ヴィヴィオは慌てる。

 

クラウス「この感じ…」

 

オリヴィエ「私たちと同じ?」

 

ヴィヴィオ「(どどど、どうしようアインハルトさん!)」

 

アインハルト「(確かに、あの方たちの体型を見るからに…)」

 

自分達を見てるオリヴィエとクラウスにヴィヴィオは慌てふためき、アインハルトは戸惑う様子で返す。

 

それはオリヴィエ達自身も同じであった。

彼女達から自分達と変わらない魔力を感じるのだ。

 

オリヴィエ「あ、あの~」

 

ヴィヴィオ「は、はい!?」

 

声をかけるオリヴィエにヴィヴィオは慌てて返事をする。

 

オリヴィエ「もしかして……聖王・覇王の子孫ですか?」

 

ヴィヴィオ&アインハルト「!」

 

確認する様に聞くオリヴィエのに2人は驚いた後に背を向ける。

 

ヴィヴィオ「(や、やっぱり過去だよ此処!!)」

 

アインハルト「(こ、これはどう返事をすれば良いんでしょうか;)」

 

慌てるヴィヴィオにアインハルトも困った顔で唸る。

 

2人の反応からクラウスはこれは当たりかなと唸る。

 

クラウスにしてもまさか自分の子孫に会うなど思いもしなかったのだ。

 

ヴィヴィオ「(……逃げる?)」

 

アインハルト「(逃げましょう!)」

 

お互いに意見が一致した後に傍に控えていたヌイグルミをそれぞれ掴む。

 

ヴィヴィオ「セイクリッド・ハート!」

 

アインハルト「アスティオン!」

 

ヴィヴィオ&アインハルト「セットアップ!!」

 

その言葉と共にヌイグルミが輝く。

 

クラウス「なっ!?デバイスだったのか!?」

 

それに3人が驚く中で光が晴れると現れた姿に驚く。

 

先ほどまで少女だった2人が成人女性になっていたのだ。

 

アミタ「デカくなりました!?」

 

オリヴィエ「お、大きい…(ガビーン)」

 

それにアミタは驚き、オリヴィエはヴィヴィオの胸を見てショックを受ける。

 

クラウス「お、オリヴィエ?」

 

アミタ「だ、大丈夫ですか?」

 

話しかける2人だがオリヴィエはずーーーんと落ち込む。

 

いかんせん、オリヴィエは結構自分の発育を気にしていた。

メモリによるなのは達の大人化とか巨乳な人が結構周りに多かったのもあって拍手がかかっていた。

 

その間にヴィヴィオとアインハルトはばびゅんと逃げて行く。

 

シュテル「ストップ」

 

そんな2人の前に何時の間にか離れていたシュテルが立ちふさがる。

 

ヴィヴィオ「わっ!?」

 

アインハルト「いつの間に!?」

 

シュテル「聖王達があなた達を感知した時に逃げる方向を予測して何時でもとうせんぼ出来る様にと張ってたんですよ」

 

驚いて止まる2人にシュテルはそう返す。

 

ヴィヴィオ「えぇ!?」

 

シュテル「さて、あなた方が何者なのか教えていただきましょうか…後、聖王…もしかしたらあなたも彼女の様なスタイルになると思いますよ」

 

驚いているヴィヴィオ達から目を放さない様に言うシュテルのオリヴィエは確かにと顔を上げる。

 

ヴィヴィオ「そ、それは……」

 

アインハルト「……………」

 

口ごもるヴィヴィオと無言なアインハルトにシュテルはふむ…と顎に手を当て…

 

シュテル「成程、あなた方は近い未来の時代から来た者ですね」

 

アインハルト「なっ?!」

 

シュテルの言った事にアインハルトは驚く。

 

その反応にシュテルはくすりと笑う。

 

シュテル「憶測に近かったですが、どうやら当たりの様ですね。私達から離れようとしたのも影響を与えない様にする為ですね」

 

ヴィヴィオ「あう…」

 

そう言うシュテルのにヴィヴィオは指をちょんちょんする。

 

実際にヴィヴィオとアインハルトはこの時代から数年先の人物である。

 

アインハルト「(ど、どうしましょうか)」

 

ヴィヴィオ「(どうしよう…)」

 

アミタ「あー、あの、私達は詳しい事は聞きません。ですが名前だけ教えてくれませんか?聞いても終わった後に私が記憶を来たるべき時まで封印しますから」

 

困っている2人にアミタがそう言う。

 

ヴィヴィオ「……ヴィヴィオ」

 

アインハルト「…アインハルト・ストラトスです」

 

クラウス「ストラトス?」

 

アミタのを聞いてか名前を名乗った2人のでアインハルトのにクラウスは軽く驚く。

 

前に偽名で苗字にストラトスと名乗った事があるのでまさか自分の子孫がそうだったとは思いもしないだろう。

 

オリヴィエ「もしかしてクラウスの子孫?」

 

アインハルト「…………はい、私は覇王クラウス・G・S・イングヴァルトの血を引く子孫です」

 

肯定するアインハルトにやはりかとクラウスは改めて納得する。

 

その後に次の疑問が出来る。

 

クラウス「ではヴィヴィオは?オリヴィエに子供は居なかったはずなんだが……」

 

アインハルト「それは……」

 

ヴィヴィオ「あーうー…」

 

クラウスの問いに2人は口ごもる。

何か言えない理由があるのだろうかとクラウスはその様子からそう思う。

 

オリヴィエ「えっと……言わなくてもいいですよ?」

 

そんな2人にオリヴィエはそう言う。

 

オリヴィエ「確かに気になりますが…今回の事は封印されるんですし、だから深くは聞きません」

 

ヴィヴィオ「………」

 

アインハルト「オリヴィエさん…」

 

続けて言った事にヴィヴィオは目をパチクリさせて、アインハルトはほっとする。

 

アインハルト「それにしてもなぜお二人がこの時代に?」

 

クラウス「成程、未来の私達は君達に関わってないか、まだ話してないのどちらかなんだね」

 

オリヴィエ「私達はジュエルシードによってこの時代にやって来たのです」

 

気になったのか聞くアインハルトにクラウスはそう呟き、オリヴィエがそう答える。

 

アインハルト「ジュエルシード?」

 

クラウス「うーん、それも知らないのか…」

 

アミタ「あー…そこら辺は元の時代のお2人に聞くと言うので良いでしょうか?」

 

ヴィヴィオ「あ…そうですね」

 

出て来たのに首を傾げるアインハルトにクラウスは困った顔をするとアミタがそう言い、ヴィヴィオも納得する。

 

クラウス「とにかく2人共、君達の事については深くは聞かないから私達に付いて来てくれないだろうか?」

 

アミタ「それに、今起きてる事を片付いたらあなた方を元の時代に返しますので」

 

そんな2人へクラウスはお願いしてアミタがそう言う。

 

アインハルト「良いですけどその前に一つ条件が」

 

シュテル「なんでしょうか?」

 

了承してからそう言うアインハルトにシュテルが聞く。

 

アインハルト「手合わせをお願いしたいんですが」

 

クラウス「手合わせかい?」

 

そう申し出るアインハルトにクラウスは聞き返す。

 

アインハルト「はい、勝手かもしれませんがこの時代のあなたの実力を感じたいのです」

 

クラウス「成程…」

 

そう言うアインハルトにクラウスはふむ…と顎に手を当てた後にメンバーから距離を取ると構える。

 

了承を得たとアインハルトも同じ様にとって構える。

 

シュテル「では私が審判をします」

 

その後にシュテルが両者の間の地点でぶつかり合う所より少し下がって言う。

2人が頷きあったのを見た後にシュテルはでは…と合図を出す。

 

シュテル「始め!!」

 

クラウス&アインハルト「「!」」

 

合図と共に2人は飛び出し、挨拶とばかりにお互いの拳をぶつけ合う。

 

ズドォォォオオオン!!

 

ぶつかり合った中でアインハルトが後ろに後退してそこをクラウスが追撃と左腕で殴り込む。

 

向かって来る攻撃にアインハルトはすぐさま右腕で防ぐ。

 

クラウス「やりますね」

 

アインハルト「敬語は良いです。尊敬する者として敬語より素のままの方が良いので」

 

褒めるクラウスにアインハルトはそう言う。

 

クラウス「そうかい、ならそうさせて貰うよ」

 

アインハルト「はい、こちらもそれが楽で良いです」

 

そうかわしながら2人はぶつかり合う。

 

クラウスに必死に喰らいつこうとするアインハルトにクラウスは磨けば凄くなるなと考えながら攻撃を捌く。

 

オリヴィエ「二人ともー!頑張ってくださいね!」

 

ヴィヴィオ「アインハルトさん頑張れ!!」

 

アミタ「これは、熱い展開ですね!」

 

それに外野がそれぞれ応援する。

 

???「………」

 

そんなメンバーをある存在が見ていた。

そして後ろに控えた存在に合図する様に右腕を上げた後に振り下ろすと後ろに控えた存在は飛んで行く。

 

クラウス「ん?」

 

アインハルト「どうしました?」

 

動きを止めるクラウスにアインハルトも動きを止めて聞く。

 

クラウス「なにか来る……」

 

その言葉の後にアインハルトとクラウスはお互いに自分の後方にバックステップすると2人がいた場所を何かが攻撃する。

 

???「…………」

 

襲撃者は怪人だったがその姿にアインハルトは呆気に取られる。

 

その怪人はめだった外見に見えないがなびかせるマントとその体から発する覇気からアインハルトには目の前の怪人は覇王に感じられた。

 

ヴィヴィオ「何あれ?」

 

オリヴィエ「ドーパント!?」

 

驚くヴィヴィオの後オリヴィエがそう言う。

 

アミタ「何者かは知りませんが邪魔するとは許せませんね!」

 

シュテル「覇王に似ている事から…カイザードーパントと言うべきでしょうね」

 

怒るアミタの隣でシュテルが考察して言う。

 

カイザー「…………」

 

カイザードーパントはメンバーを見渡した後にクラウスへと攻撃を仕掛ける。

 

クラウス「っ!」

 

向かって来たのにクラウスは攻撃を裁いて行く。

 

カイザー「……フン!」

 

クラウス「はっ!」

 

右こぶしを突き出すカイザードーパントにクラウスも同じ様に右こぶしを突き出してぶつかり合うとお互いに吹きとぶ。

 

ドゴオオオオン!

 

ヴィヴィオ「うひゃあ!?」

 

オリヴィエ「なんと言う衝撃!」

 

その際に起きた衝撃にオリヴィエ達は踏ん張る。

 

その中でアインハルトは目を放さない様に見ていた。

 

カイザー「!」

 

クラウス「むん!」

 

カイザードーパントのフックをクラウスはしゃがんで避けた後にドテッパラにパンチを叩き込む。

 

ガキィン!

 

クラウス「むっ!」

 

叩き込んだ感触にクラウスは顔を顰めた後にすぐさま後ろに飛び退る。

 

その後にパンチした右手をスナップさせる。

 

カイザー「…………」

 

クラウス「やれやれ、なかなか手こずる相手だな」

 

ファイティングポーズを取るカイザードーパントを見てクラウスはふーと息を漏らす。

 

アインハルト「ハァ!」

 

そこにアインハルトが割り込んでカイザードーパントに攻撃するがカイザードーパントは難なく受け止める。

 

アインハルト「っ!」

 

カイザー「フン!」

 

ボキッ!

 

防がれたのにアインハルトは顔を歪めた後に拳を握りしめられた事による手のダメージに目を見開いた後に殴り飛ばされる。

 

殴り飛ばされたアインハルトに慌ててヴィヴィオとオリヴィエが受け止める。

 

ヴィヴィオ「アインハルトさん!」

 

アインハルト「ぐっ!」

 

声をかけるヴィヴィオだがアインハルトは右手を抑えて呻く。

 

アミタ「許せません!2人の手合わせを邪魔して挙句の果てに女の子の手を傷つけるなんて!」

 

カイザー「…………」

 

憤慨するアミタを気にせず、カイザードーパントはクラウスだけに構える。

とことん自分狙いかとクラウスはすーと息を吸った後に吐いて構え直す。

 

カイザー「フン!」

 

クラウス「はっ!」

 

向かって来たカイザードーパントの右ストレートを自分の左腕で逸らした後にクラウスはカイザードーパントの後ろに回り込んで蹴りを叩き込む。

 

ガキィン!

 

クラウス「やれやれ、見かけもそうだが、防御力もなかなかだな」

 

衝撃から距離を取った後に右足をプラプラさせて顔を顰める。

 

カイザー「……マキシマムドライブ」

 

するとカイザーの体にエネルギーが迸る。

 

クラウスは大技が来ると身構える。

 

カイザー「カイザーインファイト!!」

 

勢いよく突き出された右腕による放たれた攻撃にクラウスは両腕をクロスさせて防ごうとする。

 

アミタ「無茶な!?」

 

アインハルト「ご先祖様!?」

 

それに2人が叫ぶ中でオリヴィエはただ見守る。

 

クラウス「来い!」

 

カイザードーパントに対してそう言うクラウスにカイザードーパントは攻撃を炸裂させる。

 

ドゴォオオオオオン!!

 

まるでトラックがぶつかった様な音が辺りに響き渡る。

 

ヴィヴィオ達はこれはやばいのでは…と思われた時…

 

クラウス「どうした?これがお前の全力か?」

 

カイザー「……なに?」

 

だが、クラウスは防御した体勢のまま微動だにしておらず、技を放ったカイザードーパントは驚きを隠せなかった

 

それはアミタ達も同じでなぜと思ったがカイベルが気付く。

 

カイベル《あ、クラウス様、魔力を腕と足に集中させていらっしゃる!》

 

アミタ「成程!相手のを受け止める程の魔力を収束させたと言う事ですね!」

 

カイザー「…………チッ」

 

クラウス「さて、そちらが大技を見せてくれたんだ。こちらも見せよう。我が奥義!」

 

その言葉と共に腕を勢いよく振ってカイザードーパントをよろけさせた所に顎に向けて足先から練り上げた力を拳に乗せて放つ。

 

クラウス「覇王!断空拳!!」

 

カイザー「!」

 

ドゴォォオオオオオオオオ!!

 

勢いよく振るわれた覇王の打撃はカイザードーパントの頑丈さを貫通してダメージを伝わせる。

 

カイザードーパントは後ずさりながら攻撃された場所を抑える。

 

バチバチバチッ!

 

火花を散らすそこにカイザードーパントはクラウスを睨んだ後にその場を去る。

 

クラウス「一時撤退…したと見るべきか…」

 

オリヴィエ「大丈夫ですかクラウス」

 

去るカイザードーパントにそう呟くクラウスへオリヴィエが話しかける。

 

クラウス「ああ、大丈夫だよ」

 

アインハルト「ご先祖様…」

 

そう返したクラウスは声をかけたアインハルトに顔を向ける。

 

クラウス「そっちは右手は…大丈夫じゃないみたいだね」

 

アインハルト「は、はい……」

 

手を見て言うクラウスにアインハルトは抑えながらそう言う。

 

クラウス「ふむ、一旦ブレーク達と合流した方が良いな」

 

アミタ「確かに、もしかしたらあちらでも似た様な事に遭遇してるかもしれませんしね」

 

そう言うクラウスにアミタも同意してヴィヴィオとアインハルトを連れて向かう。

 

この時のアミタの言った事が当たっていたのであった。




次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第三十九話
~未来のエレミアと雷帝と古代のメモリを復元した者~
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