仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~ 作:エクシ
休憩をとっていた同盟軍の前に大量のインベスが現れた。アーマードライダーたちは奮闘するも巨大インベスの前にオウレンが倒されてしまう。オウレンの遺志を受け継いだグリドンことヒデヤスとシグルドに変身したペコは巨大インベスにとどめを刺したのだった。
黒い服に身を包んだミツザネはディショエ政府軍の兵士に見つからぬよう東の森に向かっていたため、リョウマたちと落ち合う場所に行くまでにずいぶんと時間がかかった。途中クラックが出現し、インベスに襲われるもミツザネは龍玄に変身し倒しつつ進んだ。朝方、ようやくミツザネはリョウマに出会う。
「やあ、遅かったねミツザネくん。」
「ミナトさんは?」
「今あたりの偵察に行っているよ。君がディショエを抜けたせいで政府軍の連中がいっぱいうろついていて非常に面倒だからねえ。って私が君を勧誘したんだったね!ハハッハハ!」
一人笑うリョウマを冷たい視線で見つめるミツザネ。「耐えるんだ…。コウタさんを救うためだ…。」笑いが収まるとリョウマはミツザネが手にしている壊れたゲネシスドライバーを受け取り、修理をした。
「ゲネシスコアがなくなっていたから予備ので代用しておいた。本体の傷はプログラムに影響はないがとりあえずコーティングはしておいたから気にはならないと思うよ。」
「ありがとう。それでいつリンゴのアーマードライダーに会うんです?」
「うーん、さっきも言ったけどしばらくはディショエの連中がうろついてるからなぁ。しばらくは待機かな??」
「プロフェッサー。今帰りました。」
ヨウコがベースキャンプに入ってきた。ヨウコは手にしていた端末をリョウマのラップトップパソコンに接続し、パソコンの画面に一帯の地図を出した。
「ここが今私たちがいるところです。おそらく本日の昼頃にはディショエ政府軍の兵士たちはこのAエリアからCエリアへ移動します。その隙をついてリンゴのアーマードライダーが潜伏していると思われるFエリアへ行くのがよいかと。」
ヨウコの提案を聞き、リョウマは眉間にしわを寄せながら考えた。
「確かに一番安全性は高い。しかし34.5%の確率で別動隊に遭遇してしまうな。限りなくその数値を0には近づけるには…。」
「誰かが囮になって政府軍を引き付ける必要がある。」
突然しゃべりだすミツザネにリョウマとヨウコが振り向く。ミツザネはそのような囮の役にされる可能性も考えていた。「やはりこういうことか…。」するとリョウマはニヤニヤしながら
「安心したまえ。囮はミナトくんにやってもらう。私と君でリンゴのアーマードライダーのとこへ行こうじゃないか。」
と言った。
タカトラは傷ついた肉体に鞭を打ち、東の方向へ歩いていた。だが地図もコンパスも持っていなかったせいで東の森の方角から北東にしばらくいったところにいた。「俺としたことが…。地図すら持ってこないとは…。」下を向いて歩いていた彼の前に突如クラックが出現する。
「くそ!またか!今日で4回目だ!なんなんだ!これは!」
タカトラは斬月に変身し、インベスたちを華麗に斬っていく。すべて倒すと斬月は泉の畔に一人の男が立っていることに気が付いた。
「よう。クレシマ・H・タカトラ。」
「なぜ私の名を知っている?何者だ…!?」
斬月は無双セイバーをその男に向ける。
「おいおい、やめてくれよ。おれはインベスみたいにアンタを襲ったりはしねえよ。」
「インベス…?」
「そのクラックから出てきた化け物のことさ。今この世界を侵略しようとしてる…まぁ虫みたいなもんだ。」
「虫だと…?」
「蝶や蜂は花から花に移ったりするだろ。それで気が付かぬ間に花の受粉を手伝ってる。ンまあそんな感じだ。」
「何を言っている?そもそも貴様は何者だ。答えろ。」
「おれはアラガス。なあ、アンタはコウタを倒せばこの世界は救われると思ってるんだろ?」
「…それがどうした?」
「チッチッチッ。甘いなあ。そんなのはヘルヘイムの森の浸食に比べてみれば可愛いもんだ。」
「ヘルヘイム…?森…?」
「教えてやろう。この世界に迫っている危機をな。」
アラガスはタカトラにヘルヘイムの森がこの世界に何をもたらすのか語り始めた。
12話を読んでいただきありがとうございます!
テスト期間なんですが書いちゃいましたw
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