魔法少女リリカルなのは~三王現代記~   作:Dr.クロ

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ついに動く謎の陣営
奴らの目的は一体…


第四十二話~謎の陣営、動く~

前回からしばらくして、メンバーは再び、ブレークのマンションに集結した。

 

その中には未来から来た面々もいる。

 

ブレーク「なるほどな……」

 

クロノ「お互いにそんな事が…しかもここにも偽物が…」

 

お互いに情報を交換して納得するブレークの後にクロノはシュテルとオリヴィエに抱き着いているロッテとアリアを見る。

 

そんなに怖かったのか俺は…と落ち込むブレークにあれは仕方がないなと見ていたクロノは心の底から思った。

 

狂冶「どうやら厄介な力を持った敵がいるようデスね」

 

???「確かにな…複製よりも質が悪い」

 

ティアナ「と言うか誰!?」

 

狂冶のに同意した女性にティアナは驚いて聞く。

 

女性→コア「我はコアだがどうした?」

 

狂冶「コア!?」

 

アリサ「いやいやなんで人間の、しかも女性の姿なのよ!?」

 

そう言った女性、コアのに京谷は驚き、アリサはツッコミを入れる。

 

コア「外に出るには目立たない様に別の姿を取ったのだ。これなら歩けるであろう」

 

ブレーク「まぁそうだけどなぁ……」

 

そう言うコアにブレークはなんとも言えない顔で返す。

 

確かに言い分は正論だがその姿に女性と言うのはギャップがあるからだ。

 

狂冶「しかしU-D以外にも厄介なのが多いですね」

 

はやて「あー、確かに」

 

狂冶の言うのにはやては自分たちが出くわしたクイーンドーパントを思い出して同意する。

 

ブレーク「こっちもゼロドーパントには苦戦したな」

 

なのは「ブレークさんが使ってるメモリと同じ力を使える怪人って事ですか?」

 

アルフ「確かにめんどくさいはそれは…と言うか知らない奴もいるってどう言う事だい」

 

そう言うブレークのになのはは困った顔をしてアルフは腕を組んで言う。

 

ブレーク「確かにな。と言うかゼロメモリのドーパントなんて見た事も出した事もないぞ」

 

クラウス「ベルガの時にそうだったな」

 

オリヴィエ「まさか、第3者がいるのでは?」

 

腕を組んでいうブレークにクラウスも頷くとロッテの頭を撫でていたオリヴィエがそう言う。

 

ブレーク「第三者か……」

 

トーマ「俺達の様に飛ばされて来た人って事もあり得るのか?」

 

呟いたブレークの後にトーマはそう言う。

 

狂冶「もしくは闇の欠片で生まれた者とか」

 

ユーノ「そうなると…メモリの事を良く知ってる存在になるけど…」

 

続けて予想を言う狂冶にユーノは唸って言う。

 

ブレーク「俺の知っている奴かもしれないってことか」

 

そう言われてブレークは顔を強張らせる。

 

強張らせるのはブレーク自身、思い当たる者がいるからだ。

 

エアル「…………」

 

同じ様に思い当たるのかエアルも深刻な顔をする。

 

クロノ「とにかく、最優先するのはU-Dを確保することだな」

 

狂冶「そうですね。とりあえずはワクチンを作らないといけませんね」

 

シュテル「そうですね。そうしないと止められませんし」

 

手をパンとさせてそう言う狂冶にシュテルも同意する。

 

なのは「え!?U-Dはどこか悪いんですか!?」

 

狂冶「悪いのデス。実はと言うとU-D自身、制御系統の機能をまったく持ってないので彼女単独だと彼女の中にあるエグザミアが暴走し、最後には自壊してしまうのデス。その為にそのワクチンで一時機能不全に陥らせてからダメージを与え続けてエグザミアを停止させた後にディアーチェさんによって制御して貰わないと終わらないのデス」

 

驚いて聞くなのはに狂冶はそう答える。

 

はやて「制御系統の機能を……」

 

シュテル「彼の言う通り、エグザミアを停止させて王がアクセスしない限り極めて危険です。謎の勢力もいる事を考えると速やかにやるしかないかと」

 

呟くはやてや他のメンバーにシュテルは展開した画面で作業をしながらそう返す。

 

狂冶「デスね」

 

アルフ「速やかって言うけど、U-Dがどこにいるか分からなきゃダメじゃないか」

 

ジェイル「確かにそうだね。それも平行してやらないとね。ウーノ手伝ってくれ」

 

ウーノ「了解です。お父様」

 

クロノ「こちらもエイミィに頼んで探すのを手伝います」

 

頷く狂冶の後にそう言うアルフへジェイルは同意した後に来ていたウーノにお願いし、クロノもエイミィに指示を出しに行く。

 

ブレーク「俺たちは第三者のほうを調べるか」

 

ユーノ「調べると言うとどうやって?」

 

ディアーチェ「そこの奴の言う通りどう調べるのだ?」

 

そんなメンバーの作業の様子を見てからそう言うブレークにユーノとディアーチェは聞く。

 

ブレーク「簡単だ。奴らの仲間を一人捕まえて情報を聞けばいい」

 

リンディ「成程、確かに今の状況じゃあ一番有効ね」

 

シグナム「ない以上、尋問してと言う事になるな」

 

調べる方法を言うブレークにリンディとシグナムは納得する。

 

ブレーク「んじゃ探しに行くか」

 

オリヴィエ「そうですね」

 

ヴィータ「うっし!記憶にねえのをとっ捕まえれば良いんだな」

 

そう言って立ち上がるブレークに他の面々も立ち上がる。

 

一方で

 

???「ふん、あの王子様は変わった奴らとつるんでいるんだな」

 

海に浮かび、報告してきたゼロドーパントやクイーンドーパントのを聞いて顎を摩る。

 

???「さて、ブレインコントロールドーパント、プリズンドーパント」

 

呼びかけに控えていた2体のドーパントが前に出る。

 

プリズンドーパント「主よ。命令はなんでしょうか?」

 

???「三王を捕獲し洗脳しろ」

 

ブレインコントロールドーパント「御意」

 

命令に2体のドーパントは頭を下げた後に命令を果たす為にその場を去る。

 

???「ククク……楽しみだ」

 

そんな2人を見送りながら謎の人物は笑う。

 

戻ってブレーク達

 

今回はひと塊で言った方が良いとナイトを中心に飛んで一部のメンバーはU-Dへの体力をもっとくために待機と言う事になった。

 

ブレーク「見つからないな」

 

フォーゼ「そうですね」

 

ブレイド「それらしい人がいませんね」

 

呟くブレークにフォーゼは同意し、ブレイドは辺りを見ながらそう呟く。

 

クラウス「我々が探してるのを感づかれたか?」

 

ブレーク「だとしたら厄介だな」

 

そう言うクラウスにブレークは唸る。

 

コアC「……どうやらその心配はいらないようだ」

 

レヴィ「え?なんで?」

 

するとそう言いだすコアにレヴィが聞こうとしたとき…

 

ガチャガチャガチャ!!

 

ディアーチェ「!?皆の者避けろ!」

 

聞こえてきた音にディアーチェが警告すると共に誰もが退避行動を取るがオリヴィエだけ回避が遅れて飛んで来た鎖付きの檻に捕まってしまう。

 

ブレーク「オリヴィエ!?」

 

オーズTC「今のは!?」

 

プリズンドーパント「チッ、一人だけか!」

 

それに誰もが驚く中で鎖を放ったプリズンドーパントは舌打ちする。

 

ブレイド「ドーパント!」

 

カズマ「様子からして第三勢力のみたいだね」

 

キバット「不意打ちとはいきなりやってくれるな」

 

現れたプリズンドーパントと後ろにいるブレインコントロールドーパントに誰もが身構える。

 

ブレインコントロールドーパント(以下BCD)「まぁいい、とりあえず一人だけでも」

 

クラウス「何をする気だ!」

 

そう言うBCDのにクラウスは問う。

 

BCD「こうするのだ」

 

その言葉と共に右手をオリヴィエへ向ける。

その後にBCDの右腕が輝いてオリヴィエへと伝わって行く。

 

オリヴィエ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ブレーク「オリヴィエ!?」

 

ブレイド「!この!」

 

サンダー!

 

悲鳴をあげるオリヴィエにブレークが叫ぶ隣でブレイドが止めさせようとカズマからレクチャーを受けて覚えたブレイラウザーにカードをラウズした後にBCDに向けてブレイラウザーを向けると稲妻が迸り、BCDに向かっていく。

 

BCD「!」

 

それによりBCDは行動を中断させられてオリヴィエは気絶する。

 

ディアーチェ「キバット!」

 

キバット「おう!キバって行くぜ!ガブっ!」

 

続けてディアーチェが向かいながらキバへと変身してプリズンドーパントへと攻撃を仕掛ける。

 

プリズンドーパント「ちっ!」

 

それにプリズンドーパントはオリヴィエを捕らえていた檻を放り投げてキバの攻撃を避ける。

 

その間にレヴィとブレークがオリヴィエの囚われた檻を回収する

 

プリズンドーパント「しまっ!?」

 

キバ「先ほどの様子から聖王達が目当ての様だがそうはさせぬ!」

 

回収されたオリヴィエをもう一度取り戻そうと動こうとするプリズンドーパントの前にキバが立ちふさがる。

 

プリズンドーパント「おのれ……」

 

捕まえた存在を奪取された事に憤慨するプリズンドーパントはBCDに顔を向け、BCDは頷くと左手を掲げる。

 

すると彼らの後ろに大量のなのは達の偽物が現れる。

 

ブレーク「なっ!?」

 

クラウス「これは!?」

 

プリズンドーパント「マスターに献上する者達だったが…かかれい!」

 

驚くブレーク達へとプリズンドーパントの号令と共に偽物たちは襲い掛かる。

 

ブレーク「こいつらにも洗脳してあるのか!」

 

襲い掛かる偽物にブレークは顔を顰めながら応戦に出て、他のメンバーも同じようにする。

 

コアC「厄介な事をする!」

 

プリズンドーパント「おい、どうする?今のうちに捕獲するか?」

 

BCD「そうしたいが奴らも考えて動いて我々を阻んでいるな」

 

そう聞くプリズンドーパントのにBCDは状況を見ながらそう言う。

 

ZERO「オラァ!」

 

プリズンドーパント「うお!?」

 

そんな所へZEROへと変身したブレークが殴り込み、2体のドーパントは慌てて避ける。

 

その後にオーズTCがZEROと並んで構える。

 

プリズンドーパント「ちっ!厄日過ぎる!」

 

BCD「確かに主に顔向けが出来ないな」

 

舌打ちするプリズンドーパントにBCDも同意して苦い声を漏らす。

 

ZERO「その主ってのは誰だ」

 

プリズンドーパント「バカめ!そんな事を言う奴がどこにいる!」

 

BCD「同じく」

 

オーズTC「うーん確かに正論」

 

そう問うZEROのに対してそう言う敵側にオーズTCは思わず納得する。

 

ZERO「チッ、ダメか」

 

舌打ちするZEROを気にせず2体のドーパントは距離を取る。

 

プリズンドーパント「とにかく捕獲させて貰うぞ!」

 

BCD「それが我らの与えられた使命!」

 

ZERO「ならそれを阻止する!」

 

そう言う2体のドーパントにZEROとオーズTCは飛び出す。

 

プリズンドーパントの投げてくるオリを避けつつ2体のドーパントとぶつかり合う。

 

ガキィン!

 

プリズンドーパントのオリを使った格闘術のをブレークは掃きながらぶつかり、その隣でBCDとオーズTCが光弾によるぶつかり合いをし続ける。

 

オーズTC「なかなかやるね敵さんも」

 

ZERO「そうだな」

 

距離を取って言うオーズTCにZEROは頷いて構える。

 

プリズンドーパント達も再び構えようとし…

 

プリズンドーパント「む?主どうし…りょ、了解です」

 

BCD「ん?どうした」

 

突如、動きを止めて誰かと会話したプリズンドーパントにBCDは話しかけるとプリズンドーパントは聞かれない様にかぼそぼそと小声で伝えるとBCDは頷いた後に両手を掲げると残っていた偽物たちが消えて行く。

 

BCD「悪いがここで帰らせて貰う」

 

ZERO「なに?」

 

自分たちを捕まえると言った割りにあっさり引き下がろうとするのにZEROは疑問に思う。

 

プリズン「主が代わりとなる奴を捕まえたとの事でな。お前らを捕まえる必要は無くなった」

 

ZERO「何!?」

 

その言葉を残すとプリズンドーパントは問い詰めようと向かって来たZEROにオリを投げつけ、当たる直前にBCDが光弾を放ってオリに命中させるとオリは爆発を起こして辺りが煙に包まれる。

 

煙が晴れるとドーパントの姿はなかった。

 

オーズTC「逃げられたね」

 

ZERO「そのようだな」

 

姿のない事にもういないのを確認してクラウス達と合流する。

 

フォーゼ「無事でしたか」

 

ZERO「そっちも大丈夫だったか」

 

ブレイドJF「はい。カズマさんにフォローして貰って」

 

カズマ『助かったのは操られていたからかそこまで発揮できなかった事だろうな』

 

コアC「ただ、オリヴィエは気を失ったままだ。後で見て貰った方が良いだろう。」

 

安否を聞くZEROにブレイドJFが答えた後にコアCが抱きかかえたオリヴィエを見てそう言う。

 

ZERO「そうだな」

 

キバ「では戻るか」

 

レヴィ「えー戻るの?」

 

ガルル「この状況じゃあ無理だろ」

 

そう言うキバにレヴィは不満げだがガルルのにオリヴィエを見てそうだねと納得して続く。

 

ZERO「にしても気になるな」

 

キバ「気になるとは、先ほどの奴らの発言か?」

 

戻る中でそう言うZEROのにキバはそう聞いてああと返される。

 

ZERO「あぁ。一体何を捕獲したのかがな」

 

キバ「ふむ、考えられるは…王と同じ実力のか…もしくはお前達の偽物をではないだろうか?」

 

それを聞いてそう言うキバに確かにそれがありえそうだなとZEROは頭を抑える。

 

ZERO「まさかさっき言っていた俺の偽者とか」

 

その後にリンディ達から聞いた自分の偽物を思い出す。

苦戦させられたと聞いたのでそれだけの実力を捕まえられると言う事は相手も相当な手練れかと考えて気合を入れ直す。

 

一方で

 

???「くっ!」

 

偽ブレーク「……」

 

その存在は膝を付きながら目の前にいる倒れ伏した偽ブレークを見る。

 

クイーンドーパント「マスター、大丈夫ですか?」

 

???「な、なんとかな」

 

そう返した後にやはり偽物とはいえ王子はくやれねえなとぼやきながら立ち上がって偽ブレークを掴む。

 

???「だがしかし、これで良い戦力が手に入った」

 

クイーンドーパント「そうですね」

 

ニヤリと笑って言う人物にクイーンドーパントは頷く。

 

そこにBCDとプリズンドーパントが戻る。

 

BCD「戻りました主」

 

プリズンドーパント「それでその人物とは?」

 

???「こいつだ……」

 

聞くプリズンドーパントに存在は付き出そうとし…

 

ズバン!

 

???「……え?」

 

そう言って見せようとした人物はいつの間にか目を覚ましていた偽ブレークに腕を斬られる。

 

プリズンドーパント「主!この!」

 

それですぐさま逃げようとした偽ブレークをプリズンドーパントはオリを大量に投げて動きを止めるとBCDが近づいて偽ブレークの顔を掴んで腕を光らせる。

 

抵抗しようとしていた偽ブレークはジタバタするがしばらくして腕がだらりと下がる。

 

BCD「主に傷を負わせるとは」

 

プリズンドーパント「主、腕は!?」

 

???「……」

 

息を吐くBCDの後に聞くプリズンドーパントへその人物は腕を無言で見せる。

 

その腕は両断されて落とされていた。

 

プリズンドーパント「なんと!?」

 

BCD「気を失ったと思わせて主の腕を両断するとは…こうやって洗脳をして…いやし続けなければ本物よりも厄介な存在にしかなりませんな…」

 

驚くプリズンドーパントの後にBCDは偽ブレークに洗脳エネルギーを送りながらそう呟く。

 

???「……面白い。実に面白いぞ」

 

クイーンドーパント「あ、主?」

 

???「BCD!そいつの処刑したいという心をもっと高める感じに洗脳しろ!」

 

腕を再生させながら人物はくっくっくっと笑った後に怒気を纏わせてBCDに指示する。

 

は、はい!とBCDは返事しながら言われた通りにする。

 

人物は玉座に座りながら体を休める。

 

???「そいつには三王たちの処刑人をやらせる。我が前でな」

 

BCD「なるほど、それは良い考えです主。ところでその三王の一人にちょっと細工をしてきました」

 

そう言う人物にBCDはそう報告する。

 

???「細工だと?」

 

BCD「えぇ、ちょっとした細工をねぇ」

 

興味深そうに聞いた人物はそれは楽しみだなと呟く。

 

ドーパントの後ろにいる謎の存在。

 

そしてBCDが言う細工とは…




次回、魔法少女リリカルなのは~三王現代記~第四十三話
~洗脳されるK/残りし者達~
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