仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~   作:エクシ

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前回までのあらすじ

ミツザネはタカトラと再会し、コウタを救うため、リンゴのアーマードライダーにもう一度挑むことを決意する。そのコウタは残る一つの反乱軍となったバロン軍への攻撃を決めた。バロン軍はそのことを知る由もなく…。


第17話

リンゴのアーマードライダーは苦しそうに胸を押さえながらヘルヘイムの実を手にとった。発光とともに消え、いつもならば体力は回復していたが今回はそうはいかなかった。

 

「この量じゃ足りなくなったというのか…。」

 

リンゴのアーマードライダーはヘルヘイムの実の採集を始めた。だがバイクに乗った二人の男がウイリーによる攻撃をリンゴのアーマードライダーにしてきたため、リンゴのアーマードライダーは弾き飛ばされた。二人の男はメットを取るとゲネシスドライバーと戦極ドライバーを装着した。リンゴのアーマードライダーは

 

「ミッチ…!貴虎…!」

 

と呟くもタカトラは無視しミツザネに

 

「いくぞ、ミツザネ」

 

とだけ言った。メロンロックシードとメロンエナジーロックシードの起動音が流れ、変身操作を行った。二人は斬月と斬月・真に変身し、無双セイバーとソニックアローを構えた。リンゴのアーマードライダーは自分のダメージを隠すように拳を固めると無双セイバーを引き抜いた。まず斬月がリンゴのアーマードライダーへ突っ込む。リンゴのアーマードライダーは無双セイバーによる射撃を行うも斬月はメロンディフェンダーで防ぎ、その背後から斬月・真のソニックアローによる射撃でリンゴのアーマードライダーを返り討ちにする。リンゴのアーマードライダーに十分近づくと斬月は怒涛の速さで無双セイバーによって切り付ける。まるで白き独楽のようであった。なんとかリンゴのアーマードライダーも斬撃による反撃をするが、すべてメロンディフェンダーで防がれてしまう。斬月に集中している間に斬月・真はリンゴのアーマードライダーの背後に回っていた。

 

「いまだ!」

 

ソニックアローの射撃を急所に的確に当てる斬月・真。リンゴのアーマードライダーはカッティングブレードを一回おろし、斬月に切りかかろうとする。斬月はメロンディフェンダーで防がず、5mほど下がり回避する。

 

「リョウマの遺体に傷がなかったのを見て、貴様のそのロックシードの力による斬撃は物理的な攻撃よりむしろ何か別の攻撃といえる。接近するだけで危険かもしれん。」

 

リンゴのアーマードライダーはオレンジロックシードを出し、無双セイバーにとりつけ、再び斬撃による必殺技を繰り出そうとする。

 

「兄さん!次は普通の斬撃だ!」

 

斬月・真の声を聞いた斬月はメロンディフェンダーを構え、リンゴのアーマードライダーに突っ込んでいく。リンゴのアーマードライダーの斬撃はメロンディフェンダーで防いだ。だがすぐにリンゴのアーマードライダーは無双セイバーのバレットスライドを引き、斬月の戦極ドライバーに弾丸を打ち込む。メロンロックシードごと穴が開いた戦極ドライバーは機能を停止し、斬月はタカトラの姿に戻り、斬月の無双セイバーは地面に刺さった。リンゴのアーマードライダーはタカトラを切り付けようとするも動きが一瞬鈍る。その隙を突き、斬月・真はソニックボレーをリンゴのアーマードライダーに放ち、直に当たった。

 

「兄さん!これを使って!」

 

斬月・真は変身解除し、ゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードをタカトラに渡す。再び二人はドライバーを取り付けた。

 

「変身!」

 

斬月・真と龍玄に変身した二人は起きあがったリンゴのアーマードライダーに再び突っ込んでいく。龍玄はブドウ龍砲の銃口を向けるもリンゴのアーマードライダーは無双セイバーの銃撃でブドウ龍砲を持った手を狙い撃つ。ブドウ龍砲は崖の方へ落ち、龍玄はリンゴのアーマードライダーの蹴りによって吹っ飛ぶ。斬月・真はソニックアローによる斬撃を繰り返し、リンゴのアーマードライダーも無双セイバーで対抗する。龍玄は斬月の無双セイバーが地面に刺さっているのを見つけ、それを引き抜く。そしてブドウロックシードを無双セイバーにつけかえた。「これで…決める!」龍玄は覚悟を決め、タイミングを待った。斬月・真が有利だったが、リンゴのアーマードライダーが斬月・真の急所にパンチを叩きこむと斬月・真が退いた。そのタイミングを狙い、龍玄は豪快に振り上げた無双セイバーによってリンゴのアーマードライダーの戦極ドライバーをリンゴロックシードごと切り裂いた。リンゴのアーマードライダーは倒れながら変身解除する。

 

「コウタ…さん?」

 

龍玄はリンゴのアーマードライダーの変身者の顔を見て驚きを隠せなかった。怯んでいた斬月・真も起き、変身を解除してからリンゴのアーマードライダーが紘汰であったことにショックを受ける。ミツザネは龍玄の姿に戻ると膝をついてしまった。

 

「…ミッチ…。貴虎…。」

「コウタ…さん?コウタさんなんですか?」

「おれは…この世界のコウタじゃない…。ヘルヘイムがこの世界を支配…したあと…新たに支配のターゲットにされた世界の…紘汰だ…。」

「なんだと…。どういうことだ!」

「二人とも…この世界では仲がいいんだな…。よかった…。そんな二人を…おれは殺さなきゃいけなかった…。最低の人間だ…!でも…おれは…世界を…救いたかった…。この世界で…禁断の果実や…王になろうと…するやつを…倒せば…未来に…ロシュオにな…グハッ…なるやつを…消すことが…」

「紘汰さん…」

 

ミツザネは命が尽きようとしている紘汰を泣きながら抱きしめた。タカトラも涙を流し二人を見ていた。

 

「この世界の…おれが…王だって聞いたから…城に忍び込んで消そうと…したけど…なぜか毎回ばれちまって…おれバカだから何度も…ハハ…」

「紘汰さん、今すぐ助けますから!!」

「無駄だよ…ミッチ…。おれはもう本来なら…死んでるんだ…。ロシュオに…ゴホッ…やら…グ…。サガラに…頼んで…命を繋いでた…だけなんだ…。リンゴ…には…人を操る力なんて…ない…。」

「では…この世界のコウタはなぜあんな風に…!」

「この世界のおれは…はじめっからあんな…ひどいやつじゃ…なかったんだ…。よかった…。それなら…たぶん…誰かが…操っているんだ…近くにいる…やつが…。」

「紘汰さん!もうしゃべっちゃだめです!」

「だから…もう…無駄なんだ…。ありがとう…ミッチ…。おれ…ミッチも…貴虎も…救い…たか…た…。」

 

紘汰が息を引き取ったと同時に真っ二つに割れたリンゴロックシードはカチドキロックシードと極ロックシードへ変わった。紘汰の遺体は枯れたヘルヘイムの植物のようになり、風に吹かれミツザネの腕から消えた。

 

「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

ミツザネは発狂するとそこにあった無双セイバーを持った。

 

「よせ!ミツザネ!!」

 

タカトラの静止もむなしく、ミツザネは首すじを無双セイバーで自ら切り、すぐ倒れた。タカトラは一人立ったまま、涙を流すしかなかった。




連続投稿前半です!

昨日は鎧武の映画を見てきました!結構面白い方だったなあと思います!鎧武・闇、かっこよかったなあ!鎧武ファンの方は是非!^^
そのあと、池袋にある仮面ライダーザ ダイナーというお店に行ったのですが…
そのことは連続投稿後半で!

さて
一つのフラグを片づけることが出来ました。(片づけることができたつもりwww)
リンゴのアーマードライダーがテレビ本編の葛葉紘汰でアーマードライダー鎧武だったというのは当初から決めていたのですが、どのように布石を打つべきなのか難しかったです。紺の和風アンダースーツでゴーグルアイ、そしてコウタの変身する鎧武にそっくりということで一応布石のつもりでしたw
ちゃんというならば
リンゴのアーマードライダー=アーマードライダー鎧武
コウタのアーマードライダー鎧武=アーマードライダー鎧武・闇
であったという感じですね。伝わったかな?><
なぜ紘汰がこの世界にいたのか、なぜリンゴロックシードを使っていたのかは最終回の後に外伝として書きたいなあと思います。

にしても今回は自分の中では長く書いたなぁ…。
いつもはぐだぐだ長くならないように気をつけて短くしていたんですが、今回は途中で切ってはよくないなと思い、ぐだぐだ長くしてしまいました。稚拙な文章ながら読んでいただきありがとうございます^^
引き続き第18話をお楽しみください!

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