やはり俺の加速世界は間違っている   作:亡き不死鳥

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後半になってようやく筆が進み始めた。そしてようやく終わりが見えてきたー!
というかこんな亀ペースで未だに時々お気に入りが増えてビックリ。

ではどうぞ。


裏切りの先に見えぬ希望

高い高い丘の上。目を光らせて今が今かと待ち構えているアバターがいた。その身を巨大な強化外装で覆い、視線は数キロ先を見通せる望遠レンズの先を見据えていた。指先は何時でも引き鉄を引く準備を怠らず、口は何かを食いしばるように固く閉じられている。

そのアバターの目に映っているのは漆黒のアバターと白銀のアバター。片腕を失っている漆黒のアバターを翻弄するように白銀のアバターが飛び回り、漆黒のアバターが不可視の攻撃を受けバランスを崩すと同時に白銀のアバターが攻めに転じる。その一つ一つがこのアバターをイラつかせた。純黒のアバターの子である白銀のアバターは親の期待に応えようと格上の相手に攻めかかっている。親から伝えられた助言を体現しようとしている。

 

『一度戦場にダイブしたならば、相手が誰であろうとひたすら対戦あるのみだ』

 

偶然聞いてしまったアイツの言葉が思い返される。アレは、自分の子を信じている言葉だった。そして子もそれを受け止め、ああしてそれを実行している。動きに怯えはなく、逃げ腰にもなっていない。

私は、あいつらみたいに親を、信じられていただろうか。いや、信じていた。当たり前のように信じ、そして、当たり前のことに気づかなかった。信じていたから、知ろうとしなかったんだ。親が、チェリー・ルークが、自分を超えた子の後ろ姿に何を思っていたかを、前しか見ていなかった自分は気づかなかった。常に近くにいた親がすぐ後ろにいると信じて疑わず、振り向いた時には目で見えないほどに離れていた。

 

「……まだ、まだあの鎧を壊せれば…」

 

あの頃に戻れるかもしれない。そんな不可能な現実を幻視し、覗いていたスコープを熱源感知に変更する。視界に映る人数が2人から3人に変化する。幻に縋り、自らの罪から目を背けるように、小さな小さな赤いアバターは、ゆっくりと引き鉄を引いた。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

sideクロウ

 

 

 

ひたすら戦闘あるのみ。それを心に刻みながら隻腕の鎧に対峙する。相手は王に匹敵する強敵だ。片腕を失ってもそう簡単に勝てる相手ではない。だから油断など欠片もなく災禍の鎧に挑んだ。

だが、予想外の展開が目の前で巻き起こっている。否、その役者に自分も入っているのだから巻き起こしている、というべきか。

 

「シッ!」

 

小さく息を吐き硬い鎧に拳をぶつける。あまり効いていないのだろう、すぐ振り下ろしてきた剣を予測しながら右翼のみを高速で振動させて刀を回避する。その勢いを殺さないように空中で半回転しながら僕は頭に向けて蹴りを放った。

 

「ユルァ!」

 

ガパッと突如開いた鎧の口は迫り来る足をそのまま喰い千切らんとしている。しかし僕はそれで蹴りを止めることはなかった。

突如ガキョッと不思議な音を立てて、足を喰おうとしていた顔は正面ではなく強制的に右に向けられた。つまり、なんの躊躇いもなく蹴りが放てるようになったということだ。

 

「ラァッ!」

 

掛け声一つ、十分な手応え、否、足応えを感じ鎧から距離を取る。先程から似たような光景が繰り返されていた。僕が攻める時、決まってウルフ先輩が絶妙に攻撃のサポートをしてくれる。まるで僕の心を読んでいるんじゃないかと思えるくらい、ウルフ先輩は的確に助けてくれた。鎧の攻撃が当たりそうになると必殺技で鎧の気を逸らし、攻撃する時は相手の反撃を封じるように小さな変化を与えてくれる。たったそれだけで今までの何倍も動けているように感じた。

 

(……いける!)

 

絶対的な強者に対して善戦、むしろ押しているような状況につい勇み足になる。体力をなくしてはいけない、弱らせるだけ。分かってるはずなのに休む間も無く攻めに向かう。

 

 

 

前を見るのに夢中になっていたせいだ。鎧に肉薄した僕は、横からくる巨大な力の奔流に気がつけなかった。

視界が、真っ赤に染まった。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

sideウルフ

 

増援(一人)が来てからは多少なりとも気を落ち着かせられた。なぜならクロウが率先して前衛を受け持ってくれるからだ。過去の災禍の鎧全般に言えることだが災禍の鎧はギリギリの戦い、そうでなくても激しい戦闘をしていると何故か不意打ちや今まで見切られていた複数攻撃が当たりやすくなる。先ほどまでの俺との対戦にもう一人追加で、どうやらその状態に陥っているらしい。

そのせいかは知らないが鎧はだんだん喋らなくなっている。我武者羅に剣を振るい、クロウを叩っ斬ろうとしている。一人で戦っていた時よりも判断力が見るからに衰えているのだ。

この状態なら無理に二人で攻めるより、俺はサポートに徹して確実にダメージを与え続けてるべきだろう。クロウも慣れてきたのか、危なくなっても逃げずに進んでくれるおかげでだいぶ行動も読みやすいしな。

 

「さて、もう一回か」

 

いや正直ね、サポートはするし真っ直ぐ突っ込んでもらって構わないんだけどさ、張り切り過ぎじゃない?クロウはヒットアンドアウェイを基本に危なげなく鎧に渡り合えてるから文句はない。でもそのインターバルがあまりにも短過ぎる。おかげで身体が薄っすらと見えてくるほどになっている。災禍の鎧の腕を切り落とした必殺技は色の侵食が発生しないので問題なかったが、通常攻撃は別だ。攻撃力と防御力に歴然とした差があるので一気に染まりはしないが、そろそろ不味いかもしれない。

それにクロウの状態も気になる。何も考えずにただ倒すことだけを考えるのは通常対戦ならともかく、無制限中立フィールドでは通用しない考えだ。乱入に不意打ち、闇討ちなんかも当然ありのここは前だけ見てたらヤられる場所。特に今回のような……ッ!

 

「噂をすればってか!」

 

四方に気を配っていた視界に、彼方から襲い来る光の濁流が映り込む。その光の色は…赤。やはり、と言うべきか。俺はギリギリ範囲外だが、クロウは巻き込まれる距離だ。そして災禍の鎧にぶち当たれば間違いなく奴の体力は底をつくだろう。それは今の状況では最悪と言わざるを得ない。またあんな化け物と最初から戦うなんてごめんだ。

 

「クロウ、ちょっと借りるぞ。あと少し隠れとけ!」

 

光の存在感に呑まれ、動きが固まったクロウを押しのけるように光の直線上に身体を割り込ませる。そしてクロウから手が離れる寸前に大声でコマンドを唱えた。

 

多彩変色(シャッフル・カラー)!」

 

瞬間、一人のアバターの姿が消え、他の場所からもう一人のアバターが現れた。消えたアバターはカラスの姿、現れたアバターは狼の姿をしている。そう、ウルフの色彩模倣(トレース)と同系統のアビリティにより、二人の色が入れ替わったのだ。

異変は終わらない。銀の特性を得たとはいえウルフは元々紙装甲。下手すればこの一撃だけで体力を持って行かれかねないというのに射線上に身を投げた。当然考え合ってのことだが、やはり死にかねない光線に身震いしながらもう一度コマンドを唱えた。

 

「…さらに、色付透明物体(ノンイノセンスリフレクション)!!」

 

右手を光線に、左手を虚空に伸ばし光線が訪れるのを待ち構える。数秒未満の時間内に災禍の鎧の位置を再度確かめる。

 

(体表色彩度100%。よって屈折操作方向、全方位!)

 

物理の授業で一度は目にしたことがあるだろうか。凹レンズや凸レンズに光を差し込んだ時、その光はレンズに指示されるように道筋を変える。この場で起きたことはまさにそれと同じ光景だ。今まで全てを焼き尽くさんと直進し続けていた光線はウルフを起点にあらぬ方向へ折れ曲がり、加速世界の空へ打ち上げられた。近くにいる存在に当たらないように約2秒、その身で光を捻じ曲げたのだ。

 

「ウルフ先輩!」

 

(クッソ、間に合わねえ!)

 

それはつまり、後ろにいる存在に、災禍の鎧に、自らの敵に2秒もの間完全無防備な背中を晒したことと同意となる。

 

「ユッラァァアア!!!!」

 

後ろから振り下ろされる剣からできる限り距離を取ろうと地を蹴る。だが、足りない。先程の意趣返しだろうか、さっき似たような光景を見たなぁと半ばヤケになりながら己の右腕が空に飛ぶ姿を確認した。それと同時に襲い来る激痛。

 

「ぐぅ、ぁぁ」

 

「ウルフ先輩!そんな……嘘だろ…。いったい誰が…」

 

狼狽えるクロウは見えないが、言葉から相当の動揺が伺える。きっと気づいているのだろう。気付いた上で、信じられないのだろう。あんな威力で、あんな距離から、そしてあんな色を持っている存在。

 

 

ザッ

 

 

足音が響く。果たしてそこに立っていたのは俺とクロウの頭の中の中心にいる存在。赤い装甲に、赤い銃。

 

赤の王、スカーレット・レインがその場に立っていた。撃ったと思われる距離から来たにしてはヤケに早い。…いや、薄っすら過剰光が見えるから心意を使ってここに来たようだ。人の事言えないしクロウにはバレていないとはいえ、堂々と使用している姿に痛みと共に笑いが湧いてくるようだ。

 

「……なんでだ、なんでなんだよ………赤の王。いや、スカーレット・レイン!」

 

震える声がフィールドに響き渡る。レインの登場で災禍の鎧の動きも止まった。静寂の中にクロウの声だけが大きく存在していた。

 

「裏切ったのか⁉︎対処法があったから良かったにしても、レベル9のウルフ先輩は君に倒されたらポイント全損してしまうんだぞ!」

 

「それがどうした。どういう仕組みでお前の姿が消えてるのかは知らねえが、退いてな。今のお前らに用は無い」

 

「そん…な」

 

クロウの言葉に聞く耳も、悪びれる事すらせずにレインは災禍の鎧と向き合い、右手に握った小さな銃を向けた。震えた指が引き金に掛かる。ちょうど相手は動かない。そのまま撃ち貫いてくれればこの右手程度気にしないんだが…。

 

「………に、コ」

 

「……ッ!」

 

どうやらそうは問屋が卸してくれないらしい。災禍の鎧が名前を呼んだだけで、目に見えるほど震えてレインの動きが停止した。

 

「……チェリー。まさか、意識が…」

 

「……ニコ。ボく、コンなニ強クナっタよ」

 

災禍の鎧が今までの暴れっぷりを潜めている。レインはまるで死んだ人間が生き返ったかのように驚き、一歩ずつ災禍の鎧に近づいていく。

 

「意識が、あるんだな⁉︎災禍の鎧に呑まれたのに、意識が!ハハッ、まさか、本当に!」

 

カシャンッと、ついには《断罪の一撃》である拳銃を落としてしまった。両腕は災禍の鎧、いやチェリー・ルークを迎え入れるように広げている。

 

「ニコ。ボク、頑張ッてモウスぐレベル8にナレソウナんだ」

 

「……そうか」

 

「キミは、喜んデクレる?ボクを、助けテクレる?」

 

「…あぁ。私はチェリーが、お前が戻って来てくれるだけで……」

 

 

 

ヒュン

 

 

 

言葉は、最後まで続かなかった。近づいたレインの首を両断する軌道に、災禍の鎧が剣を振り抜いたのだ。

 

「……チェリー。……なんで」

 

呆然、それ以外の言葉で言い表せない声色で、レインは口以外一切動かせない身体で災禍の鎧を見つめていた。

 

「………ニコ。ナンデ逃ゲルノ?」

 

幸いなのは、レインが俺の左腕の中にいて死んでいないってことか。

 

「…アト12ポイント。ソレデ、僕ハ強クナレルンダ。レベル9ヲ倒セバ。ニコヲ倒セバ。レベル8ニ、強ク、モット強ク…」

 

災禍の鎧は、元チェリー・ルークは、既にレインの事など見ていなかった。ただ自分が強くなる事以外の全てが、こいつの視界の中には存在しないのだろう。

これが嫌だったんだ。下手な希望、淡い望み、可能性の片鱗。そしてそこから訪れる絶望。上げて落とす、希望を与えられそれを奪われる。昔からある、初めから望みが無い状態よりさらに深く絶望させる方法だ。

 

「ユラアアァァァ!!」

 

巨大な咆哮。これは、今度こそチェリー・ルークとスカーレット・レインとの決別の証の如く、フィールドの彼方まで届く。だがそれほどの咆哮も、眼前にいるレインにだけは届いていなかった。常に目の中に存在していた光が消え失せている。

零化現象(ゼロフイル)》。アバターを動かす心の熱、魂と呼ばれる処からでる信号がゼロで埋め尽くされてしまったアバターに起こる現象。傷と向き合えず、闘志を失い、立つ事すらできなくなるシステム外バッドステータス。外部から治す方法は、ない。本人がこの傷と向かい合う以外に、この状態から抜け出す事は不可能だ。それはつまり、災禍の鎧消滅が不可能になった事を意味する。他人の強化外装を使う事はできる。だが、《断罪の一撃》はレギオンマスターからレギオンメンバーにのみ適応される。そいつを他人が使用する事は不可能だ。

 

「…万事休す、か」

 

ここで失敗すればもうリアルタイムで災禍の鎧のダイブ時間を知る事は出来なくなる。待ち伏せができない以上、大人数での討伐は不可能。この人数でも失敗したのにさらに少なくしてすぐに成功する可能性は少ない。

 

「……クソッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう、お前は諦めたか。なら、次は私が挑むとしようか」

 

 

 

斬ッ!遠くから鎧に向かって飛翔してきた斬撃が災禍の鎧に一文字の傷を刻んだ。それだけに留まらない。高速で鎧に突っ込んでいく黒い影、そして鎧と共に剣戟を繰り広げる。間違いなくあのお転婆お嬢様だ。

 

「……やけに遅かったな」

 

「なに、寄り道がてら子犬の世話をしていたものでな。少し手間取った。しかしようやく来たというのに情けない姿を見せてくれるじゃないか」

 

「押してダメなら諦めろが俺の主義なもんでね。今んとこ、押す扉が見あたんねえんだ」

 

「……ふむ。《零化現象》か」

 

災禍の鎧の猛攻に怯むことなく剣を重ね、着々と鎧に傷を増やしていくロータス。片腕がなくアンバランスの奴が相手だからか、多少会話をする余裕すらあるらしい。だがそれで一度倒したとしても、それ以上の意味を見出せない。レインが動けない以上…。

 

「押してダメなら諦めろ、だったか?ならば、押す気はあると見て良いのだな?」

 

「あ?まあ、な」

 

「なら私がお前に扉を授けよう。そこで寝ている赤の王を起こせ」

 

「はぁ⁉︎」

 

ロータスの言葉に柄にもなく声を上げてしまう。ロータスが《零化現象》について知らないわけがない。なにせ、それによってブレイン・バーストを去ってしまう人間が毎年現れているからだ。その解明だって相当の時間をかけて研究され、公表されている。

 

「…いや、無理だろ。《零化現象》は…」

 

「私はお前なら救えると信じている」

 

大音量の金属音に混じってえらく自分勝手で俺に不可能を要求してくる。レインの傷に向き合わせるなんて、やはり本人じゃないと不可能だ。

 

「信じてるって言ったって…」

 

「何故ならお前は、そいつと同じ苦しみを知っている存在だからだ」

 

「……ッ」

 

「最愛の存在が加速世界から消える悲しみを、お前は知っているはずだ!クリア・ウルフ!」

 

斬ッ斬ッ!!怒声と共に放たれた両手剣で鎧の胸元に十文字が刻まれる。流石の鎧も限界なのだろう、とうとう膝をついてしまった。

だが今の俺にはそれすら考えられない。最愛の存在。当然、小町だ。小町が全損した時に俺が《零化現象》に陥らなかったのは、現実世界での小町の安否を確認せずにはいられなかったからだ。恐らく小町が加速世界のことを覚えていないとわかった瞬間に加速世界にいたら、俺は間違いなく《零化現象》になっていただろう。

 

(……今のこいつは、あの時の俺と似たような気持ちなのか)

 

同じ体験、同じ立場、そして同じ絶望。そんな境遇の人間が目の前で打ち拉がれている。それを放っておくなど、できるはずもなかった。

 

「グルァ!」

 

「なに⁉︎」

 

無理難題に挑もうとしているのに、挑む時にすら邪魔が入るようだ。まだ逃げるだけの力を残していたのか。蹲っていた災禍の鎧がまるで何かに吸い寄せられるように空へ飛び上がった。

 

「ひ、《飛行アビリティ》⁉︎」

 

「いや、飛行アビリティは君以外確認されていないはずだ。恐らく似て非なるものだ。…行け、クロウ!アレは、君にしか止められない!」

 

「はい!」

 

クロウが飛び上がる音を聞き届け、ロータスはゆっくり此方へ振り向き、一言。

 

「ウルフ、お前を頼るぞ」

 

そう言い残すと、クロウを追って猛スピードで駆けて行った。残されたのは俺とレインだけ。災禍の鎧を食い止めているだろうクロウもそしてロータスも、俺みたいな奴を頼るなんて考えなしが過ぎているだろう。だが、ああそうだな。仕方ないよな。

 

 

 

「……おう、任せとけ」

 

 




次回予告はしないけど次次回くらい災禍の鎧編を終わらせたい。



《クリア・ウルフ解説コーナー》

色付透明物体(ノンイノセンスリフレクション)
レベル2必殺技で自身が受けるレーザーや光線系の特殊攻撃のダメージを無効にし、自身を起点に直進方向を変えることができる。無色透明の時点では変更できるのは前方90度しかないが、体表に色が存在する場合その比率に合わせて変更できる角度が広がる。

余談
上必殺技はレモン・サンとのタッグ戦で互いの色を多彩変色(シャッフル・カラー)で変更し、サンのレーザーの軌道をウルフが変えることにより相手に当てる戦術を得意としていた。
物理攻撃ではないのでサンの色は変わらず相手には見えないので、見えないレーザー砲台と高速でレーザーの軌道を変えてくる鬼畜コンビだったとか。


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