更に1年経ち竜司は高校2年生になった。
「先輩お昼行きましょう」
「ああ」
竜司を昼に誘ったのは小柄の少女だった。
「くそっ神代め!学園のマスコット小猫ちゃんとお昼とか羨ましすぎだろうが!」
「そう言えば昨日も1年の子に告白されてたな」
「リア充め!」
竜司に悪態をつくのは上から、元浜、松田、兵藤 一誠だ。この3人は変態3人組と言われ、ことある事に覗きをしたり大衆の前でエロ本をみたり、卑談をしているので自業自得なのだが。
竜司と小猫は数ヶ月前に知り合い、声をかけて来たのは小猫だった。
~回想~
「あの貴方黒猫又は黒歌というヒトを知っていますか?」
「(黒歌の妹か・・・。さっさと仲直りさせるか)そうだな・・・契約してくれるなら何でも答えるが悪魔さん?」
「ッ!」
悪魔と言われ小猫は距離をとった。
「・・・何者ですか?」
「裏を知っている人間かな?それでどうする契約するか?」
「・・・」
「契約すれば君の質問に嘘偽りはしない」
「・・・それを信用しろと?」
「まぁいきなりこんな事を言われて信用できないわな。そこで一つ教えよう。黒歌の事を知っている」
「ッ!!・・・わかりました。その契約を結びます」
「それじゃ今夜呼び出すよ」
「わかりました」
竜司は黒歌にどう説明しようか悩みながら帰る。
「って事で妹にお前の事を話す」
「逃げるが勝ち!」
「ジャンヌ」
「はいチェックメイト」
竜司から夜に小猫を呼び出す事を聞いた黒歌は逃げようとするが、事前にジャンヌに言っていた竜司の呼びかけで、ジャンヌは黒歌の周りを聖剣で囲い逃げられないようにした。
「誤魔化したところでしつこく付きまとわれる位なら、最初から正直に話せばいい。黒歌も最初からちゃんと説明しとけばこんな面倒事にはならなかった筈だ」
「ぐうの音もでないにゃ」
「ところで竜司君。妹さんにもオーフィスと光龍の事を話すの?」
「いや流石にその事はまだ話せない」
「まあそうよね」
「オーフィス今日は悪いが夜は自室で待機しといてくれ」
「ん。わかった」
竜司達は夜に備える
そして夜小猫を呼び出した。
「さて契約の内容だが、俺達が話した事は誰かに話すのを禁じる。これただ一つだ」
「はい?そんな事でいいんですか?」
「情報は金に勝るからな。それじゃ何が聞きたい?」
「黒歌姉様の事を話して下さい」
「それは本人に聞け」
竜司が指を鳴らすと幻術を解除した黒歌が現れた。
「白音・・・」
「姉様・・・」
「じゃ後は姉妹水入らずで」
竜司は黒歌に丸投げして部屋を出て、ドアの前で待つ。
時折怒鳴り声などが聞こえて来たが、最後には2人の大泣きが聞こえてきて、無事和解したと理解した竜司は2人が落ち着くまで待ってから部屋に入る。
「ところでずっと気になっていましたが、この動物たちはなんですか?」
ブレイドラを抱えた小猫が聞いてくる。
「この子達はバトルスピリッツって言うカードゲームのスピリッツだ。俺の力でこの子達の力を使えたり、召喚できたりするんだ。地下にいけば専用のフィールドでバトルができる」
「凄いですね先輩は。そう言えばお名前を聞いていませんでした。」
「ああそうか。俺は神代竜司だ」
「私は今は塔城小猫と名乗っています。本当の名前は白音です」
「学園じゃ小猫って呼んだ方がいいか?」
「はいお願いします」
こうして竜司は小猫と知り合い、白音と黒歌は和解した。その後ジャンヌも紹介し、小猫は竜司の家によく来るようになった。
~回想終わり~
「で小猫、黒歌の事は話してないよな?」
「そういう契約ですからね。あの時は本当に驚きました」
「まあそうだよな」
「あ、先輩造兵のカードを何枚か下さい」
「青デッキか?」
「はい。白と迷いましたが、デッキ破壊とライフを狙える青にしようと思いました」
「わかった。今日の夜に用意しておく」
「ありがとうございます」
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