劇場版、ライブ、きららトリビュートなどが出ている内に今年もあっという間ですね
そして投稿が遅れてしまい申し訳ありません
今年最後は、結束バンドがオリ主のお家でワヤワヤする感じのお話です
それではどうぞ!!
「皆さん、カッコよかったですよ!」
「ありがとね!」
結束バンドは連日ライブを重ね、STARRYでの人気も高まってきたある日
虹夏さんから、こんな提案があった
「そういえば颯太くんのお家って、私たち誰も知らないよね?」
「あ、確かに。」
「どんなお家に住んでいるの?」
「普通の一軒家ですよ? そんなに大きくはないですけど。」
「一軒家ってことは……防音部屋とかあるの?」
「防音設備は無いんで、家ではアンプは使えませんね。」
「今度さ、結束バンドのミーティング、颯太くんの家でやらない?」
「あ! それ、良いですね!」
「ぼ、僕の家で良いんですか……?」
一応部屋は綺麗にしてるつもりだけど、両親に許可を取らないと
返信早っ……「来てもいいわよ」って……意外とあっさりだな
「OKみたいです。」
「やった〜!」
「近くなの?」
「ここから20分くらいです。」
賑やかな下北沢を抜け、閑静な住宅街へと出る
そこそこ歩いた先にある、赤い屋根の家が僕の実家だ
「お邪魔しま〜す!」
「あらいらっしゃい、話は聞いてるわ、あなたたちが颯太のお友達ね?」
「下北沢で結束バンドをやってます! よろしくお願いします!」
「颯太、こんなに可愛い子たちとバンドしてたのね?」
「「「「か、可愛い……!?////」」」」
「フフッ、仲良くね?」
お母さん、女の子にいきなり可愛いなんて言わない方がいいよ……////
……ほら、4人とも顔赤くしてるし
「さ、さてと! バンドのミーティング始めよっか!」
「そうですね!」
「それじゃあ、まず颯太くん!」
「はい、直近のライブは明後日のSTARRYで、他はまだ未定です。」
「なるほど。」
「結束バンドを広めるためにも、色んな場所でライブしないとですね!」
あれ? 意外とあっさり終わっちゃったな
他に話すことないかな……?
「あ、あの颯太くん、あれは……?」
「あれ? あぁ、サブギターだよ、万が一不備があった時用のね。」
「颯太くん、ギターは何台持ってるの?」
「この前のアコースティックギターとメインとサブ、合わせて3台だよ。」
「な、なんか、プロっぽい……!」
「私のがもっと持ってるもん。」
「リョウのは本当に欲しかったやつなの? 直ぐに手が伸びて買っちゃってるみたいだけど。」
「あっ! まだ皆さんにお茶出してなかった! ちょっと待ってて下さい!」
僕は急いで部屋を出ると、お茶の用意を始める
その時、僕の部屋でガサガサと音が聞こえたが、特には気にしなかった
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※リョウ視点
「颯太くん、行っちゃったね〜。」
「そうですね。」
「颯太の部屋、凄く片付いてる。」
「……ねぇねぇ、折角男の子の部屋に来たんだから、アレ探さない!?」
「なるほど、男の子の部屋には必ずあるっていうアレですね!」
「あ、アレって何ですか……?」
「決まってるじゃん! エッチな本だよ!」
「はっ……!?////」
颯太って、そんな本読むのかな……? それに、ぼっち溶けかかってるし
年頃の男の子は皆持ってるって聞いたことあるけど、あんまり想像つかないな
「本棚には……音楽雑誌が沢山置いてあるだけか〜。」
「伊地知先輩、そういう本は目立たない所に隠すんですよ。」
郁代は颯太のベットの下を探ると、中から薄い本を取り出した
「ほら! これなんて……!」
「そ、それ、スコアですね……」
表紙には、最近の売れ線バンドのスコア集と書かれていた
アコースティックな曲も含めてってことは、オールジャンルに手を出してる感じか
「お待たせしました、あれ? 喜多さん、そのスコア……」
「あっ! こ、これはね! たまたまベッドの下で見つけて……!」
「良かった〜! それずっと探してたんだよ!」
「へ……!?」
「買ったばかりだったのに失くしちゃってさ、見つけてくれてありがとう!」
颯太、あのスコア失くしてたんだ
虹夏たちの企みがバレたらどんな顔したかな……?
「でも喜多さん、どうしてベッドの下を探してくれたの? 結構狭いから分かりづらかったと思うんだけど……」
「そ、それはね〜! 喜多ちゃん!」
「た、たまたまよ〜! たまたま!」
「嘘、颯太がエッチな本持ってないか探してた。」
「リョウ!?////」
「えっ!?////」
颯太と虹夏たちからは驚きの視線を向けられる
色んな視線が私を見つめている内、颯太は顔を赤くしてこう答えた
「ぼ、僕がそんな本持ってるわけないじゃないですか……////」
「そ、そうだよね、なんか疑ってごめんね……////」
「でもこれではっきりしたじゃん、颯太は私たちをずっと見てくれてるって。」
「も、勿論です! 皆さんみたいにカッコよくて可愛い人たちが居れば、僕は幸せ者です!!」
「「「「っ!?////」」」」
颯太、そういうところだよ……////
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※颯太視点
僕は今、メトロノームを使ってギターの練習をしてる
してるんだけど……
「ジ〜……」
「あ、あの……皆さん?」
僕の演奏を4人とも、目を輝かせて見てくるのだ
特にひとりさんとリョウさんの視線は尊敬の眼差しすら感じる
「あ〜ごめんね、颯太くんって普段そういう風に弾くんだな〜って。」
「私も練習すればこれぐらいは弾けるかしら?」
「喜多さんならきっと出来るよ、喜多さんは努力の天才なんだから!」
「そ、そんな、天才だなんて……////」
「あれ……? その指……」
「ひとりさん?」
ひとりさんが僕の左手の指をまじまじと見つめる
何かあったのかな?
「指の皮剥けてます……絆創膏とかありますか……?」
「絆創膏……あぁ、キッチンの方に確か、ちょっと貼ってくるね。」
「わ、私が貼ります……!」
「それくらい自分で出来るよ、ひとりさんは座って待ってて。」
「あっ……」
僕は絆創膏を取りに行くため、自室を出てキッチンの方へと向かった
「ぼっちちゃん、大胆になったね〜。」
「うん、前はあんな行動しなかった。」
「あ、あの……お2人とも何の話を……?」
「ひとりちゃん、どうして颯太くんに絆創膏を貼ってあげようと思ったの?」
「そ、それは、颯太くんの指の皮が剥けてて心配だったので……」
「……もう単刀直入に聞いちゃうね、ぼっちちゃん、颯太くんのこと好きでしょ?」
「え……ええっ!?////」
「まぁ、私たちも同じこと言えないんだけどね。」
「お、同じようなこと……?」
「私もね、颯太くんのことが好きなんだ。」
「私も、気づいたら彼の虜になってたの。」
「いつの間にか、颯太の奏でる音に夢中になって……気づいたら好きになってた。」
「そ、そうだったんですか……」
「でもバンドのこともあるしさ、今は皆恋愛しない方向でいいかな? 颯太くんも結束バンドのことを考えてくれてるわけだし。」
「確かに、颯太くんは私たちのことを大切に思ってくれてますもんね。」
「うん、颯太にはこれ以上気を使わせたくない、ぼっちもそれでいいよね?」
「は、はい……!」
「よし! じゃあ今日は颯太くんを労ってあげよう!」
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「お待たせしました、絆創膏探すのに時間かかっちゃって……」
「お、お帰りなさい……////」
(お〜、ぼっちちゃん、新婚さんみたいな雰囲気出してきたね〜。)
あれ? 何か皆さんの様子がおかしいような……?
なんというか、僕が何かするのを待ってるというか……
「颯太。」
「リョ、リョウさん!?」
僕はリョウさんに頭を撫でられる
リョウさんは少し背伸びをして、僕の頭を優しく撫でてくれた
「どう?」
「あ、ありがとうございます……?////」
(リョウもやるね〜、なら私は……)
「あ、あの、これって何かの罰ゲームとかですか? 僕何かしました……?」
「何もしてないよ! むしろ頑張ってる!」
「だから今日は、颯太くんを労ろうって皆で考えたのよ!」
あぁ、だからそれで
でも、なんか恥ずかしいな……////
「さぁ颯太くん、ここに横になって。」
「ここ僕のベッドですけど……こうですか?」
「フフッ、いらっしゃ〜い。」
虹夏さんがしてくれたのは膝枕だ
ちょうどいい太ももの固さで凄く良い匂いもする……
だ、ダメダメ!!//// そんな邪な気持ちで虹夏さんに接しちゃダメだ!
「どうかな……? お姉ちゃんからは結構評判なんだけど……////」
「うぅん……凄く落ち着き……ます……」
「寝ちゃいそうですね、よしよし……」
眠そうな僕を喜多さんはそっと撫でてくれる
少し、くすぐったいかも……
「颯太のほっぺた、柔らかい。」
「ぷ、プニプニ……!」
頬の辺りに何か感触が……
確認したいけど、虹夏さんの膝枕が気持ち良さすぎて……
「こ〜ら、それ以上やったら颯太くんが起きちゃうでしょ? ゆっくり寝かせてあげよ?」
「うん、幸せそうに寝てるし。」
「毛布掛けてあげましょう。」
「私がやるわ。」
あれ? 今日って何で集まったんだっけ……?
一瞬頭にそれがよぎったけど、眠くなっちゃって話せなかった
そんな僕を4人は聖母のような表情で見つめていたとか
そして、僕のお母さんがその光景を見ていたことを、皆は知る由もない
あらためまして、今年も本小説をお読み頂きありがとうございました
アニメ勢の為、中々話が進まず至らぬところもありますが、来年もどうぞよろしくお願いします
それでは良いお年を!!