軍オタが魔法世界に転生する世界にオラクルスライムを追加しました!? 作:BERSERKER
この物語は作者の妄想が過分に盛り込まれてあります。
作者の「あんな事良いな、出来たら良いな。」が沢山詰まっています。
俺は中巻藍佐。
コーヒーを飲んで心臓がパァーンして死んだ所だ。
てか心臓って爆発するのか?
「それについては、私が悪ぅ御座いました」
「いや、何でいきなり土下座してんの?それとその真っ二つの本は?」
「はい。その辺の説明もさせて下さい。貴方の心臓が爆発して死んだのは、私が貴方の物語の…貴方が言う真っ二つの本が原因です。閲覧中に転んだ拍子に本を椅子の背凭れに引っ掛けてしまい…こう、ズバッと破いてしまいました。御免なさいぃー!!」
「あー分かったから。土下座も止めて、涙拭いて、シャンとする」
「はいぃ」
「落ち着いた?俺はこの後どうなるの?」
「落ち着きました。私の過失なのでやり直しが可能です。ただし藍佐君のいた地球には戻れません」
「んー?別にいいよ。未練なんて無いし、来世は猫かオラクル細胞か金属スライムになりたいな」
「何で?猫は良いとしてオラクル細胞とスライム!?」
「え?だって既存の兵器が通用しないし、スライムは液状だよ。決まった形が無いんだよ。俺、憧れた物が沢山有るんだよ。物理無効だよ。生存力半端ねぇーじゃん。あとスライムをベッドにして寝てみたいと言うのもある」
「ふむ。変身能力と生存確率を上げたいと」
「うん。大まかにはその通りB★RSとか、結月ゆかりとか、ホワイト・グリントとか、剣士とか、銃士とか、その他色んな物になりたい」
「のび太君みたいだね。藍佐君って意外と可愛いものが好きだったり?」
「のび太みたいは言わないで欲しいな。可愛いものが好きですけど変か?趣味否定は傷つくよ」
「おかしくは無いけど、似合わないな。まー良いか。藍佐君がそれで良いなら。えい。でー、魔法世界で良い?」
俺はオラクル細胞のメタルスライムに…オラクルスライム娘になった。
身体はホワイト・グリン子。(美乳ロリ)
衣装はB★RSのインナーとホットパンツに、近衛メイド服、結月ゆかりの兎耳フードと★付のコート。
「うぇ?うん。まー良いか。藍佐から藍紗に改名しよう。魔法世界なら人類に受け入れてもらえるかも」
「よーし、じゃー、送るよ。転生ー!」
そして俺、藍佐は藍紗になって私は魔法世界へ行くことになりましたとさ。
転生したら赤ちゃん二人と一緒に居た。
記憶を遡ると私は王族に仕えて王国は襲われ、王妃と共に逃亡、そして王妃は私の王妃の護衛の任を解き、黒髪の転生者の護衛の任に付けられて近衛メイド。
なら私は従いましょう。
二人をあやしていると、エプロンを服の上に着た女性(後のエル先生)が現れた。
「…」
「…え~と?貴女スライム…よね?」
「??そうですが何か?貴女の様子から察すると今までティムモンスターは居なかったようですね?」
「ええ。というかスライムが人の形をした個体も、知性の有る個体も、一度も会った事無いわ」
「私は此方の黒髪の男の子の従者として転生された転生魔物です。この子は異世界の知識でこの世界の常識からは考えられない武勇を作るでしょう物語で例えると転生者が前の世界の知識で成り上がって世界を救う。大雑把言えばこんな感じでしょうか?私はそのお手伝いさんが適切かと。それで私の名前は中巻藍紗。五十歳です。藍紗と呼んでください。異世界の文字ではこう書きます」
「まぁ、勇者様ね。私はエルといいます。孤児院の長をしております。よろしくね藍紗さん」
自己紹介、雑談しながらエル院長に追て行き、孤児院の職員室(エルの自室)で話の続きをする。
「選ばれた勇者ではないですけど、勇者的存在ではありますね。おそらく液体金属を入手したら異世界の武器の銃を作って、隣の子が学校へ行く年と同じ日に波乱万丈な冒険が始まるのでしょうね。この子が此処を離れるまでの期間を貴女の許でボランティアさせてください」
「ボランティアって?」
「見返りを度外視。お仕事をさせてください。ただしこの子が危険な状況では仕事を放ってでも駆けつけます。私のマスター候補者を失いたくないですから」
「ええ。構わないわ。三食、寝床付きで良いかしら?」
「私に休暇は不要ですよ。食事も自分で獲れます。寝床はありがたく甘えさせて頂きます」
「よかった。全部断られたら如何しようかと思いましたよ。貴女は何が出来ますか」
「私はリュートの近衛メイド。孤児院で要る仕事で…、警備と家事と異世界で培った国語、社会、英語は論外として。この世界でも通用しそうな、計算と物理に化学は教えることが出来ますよ」
「では、この子の世話と計算を任せますね。興味がある子には物理学と化学を教えるで良いですか?」
「はい」
話を終えるとエル院長は男の子を抱き上げる。
その時にハンカチが落ちた。
「あら?リュートと言うのね」
エルはリュートに手を当てて、手が光る。
光が収まると、なんだか物悲しそうな表情でこちらを見てきた。
「魔法の才能が低くて…、とても勇者に成る様には思えないわ」
「まぁ、魔力の容量で見ればそうでしょうね。私が言った言葉を思い出して下さい。私はこの子に魔法の才能で成り上がるって言ったでしょうか?私は、この子がこの子の経験した異世界の知識でこの世界を成り上がるんですよ」
「あ!そうでした。ごめんなさい」
「別に謝る必要は無いです。此方での常識だったんでしょうし。仕方ないです」
「はい…」
月日は流れて。
ぷにょん。
ぷにょん。
ぷにょん。
私が歩く度にぷにょんと音がする。
「リュート。私の肩車楽しい?何時も強請ってくるよね。私の家事仕事見てても楽しくないでしょ?」
「ううん。藍紗先生は柔らかくて、ぷにょんってして、気持ち良い」
「そう。リュートは魔法に興味はある?」
「うん」
「リュートは魔力を溜める器が小さいの。普通の魔法使いと比べると魔法で戦う人には向いていない。ではどうしたら良いと思う?」
「小さい器なら大量の魔力を使えないね。少ない量の魔力で効率を上げれば良い。他には状況に適した道具を使えば良いと思うよ」
「リュートは将来を如何見つめる?」
「此処を10歳になったら旅をしようと思う。だから魔力量が少ない俺には武器や防具が要る」
「そうですね。リュートこの世界で貴方は元手、お金を持っていません。材料や武器、防具を購入、買う事が出来ない。では如何しますか?この世界に娯楽品と言えば、煙草やお酒の類や仕事である商売等しかない」
「ならボードゲームの雛形を作って売れば良いかな。その辺に落ちてる小石や板切れは拾えるからそれで作ればいいと思う。それを此処で広めて商人の目に入れる。その商人は勝手に自分で作って売る人で無いと良いな。この世界でそれをしても他の商人に干される事が無いなら困っちゃうな」
「その点は大丈夫でしょう。此方の商業でも商人同士の繋がりが有る様に見えます。その計画でよろしければ私もお手伝いしましょう」
「ねえ。なんで藍紗先生は俺に対して目上の人のように接するの?」
「それは私が貴方の使い魔になることを望むからです。理由としまして、私は代々リュートの家系の近衛メイドのスライムなのです。それで私はお生まれになった時からリュートと一緒で、何時しか惹かれるようになりました。ご両親にリュートを守って欲しいと頼まれたのです。それで一も二も無く了承し、此処にリュートの保母として居るのです。リュートに付きまとうストーカーの様な私は要りませんか?」
「本音は私は○○県○○市に住んでた転生者。主人公のリュート付き人をしたいって神様にお願いしたから此処に居れた。リュートが転生者なのも知ってる。私はリュートの応援がしたい」
「君は俺の住んでた場所とは違う場所から来たんだね。要らないって事は無いけど、自分を物みたいに言うのは止めて」
「はい。承知しました」
「僕の人生を知ってるなら、あの時如何すれば良かったの」
「あの時って、虐められっ子を見ない振りした時の事?虐めっ子が殺しに来たこと?」
「両方とも」
「そうですか。難しい質問ですね。虐められっ子を見てみぬ振りをするのも、自分が被害から避けるのでしたら間違っておりません。誰も我が身が可愛いですから。助ける事を選んだ場合です。リュート様なら如何する?」
「…」
「分からないならそれもよろしいです。これから知れば良いのです。先ず、前提になるのが勇気と蛮勇の違いです。悪い例、恐怖を跳ね除けては駄目です。一人で無策に虐めっ子に立ち向かうのはNGです。蛮勇の例ですね。無謀以外の何物でもありません。身体を鍛えていた訳でも、武術を学んでも習ってもなかった、リュート様が敵う相手でもありませんでした。そんな相手に、自分が弱い事を知って、自分は何が出来て、何が出来ないのか理解した上で、立ち向かうならまだ良い方。勇気と言えます。恐怖持ったままでも前へ進めるなら何かは出来ます。戦術とか、奇策とか、頭の回転が良ければ話は別だけど、行き成りは難しいでしょう。だから簡単に助けるなら大人の手を借りる事ですね。教師か警察への連絡が一般的と思われます。それが認められないなら、不屈の精神と武術等の技術や意表を衝く、策士等の戦略と強靭な身体の、心・技・体のどれかに、自信を持つ事で少しは、恐怖と向かい合う事が出来ると思います。心・技・体は人それぞれですが、欠けてはならないものです。でもそれを誇ろうとも、過信すれば油断に繋がる。この世界じゃ死に直結してる。だから…いや、評価は幾つでも出せるが、過去を振り返ってばかりも居られない。くれぐれも油断や慢心を持たない様にしてね」
「そうか」
「ですが、私の解釈では、罪は虐められっ子とリュート様には無いと考えます」
「え?」
「虐められっ子が自殺したのは虐められっ子が弱かったから。この場合の罪は虐めっ子のやり過ぎが原因。だから虐めっ子が少年院送致か懲役何年かは、知らないけど刑という名の罰受けた。リュートが包丁で刺された件も、虐めっ子が弱かったから、逆恨みでリュートを刺した」
「でも…」
「補足しておくと、虐められっ子を弱いと言ったのも、虐めっ子を弱いと言ったのも、心や精神と言ったメンタル。精神面で強ければ虐められっ子が自殺する事も無かったし、解決できた可能性も出てくる。生きていれば虐めから抜け出せたかも知れないのに、変われたかも知れないのに自殺と言う形で終わらせてしまった。虐めっ子は強ければそもそも当たり所を探そうともしなかっただろう。虐めるにしたって多少頭を良くする努力をしておけば、飴と鞭使い分けて自分から捧げさせる事も出来ただろうし。暴力で従わせるなんて頭の悪い奴の典型だろう。メンタルが十分強ければ勉強に力を入れてただろうね。盗賊並に頭の悪い奴の典型な方法だよ」
「…」
「まぁ、さっきも言った様に過ぎたことは変えられません。気にするなとは言いませんが気にし過ぎませんよう。終わった事です。これからの糧にして将来に眼を向けていればよろしいでしょう」
「うん。これからの方が大事だね」
「魔力の扱い方について学びましょうか。リュート様は魔力容量が小さいので、魔力を放出するにしても他の人と同じ様に扱っては、すぐに使い切ってしまいます。だから他の人よりも少ない魔力で扱える様にしなくてはなりません。つまり、少量の魔力を小出し出来るまでコントロール出来る様にする事が目標です。分かりますね?」
「うん」
「少ない魔力を扱うには先ず如何したら良いでしょう?」
「魔力を圧縮も…無理か。魔力を変換して質量を増やす、そして圧縮して強固に」
「…先ず、自分の中に有る魔力に目を向けましょうか。瞑想して魔力の総量を把握」
「あ!」
数十分で把握出来た見たい。
「出来た見たいですね。魔力を全部使ってしまうと気絶するから、使い切るのは止めておきなさい」
「はい」
「それでは、使い魔契約しましょうか?」
「使い魔契約ってどうやるの?」
「魔力を全て私に譲渡すれば、マスターと使い魔の間でパスが繋がる。これが一度繋がれば魔力枯渇してもパスは途切れないし、回復すればまたパスが魔力を受けられます。契約したらリュート様は使い魔、維持に一日に魔力総量の一割を支払う、念話が可能になる、魔力を1厘でも多く支払えば、その分私にブーストが掛かったり、召喚する事も、お互いの現在地が分かる。私は使い魔として働く代わりに魔力を貰う、念話が可能になる、マスターの元へ飛ぶ事が出来る、マスターの現在地が分かる、位ですね」(Fate、サーヴァントを引用)
「デメリットに比べてメリットの方が大きいな。藍沙先生は契約して良いの?」
「言ったでしょ。私はリュート様と契約したいって。リュート様が望まないなら別に無理にとは言わないけど、私はOKよ」
「分かった。契約しよう」
私は手を出す。
リュートが私の手を取る。
魔力を受け取り契約は成功して終了。
リュートが気絶して私が介抱する。
数時間で起きた。
「目が覚めましたか」
「うん。少しぼやけてる」
「契約の状態は分かりますか?」
「んー?」
「魔力を把握した時みたいに瞑想してごらんください」
「んー。俺の魔力が藍沙先生の魔力炉の魔力を取り出すギアを動かしてる?」
「当たりです。正確にはリュート様の魔力で私自身の魔力を私に供給している、が正解。私の魔力を十全に扱うには、マスターの魔力で歯車を回さないと、私自身の魔力を使う事が出来ないの」
「じゃぁ、今までは如何していたの?」
「食事で魔力を稼いで生命維持していました。でも、使い魔になったから、食事も要らなくなって、戦闘に回せる魔力が出来たから、これでリュート様を守れるよ」
「藍沙先生に負んぶに抱っこじゃ格好付かないから俺も強くなる」
「分かった。サポートできる所は頼って良いのよ」
「はい」
ボードゲーム作成中...。
「よし。これでリバーシの完成。藍沙先生。そっち出来た?」
「はいはい。出来ましたよ。はい、将棋」
「やった」
子供達の憩いの部屋へ
「みんな~リュート君が新しいボードゲームを作ってくれましたよ~」
「なになに?」
「わー。凄いリュート君」
「どうやって遊ぶの~?」
「じゃぁ、リバーシのエキシビジョンマッチ、リュート君と私が対戦します。解説しながらやっていくので覚えてくださいね」
「「「は~い!」」」
「リュート君。最初はグー。ジャンケンポン。負けちゃった。リュート君が先ね」
「じゃぁ、黒(先行)でやりますね」
対戦し始めて段々白熱してきた。
「よっしゃ。角取り」
「何で角を取って喜んでるの?」
「角は相手が取り返せない上に、自分は三方向から攻められるんだ。だから割と有利なんだよ。角を四つとも取ってしまえば、相手が相当強くなくちゃ、先ず逆転は難しいだろうね。でも自分がミス、失敗したら負けるから、状況を見て最終的にどんな形にしたいかを考えて、一手一手打って行くんだ」
「先生弱い?」
「いや、藍沙先生は俺がやってる四画取り戦法じゃないな。誘い揺さぶりでミスを誘ってる。藍沙先生はここぞと言う時を狙ってるかも。現に角は取れたけどドカンと白を黒に引き込めない」
「如何かしらね?」
私はにっこりと微笑む。
終盤になって来ても、熱は冷めず、息を呑む様に静寂に包まれている。
終了してみると黒32白32ドローで終わった。
「はい、引き分けです」
「藍沙先生。狙ったでしょ」
「ん?」
「だってあんなに藍沙先生が有利な状況だった。なのにあっという間にひっくり返って、かと思ったら最後の一手で、ドロー。狙ったとしか思えませんよ」
「ハハハ、バレバレか。実は自動卓麻雀では±0の接待麻雀が得意なの。私は損得しないしね。リバーシだって場の支配とミスディレクションで、この通り始めから引き分け狙いよ。態と負けるのも如何かと思ったし、大差を付けて勝つのも大人気無い。引き分け狙いの最悪±1で勝つか負けるかで悩んだ」
そんなことを観念して話したらつっこみが入った。
「あなたは何処のリンシャン部活雀士で影の薄いバスケ部員ですか!!てかジャンル違いますよ!!青年コミックと少年コミック!!」
「まぁ、突っ込まれるのも仕方ないのだけれど、出来るなら波風立てたくないもの」
「…まぁ、良いです。やり方は分かった?まぁ、やって覚えると良いよ」
「「「はーい」」」