仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~   作:エクシ

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前回までのあらすじ

バロン軍別動隊はディショエ政府軍によって全滅。ザックとペコもインベス化ののち倒されてしまった。バロン軍本隊もディショエ政府軍に包囲され、政府軍と反乱軍の最後の戦いが幕を切って落とされた。


第20話

カイトとヨウコはゲネシスドライバー、ヒデヤスは戦極ドライバーでそれぞれアーマードライダーに変身した。グリドンはカイトに作戦を提案する。

 

「南にオレ、北にヨウコさん、西にカイトが隊長としてバロン軍を分離し、徐々に全体を東へ進める。しばらく行けばまた東の森に戻れる。その中ならディショエ政府軍みたいな大群ならそう簡単にうろちょろ出来ないから逃げやすいかも。」

「逃げるだと?ふざけるな。オレは逃げたりはせんぞ。」

「カイト、勝つには一旦引くことも大事よ、わかるでしょ?」

「…。いいだろう。すぐに三つの隊を作るぞ。」

 

バロン軍は三方向に向きながら東に進み始めた。それぞれの小隊が正面に来たディショエ政府軍の兵士たちを倒していくことになった。とはいえディショエ政府軍の過半数は黒影トルーパー。バロン軍の黒影トルーパーは少数だったため不利であった。しかしカイトは勝利しか見ていない。またそれについていくヨウコもそうであった。

 

「…オウレンさん。力を貸してください…。」

 

グリドンは襲い掛かるディショエ政府の大群を見てドリアンアームズに変えた。「おれはオウレンさんに守られていただかりだった。ハセちゃんだって弱くても自分の手で道を切り開こうとしてた…。ハセ・スザク・リョウジとしての道を。おれだって最後くらいは男として…!」グリドン小隊は戦闘を開始した。グリドンもドリノコを振るい回し、黒影トルーパーたちにダメージを与えていく。だが致命傷を与えることは出来ず、攻撃した黒影トルーパーたちはしばらくすると起き上がり、再び攻撃してくる。南側はディショエ政府軍が優勢であった。

 

 

 

 

 

タカトラは東の森の出口あたりをサクラハリケーンで走っていた。そこからならばディショエ城はそう遠くない。途中でインベスを見かけるも彼はそれらを無視してひたすら城を目指していた。「俺が成すべきことはアイツらをどうこうすることではない。」タカトラはまもなく城に着こうとしていた。

 

 

 

 

 

マリカもまた北で苦戦を強いられていたが、城は南側にあるため、北はそう多く敵兵士はいない。マリカは一気に肩をつけることにした。

 

「彼からこれを受け取っておいてよかったわ。」

 

マリカは大量のスイカロックシードを開錠し、空中へ投げた。そしてソニックアローにシドロックシードをつけ、無人のスイカアームズを展開させた。スイカアームズたちは次々と敵の兵士たちを吹き飛ばしていく。「ここはもう大丈夫。」マリカは南西の方角と向かった。

 

 

 

 

 

ドリノコの2つのうちの1つは折れており、もう一つも刃が欠けてしまっていた。「ここまで…かな?」グリドンはあきらめかけ、敵の攻撃を防ごうとしなかった。だがそこに突如影松がどこからともなく飛んでき、敵を撃退した。そしてグリドンの前に落ちる。

 

「これは…?」

「おい、 グリドン。チームワークだ!」

「ハハ…。了解…ハセちゃん。」

「あなたって本当の本当にバカね。あんな無茶するなんて。でもなかなか素敵だったわ。あなたもどうやら一皮むけたみたいね。」

「オウレンさん…男・ジョウノウチ・ゲンブ・ヒデヤスの…最後の雄姿を見ててください!!」

 

グリドンは影松を手にし、再び大群へと向かっていった。彼にはもう怖いものはない。仲間と師匠がついているのだから。




字数が少ないからあっという間に20話ですw
どうせならぴったり20話で終わらせたかったなw
でも本編は後数話です。最後まで読んでいただけるとすごくうれしいです。よろしくお願いします。
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