仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~ 作:エクシ
オウレンの死を乗り越え、バロン軍に入ることを決めたヒデヤス。
ミツザネとリョウマは斬月・真とデュークに変身し、リンゴのアーマードライダーに近づくが…。
同盟軍改め新バロン軍は東の森の近くまで進んでいた。シグルドのドライバーを黒影デザインに変更し、ペコはアーマードライダー黒影・真としてたびたび発生するクラックから出てくるインベスを次々と撃退できるほどの腕になっていた。もう東の森に入ろうというとき、銃声や刃物が交わる音が鳴り響いていた。カイトは森に入る前にそこに向かうことを皆に指示し、軍は一時別方向へ進んだ。そこにはディショエ政府の黒影トルーパーとピンクのアーマードライダー、マリカが戦っていた。
「お…おい、カイト。あのピンクのアーマードライダーってクレシマ・タカトラを消そうとしてたやつの一人だよな?」
「ああ。だが1対多数とは気に入らんな。センゴク・リョウマが何をしようとしてるのかも聞けるかもしれん。ザック、ここは一時手を貸してやるとしよう。」
バロン軍のアーマードライダーたちはバロン、ナックル、黒影・真、グリドンに変身し、黒影トルーパーへ攻撃を始めた。
「あなたは…クモン・S・カイト…。なぜここに!?」
「貴様らを追ってきた。東に何かあるんじゃないかとな。センゴク・リョウマはどこにいる?」
「…答える必要はないわ。」
「こいつらを撃退した後は貴様をとらえ、吐き出させることにしよう。」
バロンはバナスピアーで黒影トルーパーたちを突いていく。マリカはソニックアローの斬撃と蹴り技で次々と黒影トルーパーたちを倒していった。バロンはマンゴーアームズにアームズチェンジするとマンゴーパニッシャーを黒影トルーパーたちに投げつけ、カッティングブレードを1回下ろすとパンチを繰り出した。その拳のオーラは黒影トルーパーたちまで届き、マンゴー型のオーラとともに爆発した。「この男、やっぱり強い。なにより彼には黄金の果実を持つにふさわしい王の風格を感じる…。」マリカは誰の未来を見届けるべきかわかると、シーボルコンプレッサーを2回押し込み、桃型の斬撃を黒影トルーパーに飛ばした。だが黒影トルーパーたちはまだ大勢残っている。
「カイトさん!ここはおれとジョウノウチで抑えます。その女を連れてセンゴクのとこまで先に行ってください!」
「おい、クレシマ・タカトラがいたら連れてきてくれよ?」
黒影・真とグリドンはバロンにそう言い放つと黒影トルーパーたちに突っ込んでいった。ナックルはバロンとマリカがいる方に近づいていき、バロンはマリカにバナスピアーを突き立てる。
「センゴクのところまで案内してもらおうか。」
「そんなものを突き立てられなくても全部教えてあげるわ。センゴク・リョウマがどこにいるのか、何を望んでいるのかをね。」
「どういう風の吹き回しだ?」
「誰の未来を見据えるべきなのかわかったということよ。」
3人は変身を解除し、ヨウコは2人に東の森にセンゴクがいることを伝えた。またセンゴクがリンゴのロックシードを狙っていることも伝え、3人は森へ急いで向かった。
アラガスからヘルヘイムの秘密を伝えられたタカトラは絶望していた。
「…つまり…コウタが消えても結局ヘルヘイムの森によってこの世界は浸食されてしまうということか。実を食べたものはインベス化し、理性を失う。そして我々人間は滅ぶ…。」
「そう、それがこの世界の真実だ。コウタを殺しても世界は平和にならない。残念だったな。」
「…。」
「だが一つ助かる可能性はある。」
「なんだと…?」
「さっきも言っただろ。ヘルヘイムの森は浸食した世界を治める者も選ぶ役割を持つとな。森はただ一人に禁断の果実を与える。それを得たものは全知全能の力を得る。」
「つまりその力があればヘルヘイムを消滅させることも可能ということか?」
「いや、ヘルヘイムはヘルヘイムが生み出した果実では消せない。あー、あとインベス化したやつを元に戻すこともな。」
「ヘルヘイムの問題はヘルヘイムの実では解決できないということか…」
「ああ。あと死んだ奴に新しい命を吹き込むことも無理だ。そうして考えてみると万能ってわけでもなさそうだな。ハハハ。」
笑うアラガスだったがタカトラは俯いていた。タカトラはアラガスがなぜそのようなことを知っているのか聞こうと顔を上げたが、もうそこにはアラガスはいなかった。
「俺は…どうしたら世界を救えるのだ…。」
最近アクセス数が上がっていてうれしいです!
ありがとうございます!
明日から夏季休暇なので小説もちゃんとかけそうでうれしいです!
次は戦隊の小説を書きたいのでこの鎧武の小説を早く終わらせたいのですがなかなか終わりそうになく困ってますw
とはいいつつも設定はしっかり手を抜かず練っているのでぜひこれからもよろしくお願いします!!
感想、評価の方よろしくお願いします