仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~   作:エクシ

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前回までのあらすじ


リョウマはリンゴのアーマードライダーとの接触を目論んでいた。ミツザネはリョウマを手を組み、リンゴのアーマードライダーと接触することを決意する。一方タカトラはバロン軍のアジトから抜け出し一人東へ向かう。ブラーボ軍とバロン軍はタカトラを追うという目的が一致し、一時的に同盟を結ぶことになった。


第10話

ディショエ城へ抜け出す日の夕方。ミツザネはマイに呼ばれ謁見の間にいた。もともとマイは王家の人間で、コウタは養子に入った形で王になった。その頃からミツザネはマイのよき理解者としてしばしば相談に乗っていた。最初はコウタの寝相や好き嫌いなど微笑ましい内容だったが、今となっては気性の荒さや残酷な刑罰、意味のない戦いなどを楽しむコウタへの心配がほとんどであった。「この人はコウタさんがあんなになっても心配している。僕と同じだ。僕もコウタさんが心配だ。この人は僕のことを分かってくれるはずだ。」ミツザネにとってもマイはよき理解者だった。最後にマイはミツザネに質問をした。

 

「ミッチ。貴方はコウタのためなら何でもできる?」

「はい。僕はコウタさんとマイ様のためなら何でも。」

「…それはどのコウタのためなの?」

「どの…?」

「幼いころのコウタ?王になった時のコウタ?それとも今のコウタ?」

「…僕はどのコウタさんのためにも何でもします。それがコウタさんのためなら…。もしコウタさんの手足を折って動けなくさせることがコウタさんのためなんだとしたらやります。」

 

真剣な顔でミツザネは言ったが、マイはその表現に笑っていた。マイの微笑みを見たミツザネも笑顔がこぼれた。「もう…この人の顔を見ることは出来なくなる…。」そう考えながらもミツザネは笑っていた。

 

 

 

 

ミツザネは夜の闇に紛れることが出来るように黒い服装に着替えた。時計が午前1時を知らせる。最低限の荷物を持ち、ミツザネは城を出た。だが門の先には量産型ドライバーをつけた兵士たちが大勢立っていた。一斉にマツボックリロックシードを使い黒影に変身した。

 

「なぜバレた…?」

「お前が最近様子が変だったからな。部屋に監視カメラをつけさせてもらってたんだよ。」

 

黒影トルーパーの奥からコウタが出てくる。コウタの腰にも戦極ドライバーがついており、手には黒いオレンジロックシードが握られていた。

 

「その荷物からしてこの城を抜け出す気みたいだな。残念だよ、ミツザネェ。おれを裏切ったらどうなるか…わかるよな?…変身!」

 

ブラックオレンジロックシードを起動させドライバーに取り付けるとカッティングブレードを下ろした。挑発するかのような態度でアーマードライダー鎧武・闇へと変身した。それと同時に黒影トルーパーたちは手に握られた影松の刃先をミツザネに向ける。ミツザネもすぐに龍玄に変身をするが直後に黒影トルーパーたちの攻撃を受けてしまう。鎧武・闇は無双セイバーを引き抜き、龍玄に切りかかる。ブドウ龍砲を鎧武・闇に向けるも打つことが出来ず、横からの黒影トルーパーの攻撃をかわすことで精いっぱいであった。龍玄はブドウロックシードをキウイロックシードにかえ、キウイアームズへとアームズチェンジする。キウイ撃輪で黒影トルーパーたちを次々と斬りつけていく。だが正面に鎧武・闇が来ると龍玄は手を止めてしまう。その隙を突き鎧武・闇は無双セイバーで龍玄の腹を切り付ける。

 

「ミツザネ。お前は弱いな。おれを止めたがってたみたいだが…クク…これじゃ無理そうだなあ??」

 

龍玄は膝をつく。「僕は…そうだ。コウタさんのためなら何でもするんだ。コウタさんのために…コウタさんを倒してでもリンゴのアーマードライダーのところに…!」龍玄は戦極ドライバーを取り外し、ゲネシスドライバーを腰につけ、キウイアームズは消滅する。メロンエナジーロックシードを起動させ、ゲネシスドライバーにとりつけるとシーボルコンプレッサーを押し込み、メロンエナジーアームズが回転しながら龍玄に融合した。果汁のようなエネルギーが龍玄のボディーをアーマードライダー斬月・真へと変え、アームズが展開された。そこにいた全員が斬月・真とゲネシスドライバーの存在に驚きを隠せずにいた。斬月・真はソニックアローで黒影トルーパーへエネルギーを撃ち込み、次々に戦闘不能へしていく。鎧武・闇がまた斬月・真の前へ立ちふさがるも次はひるむことなく、斬月・真はソニックアローで鎧武・闇へ切りかかる。笑いながら無双セイバーで防ぐ鎧武・闇。

 

「おもしれえよ!!ミッチ!!そのドライバー!!ハハハ!!」

 

黒影トルーパーの残党たちが鎧武・闇と刃を交えている斬月・真の背後を攻撃しようとするも、後から到着したユグドラシル隊の弾丸で吹き飛ばされる。

 

「お前たち…!」

「ミツザネさん!あなたはコウタ様のために何かをするのでしょう?よろしくお願いします!ここは私たちで何とかしますから!」

 

ユグドラシル隊の一人がそう言うと、ほかの隊員たちも雄たけびをあげ、黒影トルーパーたちに立ち向かっていく。

 

斬月・真は覚悟を決め、鎧武・闇を突き飛ばすと、ソニックアローにメロンエナジーロックシードを付け替えた。鎧武・闇の胸を狙ってソニックボレーを放つ。だが同時に鎧武・闇もブラックオレンジロックシードを無双セイバーに付け替えており、斬撃を斬月・真のドライバーへ飛ばした。ソニックボレーは命中し、鎧武・闇は倒れた。斬撃は斬月・真のドライバーに命中し、ゲネシスコアが吹っ飛ぶと変身が強制解除された。ミツザネは気にすることなくローズアタッカーを出すと鎧武・闇のすぐ横を横切って東の森の方へと姿を消した。




今回は鎧武・闇VS龍玄&斬月・真でした!
斬月・真の最初の装着者がミッチってのはどうかなとは思ったのですが…いかがでしたか?ww
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