白兎が英雄ホイホイなのは間違っているだろうか?   作:red knight

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今回はギャグ回です。
ベートさんに(色々と)頑張ってもらいましょう。


凶狼、制約女君に喧嘩を売る

ダンジョン4階層

 

マリエ「それじゃ皆、ここからはコンビ組んで8階層まで一緒にいくで。」

 

マリエの一言でコンビを組む若手冒険者達。

 

ベル「がんばりましょう。」

アイズ「うん。」

 

ベルとアイズが組むことになった。

一方アツシは………

 

アツシ「よろしくお願いします。」

ジェロ「よろしく頼むだ。」

 

ジェロニモと組むことになった。

一方で………

 

ベート「けっ、俺が組む奴って………」

ロエⅡ「よろしく頼むぞオオカミくん。」

ベルシ「………」

 

ヴィーザルファミリアのベートはロエⅡとベルシという得体の知れない冒険者とトリオを組むことになった。

 

リノ「おねえちゃんおねえちゃん、いっぱいモンスターをかりましょう。そしたらわたしたちちゅうごくのまおう(・・・・・・・・・)だよ。」

シズル「注目の的(・・・・)って言いたいのね。」

 

デメテルファミリアの姉妹コンビ、シズルとリノもやる気満々だ。

 

マリエ「うんうん。皆やる気満々やな。」

リヴェ「まぁ色んな所がマリエの提案に賛同して参加者を集めてくれたのは嬉しい誤算だな。」

ギャ「それだけあの大抗争で多くのファミリアが傷ついた証拠だろう。だからこそ二度とあの大抗争が起きないよう眷属のレベルアップになりふり構わず他のファミリアの提案も受け入れたんだろ。」

 

マリエとリヴェリアの姉妹が話してる傍でロンゴミニアトファミリアのギャラハッドが感慨深げに新人冒険者達を見ていた。

 

マリエ「まぁギャーさんが言うのも納得やけど………」

リヴェ「そう言えばギャラハッド、お前のファミリアの新人も参加してるのか?」

ギャ「ああ。俺の腹違いの妹だ。今回フレイヤの所のバカ猫の妹と組んでいる。」

 

そう言ってギャラハッドが指さす方には………

 

マシュ「こんなに参加者が多いなんて、緊張します。」

アニャ「この遠征に参加したら少しは兄様に近づけるかニャ?」

 

ロンゴミニアトファミリアのマシュとフレイヤファミリアのアーニャ・フローメルが緊張していた。

 

マリエ「それじゃ皆、行動開始やで。」

 

 

 

 

 

一方、地上では………

 

ルル「見つけたぞ。ここだ。」

 

ヘスティアファミリア居残り組ルルとアタルはオラリオの外れにある小さな宿屋に来ていた。

 

アタル「ヘルメスファミリアのアスフィがガネーシャファミリアの冒険者を動かして調査してもらい当たりを付けた箇所で一番可能性が高いのがここか。」

ルル「ああ。あの【虐殺侯爵(ジ・ジェノサイド)】が送り込んだ犯罪者の名前を知って可能性のある場所を特定したらここが一番怪しい。」

 

二人は武装して乗り込む気満々だ。

 

ルル「分かってるがアタル、相手は………」

アタル「分かってる。【ファミリア潰し】と【悪食の黒獣】、【ドクター・ジャッカル】に【音速の狂信者(ラディカル・グッドスピード)】。ロキ、フレイヤ、そしてロンゴミニアトファミリアの三派閥でも手を焼く凶暴な戦力だ。今回はあくまで調査だけだ。」

ルル「では行こうか。」

 

二人が宿屋の中へと入っていく。

 

 

 

 

 

ダンジョン8階層

 

遠征の方は順調に進んでいた。

ここで注目のコンビの活躍をダイジェストで紹介しよう。

 

ベルとアイズは共に前線で戦うスピードアタッカーなので素早さを生かしてモンスター達を翻弄して倒した。

基本攻撃一辺倒のアイズをベルがオールラウンドにサポートしているのが印象的だった。

 

アツシとジェロニモも抜群のコンビネーションだ。

アツシのスピードでモンスター達を一か所に集めたところでジェロニモの必殺技『アパッチの雄叫び』で一気に仕留めるのだ。

組んでいたコンビの中では一番多くのモンスターを倒したと言える。

 

マシュとアーニャも意外とコンビネーションがいい。

盾役のマシュがモンスター達を引き付けている間にアーニャが隙をついてモンスター達を魔石に変えていく。

 

という感じで遠征では理想的なコンビの活躍が光る一方で中にはコンビネーションに苦労する組もいた。

 

それが顕著だったのはベート、ベルシ、ロエⅡのトリオだ。

このトリオ、前線アタッカーのベートとオールラウンダーのベルシ、後方支援担当のロエⅡと一見理想的な組み合わせに見えるがある一点が足を引っ張った。

そうベートの性格だった。

強引な性格のベートに対し物静かで無口なベルシと達観した性格のロエⅡの相性は思いのほか最悪の組み合わせだった。

何を考えてるか分からないベルシと物事を割り切るほど冷めた性格のロエⅡにベートはイライラし結果的にベートの単独行動が目立ち結果的に8階層に来るまでの成果はイマイチだった。

 

ベート「ちっ。」

 

やけっぱちになっているベート。

 

ロエⅡ「ここはやはりベートに合わせるべきだったかな。」

ベルシ「………彼は焦りすぎる。ここは私達が彼に合わせるべきだったな。」

 

ロエⅡとベルシが反省会していると………

 

クリス「ちょっといいか。」

 

そこに教官役のクリスティーナがやって来た。

 

クリス「お前たち二人は中々効率よく連携している。実にいいぞ。」

「「どっどうも………」」

クリス「それに引き換え、そこの狼小僧は全然なってないな。」

ベート「ああん?」

 

クリスティーナが大声でベートにダメ出しをする。

ダメ出しされたベートがクリスティーナに詰め寄る。

 

クリス「独りよがりでソロでワルツを踊るうちはまだまだ半人前だ。一流の強者になりたければ(あいて)を見つけろ。戦いとは独りではできない。相手がいなければな。」

ベート「どういう意味だ?」

クリス「お前はまだまだ半人前だという事だ小僧。」

ベート「けっ!オバサンが何言ってやが」

クリス「ふっん!!」

ベート「ぶっはぁ!?」

 

いきなり殴られるベート。

 

クリス「言葉に気を付けろ小僧。私は気が短い方だ。」

ベート「てめぇ………オバサンのくせにぶっはぁ!?」

 

再び殴られるベート。

 

クリス「どうやら躾をしなきゃいけないみたいだな。おいリヴェリア、数分ほどこの小僧に暴力(きょういく)を施してくる。」

リヴェ「待てクリスちゃん。相手はレベル2だ。お前が相手したら」

クリス「大丈夫だ。ちゃんと手加減はする。今この場で私と殺し合いができるのはエミヤ、ダイドウ、副団長の姉君、それとギャラハッドだけだ。それぐらいの分別はできる。」

リヴェ「だからって」

ベート「上等だ!ぶっ倒してやるぜオバサン!あとババア、邪魔すんじゃねぇぞ。」

リヴェ「!?」(# ゚Д゚)

 

リヴェリアの額に青筋が浮かぶ。

その様子を見て妹のマリエはじめ傍観者全員が一斉に二歩下がる。

 

リヴェ「クリスちゃん………」

クリス「なんだ副団長?」

リヴェ「死なない程度に懲らしめてやれ。」

クリス「ふふふ、いいね。そうこなくては。」( ̄ー ̄)ニヤリ

 

そう言ってベートを奥へと連れていくクリスティーナ。

 

 

 

 

 

数分後………

 

マリエ「それじゃ気を取り直して遠征を再開するで。」

「「「「「「「おおお!」」」」」」」

 

マリエの号令で再び行動を開始する新人冒険者達。

その一方で………

 

ベート「………」Ω\ζ°)チーン

ロエⅡ「大丈夫か狼君?」

ベルシ「………自業自得だな。」

 

顔が腫れあがるまでボコボコに殴られたベートに気を遣うロエⅡと呆れるベルシの表情が心にぐさりと刺さるベートの心情は今この場にいる誰にも理解されなかった。

 

 




久々の更新です。

今回の敵の簡単な情報を書いておきます。

【ファミリア潰し】:オラリオ郊外の善良なファミリア8組を壊滅に追い込みかの大抗争でも暗躍していた幻術士。

【悪食の黒獣】:東方にてアマテラスの眷属を殺しまくり東方を戦乱に陥れた凶悪ファミリア所属の殺し屋。

【ドクター・ジャッカル】:彼の去った場所には草一本残ってないと噂されるほどの危険人物。

音速の狂信者(ラディカル・グッドスピード)】:どんな品も発注から最短1分~1日で運ぶ裏社会最速の運び屋。

まぁある程度ヒントは書いてあるので誰だかは分かると思いますがとりあえず名前が分かるまでは弄らないで下さい。お願いします。


ちなみにリヴェリアはクリスティーナの事を『クリスちゃん』呼びします。
まぁリヴェリアの中の人を生かしたネタなので分かると思いますが。


次回はいよいよ白兎旅団第二陣が合流します。
また例によって不定期更新ですのであしからず。
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