神により転移した竜司は周りを見渡した。
「空が紫じゃない。って事は人間界か・・・だが、なんで体が縮んでるんだよ!!」
そう竜司の体は中学生程までに縮んでいた。
(竜司聞こえるか?)
「神様聞こえてるが、何故体が縮んでるんだ?某死神みたいじゃないか」
(うむ。転移は成功したが、時空が歪みそうなったみたいだ)
「そっか。で?これからどうすればいい?」
(家はこちらで用意した。その家ではスピリットは普通に召喚出来るぞ。特殊な結界で普通の人間にはスピリット達の姿は確認できないようになっておる)
「普通の人間って事は、人外達は目視出来るって事でいいのか?」
(その通りじゃ。明日から〇〇中学に編入となっているからな。今から家と学校の位置を送る)
そう言い脳内に直接場所を送った。
「成程。了解した」
(では竜司よ。第二の人生楽しむんだぞ)
「ああ、ありがとうな神様」
竜司は自分の家に向かった。
転醒から3年。中学3年になった竜司は修学旅行で京都に来ていた。
「世界が変わっても京都の観光名所は変わっていないな」
竜司は自由行動で1人京都を回っていた。何故1人かと言うと、竜司のカードバトラーの直感が働き、力を使う事になると思い1人で行動していた。
金閣寺で竜司は九重という女の子と出会う。なんでも母親と喧嘩して家を飛び出してきたとの事。話を聞き終えた竜司は膝を着き目線を九重に合わせた。
「いいか九重。お前のお母さんはお前の事を思って叱ったんだ。確かに九重の年では反抗してしまうが、大きくなればそのありがたさがわかる筈だ。なら九重がする事は分かるな?」
「・・・母上に謝ることじゃ」
「そうだ家まで一緒に行ってやるから、お母さんに謝ろ」
「うむ!」
竜司が九重の手を掴んで歩き出そうとした瞬間、2人以外の人間が消えた。
「これは結界か?」
竜司が周りを見渡していると、攻撃が飛んで来た。竜司は九重を抱えて回避した。
「貴様九重様を放せ!!」
竜司が着地すると、妖怪が竜司を囲んでいた。
「その方を関西の妖怪を束ねる八坂様のご息女と知っての狼藉か!!」
「九重お前妖怪なのか?」
「うむ。一般人に知られては困るが、そうじゃ私は九尾の狐の娘じゃ」
妖怪に囲まれている中竜司は普通に会話するように九重と話す。
「九重様を放せ!!」
鬼の妖怪が竜司に殴りかかる。
「待てこの者は!」
九重の制止の前に鬼の拳が迫る。
「正当防衛だ悪く思うな。ゲートオープン、解放!一つ目ボーズ、からかさマン、かっぱっぱを召喚!」
竜司の前に黄色のシンボルが3つ現れ、シンボルから妖怪をモチーフにしたスピリット達が現れた。
「な、妖怪!?」
「まさか敵妖怪勢力の殴り込みか!!」
見た目妖怪のスピリット達に妖怪たちが殺気たつ。
「竜司お主どこかの勢力の者か!?」
「勢力にはついていないな。これは正当防衛だ。まあ警戒を解こうと妖怪をモチーフのスピリットの召喚は不味かったな。仕方ない一旦落ち着いてもらわないと話もできないし。九重離れていろ」
九重にどこかの勢力の者と聞かれ、否定するが話すにも落ち着かないと駄目だと判断した竜司は九重を下ろして離れてるように言うと一枚のカードを呼び覚ます。
「来いオラクルスピリットの一角!オラクル二十一柱
青の衣装にうさ耳をつけた月をモチーフにした杖を持つ女性が竜司の前に現れた。
「俺はこれ以上やりあう気はないが、そちらがその気なら付き合ってやる」
竜司の気迫に妖怪達は怯むが、九重を助ける為に動こうとすると、妖怪達の後ろから女性の声が響き渡る。
「そこまでじゃ!者共下がるのじゃ!!」
和装の9本の尾を生やした金髪美女は妖怪達があけた間を歩く。
「八坂様危険です!」
「そうです奴は九重様を攫った不埒者ですよ!」
「加えて敵勢力の者かもしれないのですよ!!」
妖怪達の訴えを無視し、八坂は九重に話しかける。
「九重よその者は誰じゃ」
八坂は真っ直ぐ九重の目を見る。
「母上と喧嘩をして、落ち込んでいた私を慰めてくれて、母上と仲直りするよう教えてくれた恩人です。母上あの時はごめんなさい」
九重も真っ直ぐ八坂の目を見て言い、頭を下げた。
「頭をあげよ九重。そこのお主娘が世話になったようじゃな。私はこの裏京都を取り締まる八坂と言う。部下達の無礼謝罪する。済まなかった」
九重に頭をあげるように言い、竜司に謝罪をする八坂。
「頭をあげてください。俺も配慮が足らず申し訳ない。お、自分は神代竜司14歳の中学3年です」
竜司も妖怪をモチーフにしたスピリットを召喚したため、ややこしくなったことを理解しているから謝罪した。
「ここではなんじゃ。わらわ達の屋敷に招待しよう」
「ならお言葉に甘えよう」
竜司は素直に八坂の後ろをついて行く。
八坂たちが住んでる屋敷につき竜司の前には八坂と九重。左右に妖怪達が控えている。ザ・ムーンは既に戻っている。
「まずは改めて謝罪を。部下達が迷惑をかけた。済まなかった」
八坂が頭を下げると、九重と妖怪達も頭を下げた。
「謝罪を受け取りますので、頭をあげて下さい」
竜司が言うと八坂達は頭をあげた。
「俺の方も勘違いさせたので」
「お互い様という事だな」
「そうですね」
和やかな雰囲気で話していたが、八坂が真剣な表情になったので、空気がピリッとなった。
「お主と九重の話を聞いて、お主は敵ではないと分かったが、お主の力はなんじゃ?
「その
そう言い、先程召喚した一つ目ボーズ、からかさマン、かっぱっぱとザ・ムーンのカードを見せた。
「これは?」
「バトルスピリッツと言うカードだ。俺はこのカードを召喚、
「ふむ
「ええ、いいですよ。ゲートオープン、解放!一つ目ボーズを召喚!」
八坂が実際に召喚出来るか聞くと竜司が了承して、黄色のシンボルから一つ目ボーズが召喚された。
「ほうほう。確かに召喚出来るようじゃな。次に
「大丈夫だが合体は中型からしか
「わかった」
数分でコアが溜まり竜司はザ・ムーンを召喚した。
「よし!
竜司がザ・ムーンに吸い込まれた。
《これが
竜司はザ・ムーンの状態で手を振る。
「奇妙な力じゃな。元に戻れるか?」
《ええ、大丈夫ですよ》
八坂に元に戻れるか聞かれ、竜司は元に戻った。
「さてお主に提案がある」
「それは?」
「お主、わらわ達西日本の妖怪勢力につく気はないか?」
八坂の言葉に妖怪達はざわついた。
「お主の力はどこの勢力も無視できないじゃろう」
「貴方達の下につくのもいいと思うが、まだ自由に動きたいんだ」
「なら同盟はどうじゃ?」
「同盟か。同盟ならいい」
「決まりじゃな。よろしく頼む竜司殿」
「よろしくお願いします。八坂さん」
八坂と竜司は握手し、竜司は西日本の妖怪勢力と同盟を結んだ。
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