別の場所ではやてとディアーチェがリインフォースとアームズモンスター3人を連れて飛んでいた。
ディアーチェ「しかしあやつはどこに行ったのだ」
はやて「ほんまやな…はよせんとな…」
腕を組んでそう言うディアーチェにはやても同意する。
キバット「ん?」
ディアーチェ「どうしたキバット」
すると周りを飛んでいたキバットが何かに反応してディアーチェは聞く。
キバット「いや、なんか変なのを感じてよ」
はやて「変なのやて?」
ディアーチェ「なんだそれは?」
報告に首を傾げる2人にキバットもどう言えば良いのか困った顔をする。
キバット「どう言えばいいか…なんと言うか普通の魔力じゃないんだよ」
ディアーチェ「普通の魔力じゃ」
はやて「ないやて?」
ガルル「なるほど、キバットの言いたい事が分かるぜ。と言うか、これは魔道師なのか?」
困った顔で答えるキバットの後にガルルが鼻をすんすんさせながら首を傾げる。
リインフォース「どういう意味だ?」
バッシャー「ガルルって魔力を匂いと同じように嗅覚で感じ取る事が出来るんだよ。キバットの証言とガルルが言うからには変わったやつがこの先にいるって事だね」
ディアーチェ「そうなのか……」
聞くリインフォースにバッシャーが説明した後にディアーチェはガルルの言葉からふうむと唸った後にキバットを手に取る。
ディアーチェ「そうならばここから変身して行く。狸丸。貴様も注意しろ」
はやて「ちょい待ち!狸丸ってなんや!」
そう言ったディアーチェのにはやては噛み付く。
ディアーチェ「ああ、今の貴様の呼び名だが?丁度狸ではないか」
はやて「なんでや!」
キバットに咬ませながら理由を言うディアーチェにはやてはふかーと怒鳴る。
ディアーチェ「別に元の状態では小鴉丸と呼んでやるからこれくらい妥協したらどうだ?」
はやて「だからなんで丸がつくんや!?」
バッシャー「(あ、そこなんだ指摘するの)」
そう言うディアーチェのにそう返すはやてのにバッシャーはそう呟く。
ディアーチェ「普通に狸や小鴉ではつまらんから丸を付けたのだが?」
はやて「丸は大抵男性の名前に付くものやろ!」
ディアーチェ「何を言う。名前に丸がある女は世の中にいると思うのだが?」
ホントにどこがおかしいと言うディアーチェにはやてはまだ言おうとしてガルルに抑えられる。
ガルル「そこまでにしとけ。どうやらこっちに来るみたいだぞ」
はやて「なんやて!?」
ガルルの忠告に誰もが構える。
すると少年が飛んでくる。
少年の見た目は銀髪で目の色は緑色で黒のジャケットと腰マントに黒のズボンと言う感じで頬や露出した肩やお腹に赤い模様の様なのがある。
はやて「男の子?」
少年「うえ!?はやて…さんにディアーチェさん!?」
現れた少年にはやてが呟くと少年ははやてやディアーチェを見るとぎょっとする。
そんな少年の反応に2人は顔を見合わせる。
はやて「うちらの事を…」
ディアーチェ「知っているようだな」
少年「(やば!?)」
???「(やばいよトーマ;)」
ずいずいっと詰め寄る2人に少年は冷や汗を掻き、少年の脳内に少女の声が響く。
少年「(ってかもしかしてここって昔の海鳴って所か!?)」
少女「(そうなるとあの時、あの人に聞いた話に出たのってもしかして私たち!?)」
はやてとディアーチェを見ながらそう会話する少年にはやてとディアーチェは訝しげに見る。
ディアーチェ「おい、貴様ら」
少年「は、はい!!」
ディアーチェに声をかけられて少年は直立する。
ディアーチェ「貴様は何者だ。何処から来た。答えろ」
少年→トーマ「あ、俺はトーマ・アヴェニールと言います。それと」
少女→『私はリリィ・シュトロゼックと言います。ユニゾンデバイスに近い存在だと認識して貰えれば…』
そう問うディアーチェに少年、トーマはそう名乗り、はやてとディアーチェに念話でトーマと会話していた少女、リリィが名乗る。
トーマ「何処からと言うと…信じられないかもしれませんが俺たちは未来から来ました」
ディアーチェ「未来だと?」
はやて「うそ!?…と思ったけど」
トーマから出てきた言葉に2人は驚いたがすぐさま納得する。
リインフォース「納得できるんですか主?」
はやて「まあな、それだったらさっきの反応も分かるし」
ディアーチェ「知人の、しかもまだ会ってもいない人物だからこそか」
ガルル「なら、お前から感じるのは何なのかは聞かない方が良いみたいだな…別の客も来たみたいだしな」
そういう2人の後にガルルがそう言って別の方を見る。
クイーン「………」
そこには女王の様ないで立ちのドーパントがおり、すぐさま敵だと認識して構える。
ディアーチェ「やれやれ、いきなりだが手伝ってもらうぞトーマ、変身!」
トーマ「あ、はい!」
キバへと変身しながら言うディアーチェにトーマは慌てて返答した後に銃を取り出して発砲する。
ガキガキガキィン!
クイーン「………変身解除」
だが、銃撃は届く前に何かに防がれた後にクイーンが何かを呟く。
はやて「え?わひゃ!?」
トーマ「うお!?」
リリィ「きゃあ!?」
リインフォース「!?主!」
キバ「何!?」
するとはやてのバリアジャケットが消えて、体も元に戻ると落ちかけて、リインフォースが慌ててキャッチする。
その隣でもトーマは光に包まれると服装が変わり、銀髪だった髪の色が茶髪になり、その隣に少女が現れ、同じ様に落ちかけてバッシャーとドッガにキャッチされる。
キバット「おいおい、あんにゃろう。デバイスに介入出来るのか!?」
キバ「キバットは見た目は機械だが生命体だから受けなかったのだな」
それにキバットは驚いた後にキバは先ほどのもあって警戒する。
クイーン「……潰されろ」
そんなメンバーへ手を向けて呟くと今度はメンバーをバリアで囲み、そのままバリアーを小さくし始める。
キバ「いかん!ドッガ!」
キバット「よっしゃあ!ドッガハンマー!」
ドッガ「おー、ガルルよろしく」
それにキバはリリィをガルルに渡してドッガハンマーになったドッガを握り、ドッガフォームになると勢いよくバリアに力任せに叩き付けて、何回かすると粉砕する。
キバDF「ぜえぜえ、我はレヴィと違うから力任せなのはほどほどにしてほしいものだ」
クイーン「……なら個別に」
バッシャー「させる訳ないじゃん!」
そう言って今度は1人ずつ潰そうとするクイーンドーパントにバッシャーは水の弾丸を放つ。
それにクイーンドーパントはバリアを張って自分を守る。
どうやら自分が守りに徹していると先ほどのは出来ない様だ。
トーマ「リリィ、もう1回リアクトしよう」
リリィ「うん、トーマ」
ハヤテ「リアクトってなんや?」
それを見てそういうトーマと頷くリリィにはやてが聞く。
トーマ「ユニゾンと似た感じと思ってください。リリィ!」
リリィ「うん!」
はやてにそう答えてから再び光に包まれたトーマは最初にあった時の姿となった後に飛び出して銃を剣へと変えた後に振り下ろす。
ガキン!!
トーマ「なっ!?」
だが、振り下ろされた剣は弾き飛ばされ、トーマは驚く。
はやて「どうしたんや?」
トーマ「弾かれた!?あれは魔力で出来てないのか?」
リリィ『あと、トーマ、どうやらそれ以外にも理由あるみたい。ゼロエフェクトや身体強化、あと諸々の機能が使用不能になってる』
声をかけるはやてのに答えずにそう言うトーマはリリィの報告にええ!?となる。
クイーン「……使用禁止」
その言葉の後にトーマは再びリリィと分かれてしまう。
トーマ「うわ!?また!リリィ!」
リリィ「……ダメ!今度はリアクトも出来ない!」
はやて「どんだけやねん!出鱈目過ぎるで!」
それにトーマはリアクトしようとするがリリィから告げられたのに驚いた後にクイーンドーパントを見る。
キバ「でやっ!」
クイーン「ふっ」
攻撃を仕掛けるキバだがクイーンドーパントの張るシールドに受け止められてしまう。
キバ「厄介な奴だ。守りもそうだがデバイスを使えなくするとは見事な魔導士封じだな」
クイーン「当然。我が主の力、最強也」
そう呟いたキバのに対し答えたクイーンドーパントのにキバは引っかかる。
キバ「主の力?つまり貴様が使っているのは授かった物か?特にデバイスを封じる奴を」
クイーン「我が主は神に匹敵する力を持っておられる。我らはその力より生まれた」
誇らしげにそう言うクイーンドーパントにキバはふんと鼻を鳴らす。
キバ「そいつが何者かは知らないが自信過剰は足元をすくわれるぞ塵芥」
クイーン「なに?」
それを聞いてそう返すキバにクイーンドーパントは怒気を纏う。
キバ「神に匹敵すると言うのは一種の自信過剰だ。それに愉悦に浸っていると痛い目を見るぞ」
クイーン「プログラムの分際で……主を馬鹿にしたな」
そう言ったキバにクイーンドーパントは体を震わせる。
キバ「我にそう言わせたのは貴様だ。そして、これ以上邪魔されるのは嫌いだ」
キバット「よっしゃあ!キバって行くぜ!」
そう言ってキバは左腕を掲げ、キバットはベルトから離れて飛び上がる。
クイーン「させぬ!」
それにクイーンドーパントは止めようと攻撃を仕掛けるがそれより前にキバットはいつの間にか咥えたのを吹く。
キバット「タッちゃん!!」
響き渡る音と共に飛んで来たのがクイーンドーパントの攻撃を壊して行く。
飛んで来たのは黄金の小さい龍でキバの元に行く。
龍→タツロット「ビュビューン!お待たせしました!タツロット!ただいま到着です!」
キバ「待ってたぞタツロット、ゆくぞ!」
タツロット「はい!テンションフォルテシモ!!」
その言葉と共にタツロットはキバの左腕に装着されるとキバの体が黄金に輝いて行き、複眼が赤く輝いた後に左腕を振るうと背中にマントが現れる。
キバ「さあ、紫天の王の解放せし力を魅せてやろう!」
クイーン「ほざけ!」
その言葉と共にクイーンドーパントは光弾を放つがキバは先ほどよりも早く動いてクイーンドーパントのどてっぱらに連続パンチを叩き込んだ後に蹴りを放つ。
キバ「はっ!」
クイーン「ごほっ!?」
蹴りを受けたクイーンドーパントは吹き飛んだ後に腹を抑えてキバを睨む。
キバ「言ったであろう?魅せてやると」
クイーン「おのれ……ならこっちの本気も見せてやろう!」
そう言うキバにクイーンドーパントはそう吠えた時…突如動きを止める。
キバ「む?」
クイーン「なっ!?なぜです!私はまだ!」
それにキバは違和感持つと突如クイーンドーパントは叫ぶ。
その後に不満そうに了解しましたとクイーンドーパントは呟くとキバたちへ背を向ける。
クイーン「命拾いしたな。主が戻ってこいとおっしゃられたのでな」
はやて「逃げるんか?」
そう言ったクイーンドーパントにはやてがそう言った瞬間、キバがリインフォースとはやての前に出てクイーンドーパントの放った光弾を弾く。
クイーン「口に気を付けろ小娘。今は見逃すだけだ。せいぜい生き延びてろ」
光弾を放った右腕を下した後にそう言い残すとクイーンドーパントは飛び去って行く。
トーマ「まだ本気じゃないって事なのか」
はやて「そのようやな」
ビルの上に降ろされた後にクイーンドーパントの去った方向を見て言うトーマにはやてが同意する。
ディアーチェ「しかし小鴉よ。挑発するのは良いが時と場合を考えた方が良いぞ」
はやて「いやー、うちも言葉で返すかと思ったら光弾で返されるとは」
リインフォース「無茶し過ぎです。しかもデバイスを封じられてるのに当たったら重傷でしたよ」
変身を解いて注意するディアーチェにはやてはそう返すとリインフォースも注意する。
その後、これからのを考えて、はやて達はトーマを連れて合流する事にしたのであった。
次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第四十一話
~処刑の王、降臨~