仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~ 作:エクシ
リンゴのアーマードライダーに挑んだデュークと斬月・真であったが手も足も出ず、リョウマは命を落とす。斬月・真もピンチに陥るがそこに現れたバロンたちがリンゴのアーマードライダーと戦闘を始めたことでなんとか逃げることが出来た。バロンはリョウマが使ったゲネシスドライバーでデュークへ変わりリンゴのアーマードライダーと戦うがやはりデュークらも手も足も出なかった。だが突如苦しみだしたリンゴのアーマードライダーは姿を消す。一方ディショエ城では普段は見せない表情をするマイがいた…。
カイトたちはペコ、ヒデヤスの二人と東の森より南西の方角に位置する場所で落ち合った。二人は黒影トルーパーたちの量の多さに苦戦していたが、なぜか突如黒影トルーパーたちが退いたことで助かったのだ。カイトは手に入れたゲネシスドライバーをバロン使用に変えるようもはや技術関連はお手の物になっていたヒデヤスに命じた。
斬月・真はローズアタッカーをアクセル全開で走らせていた。「あいつはやばい!怖い!怖い!怖い!」すべてを失い自棄になっているのか。すべてを取り戻すために覚悟を決めているのか。いずれにせよリンゴのアーマードライダーからただならぬ決意と恐怖を斬月・真は感じていたのだ。東の森を抜けてしばらく行くと、向かい側から男が歩いて来るのが見えた。ミツザネはその男を無視し進もうとしたが顔を見た瞬間、ローズアタッカーのブレーキをかけた。そしてメロンロックシードのキャストパッドの蓋を閉め、その男に声をかけた。
「兄さん…?」
「ミツザネか…!?懐かしいな。元気にしていたか?」
「うん…。あの…センゴク・リョウマがリンゴのアーマードライダーにやられてしまったんだ。僕、怖くてなんもできなくて…。」
「リョウマが!?」
タカトラはローズアタッカーに乗っているリョウマの遺体を見た。そしてミツザネは話を続ける。
「リンゴのアーマードライダーへの接触は兄さんの指示だったの?それだったらやめたほうがいいと思うんだ…あいつは本当に…」
「ミツザネ。俺はリョウマに指示などしていない。それどころかリョウマとミナト・ヨウコは斬月軍を裏切った。もう斬月軍はない。」
「そんな…。じゃあこいつは僕を利用して…。」
ミツザネは憎憎しそうにリョウマを見た。そしてタカトラに東の森で何があったのか伝えた。タカトラもまたミツザネにヘルヘイムの森のことを伝える。
「そんなことが起きていたなんて…。クラックのことは知ってたけど、アラガスはそんなこと言ってなかった…。」
「どうやらあいつは気分でいろいろ面倒なことをしてくれるみたいだな。」
「兄さんは…どうするの?コウタさんのこと、ヘルヘイムの森のこと、バロン軍みたいな反乱軍との戦争のこと。問題が多すぎる…。」
「俺もずっと考えていた。こんな大きな問題がいくつも山積みになっている。だが簡単なことだ。一つずつ解決していくしかあるまい。一つ一つな。ミツザネ、もう一度頼むが俺の力になってくれないか?もしリンゴのアーマードライダーにコウタが操られているのだとすれば俺はコウタを救いたい。」
「本当?兄さんと一緒なら…!」
「まずはコウタだ。コウタを救おう。」
ミツザネはローズアタッカーからリョウマを下ろしタカトラが肉体の状況などを調べたのち、遺体を土に埋めた。そしてタカトラはリョウマが持っていたサクラハリケーンを出し、二人は東の森へ向かった。
ディショエ政府軍の兵士はコウタによって緊急招集されていた。兵士たちが大勢ならぶ前にコウタは立ち、マイはその横に立った。
「皆の者。ミツザネを追っていた小隊もわざわざ戻して呼んだのは二つ報告があるからだ。一つ目はユグドラシル隊の解散。やつらは裏切り者をかばったからな。二つ目はアーマードライダーが集結しているバロン軍を叩くことを決めた。バロンさえ潰してしまえばもう大きな反乱軍はあるまい。我々ディショエが完全に支配する時代になるのだ!」
兵士たちは歓声を上げた。本当に心から喜んでいるものがいるのかはわからないが、みなは歓声を上げねば自分が消されることが分かっていたのだ。マイは横にいながら悲しそうな顔をしていた。右目を赤くさせて…。
読んでいただいてありがとうございます!
テレビでは斬月VS斬月・真ですごく燃える展開でしたが、こっちでは斬月&斬月・真をやりたいと思います。比較的このミッチは白ミッチですかね^^
黒も嫌いじゃないんですが。。。
今日は鎧武の映画を見てきます!いやー、やっと見に行ける…。
感想、評価の方、よろしくお願いします!
PS
次回は第17話と第18話を同時にupしたいと思います!どちらもチェックの方、よろしくお願いします^^