では2話行きます・・・ゲートオープン、界放!
「ここが別世界か・・・ぐっ!」
竜司が別世界に着いた瞬間、この世界でのカードの使い方が頭に入って来た。
「成程この世界ではコア=魔力で、普通にカードをする時はアニメみたいに追加されるか・・・。始まりの言葉を言ったら貯まりはじめると。今のところ相手がいないから、取り敢えず魔力で召喚してみよう。よし、ゲートオープン、解放!最初の召喚は・・・ブレイドラ!!」
すると竜司の目の前に赤いシンボルが出現し、そこから小さい翼竜が現れた。
「キィ?」
「おお!本当に召喚できた!感激だ!!あ、俺神代竜司よろしくな」
感動していたが、屈んでブレイドラに挨拶した。ブレイドラは理解したのか少し鳴いた。
「ん?なんか体の中に貯まった感じ・・・そっかこれがコア代わりの魔力か。バトスピと同じ初期は3コアとソウルコア1個と・・・。で今溜まってるのに必要な時間は1分と。これなら上手く行くと中型、大型と召喚出来るな」
そこまで言った所で竜司は当たりを見渡した。
「で、ここ何処だ?森だが紫の空って・・・紫の世界?いやいやいやいや流石にグラン・ロロじゃないよな?大丈夫だよな?」
竜司は不安になりブレイドラを抱きしめる。
ドオオオオオオン!!
「な、なんだ!?」
いきなり爆発音がして不安になる竜司。
「・・・行くしかないよな。手がかりもないし」
竜司は手がかりを得る為に爆発音がした方に向かった。
「赤と白のドラゴンに、あれが神が言っていた天使、堕天使、悪魔か・・・」
竜司の眼前には赤と白のドラゴンに攻撃を仕掛けようとしている人外たちがいた。
「あのドラゴン達の方が強いようだな。人外達の攻撃は全く効いてなさそうだ・・・怖いが試してみるかスピリットの力」
竜司は一枚のカードを見る。
「初陣はお前だ。雷よ、天を裂け!雷皇龍ジークヴルム召喚!」
「ギャアアアア!!」
竜司の背後から咆哮をあげながら目の前に飛び立つジークヴルム。
「初めましてだなジークヴルム。俺神代竜司よろしくな」
「ギャア"」
「ジークヴルムいきなりで悪いが力を貸してくれ」
竜司が言うと、ジークヴルムは頷き、竜司はジークヴルムに吸収された。
古くから争っていた天使、堕天使、悪魔は突如現れたニ天龍に対抗するため一時休戦し、協力してニ天龍を倒そうとしていたが、ニ天龍も互いに争いをやめ、三大勢力を攻撃し始めた。
「貴様ら如きが我等ニ天龍に勝てると思っているのか」
「身の程を知れ」
そう言いニ天龍は次の獲物として近くにいた、女の天使と悪魔に狙いをつけた。
「我等に歯向かった事を・・・」
「後悔して死ね」
「逃げなさい!ガブリエル!」
「セラフォルー、逃げろ!」
顔が整っている天使と悪魔が言うが、女性たちは疲労困憊な状態で動けそうにない。
(ここまでですね・・・)
(もう、動けない。サーゼクスちゃんごめんね・・・)
女性達はもう直ぐ訪れるであろう死を前に諦めていた。
しかし一筋の雷がニ天龍に当たり、攻撃がそれた事で無傷だった。
「なにが・・・」
「起こったの?」
2人は目を瞑っていたので分からなかったが、2人から離れていた者達は見た。雷を纏ったドラゴンがニ天龍に激突したのを。
「貴様何者だ!」
「我等ニ天龍に挑む気か!」
「ギャアアアア!」
ニ天龍の言葉にジークヴルムは咆哮で答えた。
そして再び雷を纏い白いドラゴン、アルビオンに激突しようとした。
「不意打ちでなければ効かんわ!」
『DivideDivideDivideDivideDivide!!!』
半減の効果で威力が弱まり、翼に切り裂かれ地面に落ちるジークヴルム。
「これでもくらえ」
『BoostBoostBoostBoostBoost!!!』
赤いドラゴン、ドライグが倍化したブレスをジークヴルムに向かって吐き出した。ジークヴルムも対抗するが倍化の影響でドライグのブレスに飲み込まれた。
「ドラゴンさん!」
悪魔の女性、セラフォルーが悲痛の声でジークヴルムに駆け寄ろうとする。
「駄目だセラフォルー危険だ」
それを紅髪の悪魔サーゼクスが止める。
「離してサーゼクスちゃん、ドラゴンさんが・・・」
「気持ちは分かるが僕等ではあのドラゴンの足手まといになってしまう・・・僕達は見守る事しか出来ないのだ」
セラフォルーとサーゼクスのやり取りの横では、天使の女性、ガブリエルと天使の美男子ミカエルが同じやり取りをしていた。
(後少し。後少しでノヴァとサジット召喚のコアが溜まる)
時間経過とダメージを受けた事でコアが溜まり、ダンの最後の切り札であるノヴァとサジットを一気に召喚しょうとしていた。
「消えろ!」
止めとしてドライグが最大出力のブレスをジークヴルムに向かって吐き出した。
(来た!)
目の前に迫ったブレスを前に待ち望んだ時が遂に来た。
「「ドラゴンさん/様!!?」」
セラフォルーとガブリエルの悲痛の叫びが響き渡る。
「くははは!我等に歯向かうからだ!」
「次は貴様達の番だ!」
アルビオンとドライグは今のでジークヴルムを殺ったと思い、セラフォルー達に攻撃をしようとした。
《まだ終わっていない。雷皇龍ジークヴルムを転召させ、紅蓮の星より龍を呼ぶ!超新星龍ジークヴルム・ノヴァ召喚!!》
声が聞こえ、聞こえた方に全員が視線を向けると、巨大な赤のシンボルが出現していた。
「なんだアレは・・・」
誰かが言った瞬間、シンボルが砕かれ、身体を巨大な赤い翼で覆ったドラゴンが現れ、背中から薄い桃色の光の翼が二枚出現し咆哮をあげた。
《更に!龍神の弓、天馬の矢、戦いの嵐を鎮めよ!光龍騎神サジット・アポロドラゴン召喚!!》
上空に太陽が出現し、その中を駆ける四本の足を持つ白き馬に鎧を持つ巨大なドラゴンが地面に降り立つと、背後の射手座の星座の光と共に咆哮を上げる。
「見た事がないドラゴンが2体・・・」
「最初のドラゴンに似てるなあいつ・・・」
「アザゼルいつの間に?」
鴉に似た羽をもつ男、アザゼルがいた事にサーゼクスは問いかけた。
「今さっきだ。それよりあの2体のドラゴンに謎の声・・・興味深いぜ」
「アザゼル貴方というヒトは・・・」
研究者気質のアザゼルにミカエルは呆れた。
《仕切り直しだ。サジットは白のドラゴンの相手を頼む》
「ガアアアアア!」
竜司の言葉にサジットは頷き、その手に弓と矢を出現しアルビオンに向かって駆けて行く。
《ノヴァ俺達の力見せてやるぞ》
「ギャアアアア!」
ジークヴルム・ノヴァが翼を広げ、飛翔すると身体が光に包まれていきその翼から光の弾丸がドライグに降り注ぐ。
「ぐっ!小癪な」
ドライグが前を見ると、ジークヴルム・ノヴァが炎を纏いドライグに激突した。
「先程より強い!!」
ジークヴルムの激突に比べ、遥かに強いジークヴルム・ノヴァの激突はドライグに確実にダメージを与えた。
一方アルビオンの方は、幾ら半減しても無数の矢が降りかかり、アルビオンは苛立っていた。
「鬱陶しいわ!」
翼で矢を切り裂きサジット・アポロドラゴンに向かった。
《フラッシュタイミング!バーニングサンを2枚使い、輝竜シャイン・ブレイザーとトレス・ベルーガをサジット・アポロドラゴンに
サジット・アポロドラゴンに2体のブレイヴの力を宿し、鎧は黄金になった。
「なに!?」
突然の事に驚いたが、そのまま止まらずその翼で切り裂こうとするが、サジット・アポロドラゴンは弓を剣に変形させ、その翼を逆に切り裂いた。
「ぐああああ!」
翼を切り裂かれ、苦痛の声をだすアルビオン。
そこに激突で吹き飛ばされたドライグがアルビオンの横に並んだ。
「白いの今は協力して、あいつ等を倒さないか?」
「奇遇だな赤いの。俺もそう思っていた所だ」
ニ天龍はジークヴルム・ノヴァとサジット・アポロドラゴンの力を前に共闘する事になった。
「おいおいまさかニ天龍が共闘するとはな」
「それだけあの2体のドラゴン達が強いという事です」
「しかし、ニ天龍の共闘ではあの2体のドラゴンでもキツイだろう。僕達も援護・・」
《大丈夫だ。ノヴァとサジットの力はこんなものではない》
ニ天龍の共闘にアザゼルは驚き、ミカエルはノヴァとサジットの強さに戦慄した。サーゼクスが援護しようとするが竜司が遮った。
「これでも!」
「くらえ!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
アルビオンの斬撃とドライグのブレスがドライグの倍化で先程より強化された。
《今こそノヴァとサジットの力を一つに。天駆る闇祓う光!超神光龍サジットヴルム・ノヴァを煌臨!!》
斬撃とブレスが直撃し、爆炎の中で2体の姿が重なり、新たなドラゴンが誕生した。
「合体した!?」
全員が合体したことに驚いた。
《更に
グランシャリオを右手にもち、ドライグに目掛けて駆け出した。
「合体しようが!」
ドライグがブレスを放つがサジットヴルム・ノヴァは簡単に避け、斬撃を飛ばしてブレスごとドライグを切り裂いた。
「ドライグ!?おのれ!」
ドライグがやられたことにアルビオンは怒り、再び斬撃を飛ばす。
サジットヴルム・ノヴァは弓を出現させ、グランシャリオを矢にし、斬撃を落としそのままアルビオンに突き刺さった。
「勝ちまったあのニ天龍に・・・」
アザゼルの言葉はこの場にいる全員の代弁だった。
(さて赤と白のドラゴンは倒したが、これからどうするか・・・)
(ワシの声が聞こえるか?)
これからどうするか考えていると、竜司を転生させた神が呼びかけて来た。
(神様か聞こえている)
(竜司よ飛ばす時間と場所を間違えてしまった。お主が今いるのは現世より1000年前の冥界だ)
(冥界・・・だから空が紫だったんだな)
(そう言う事だ。先程現世に飛ばす準備が整った。場所はちゃんと人間界だ)
(ほっ、良かった。じゃあ飛ばしてくれ)
(心得た)
そう言うと、サジットヴルム・ノヴァの下に魔法陣が浮かびあがり、段々とサジットヴルム・ノヴァが透け始めた。
「待ってください!貴方の名を聞いてません!!」
「そうだよ!これでお別れなんていやだよ!!」
ガブリエルとセラフォルーが真っ先に声をかける。
《運がよければまた会えるだろう。今この姿は超神光龍サジットヴルム・ノヴァだ。俺の名は言えないが竜を
「超神光龍・・・」
「サジットヴルム・ノヴァ・・・」
竜司の言葉にガブリエルとセラフォルーは繰り返すように呟いた。
《またな》
そう言い残してサジットヴルム・ノヴァは消えた。
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