仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~   作:エクシ

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前回までのあらすじ

ディショエ城に潜りこんだタカトラは王の間にてコウタと戦闘をする。その間にマイの右目に違和感を感じる。その後鎧武・闇のドライバーを破壊することはできたものの、なぜかマイはコウタを殺めたのだった。


第22話

バロンはソニックアローを振り回し、黒影トルーパーたちと戦闘を行っていた。確実に相手の兵士を減らしている。だがバロン軍の兵士も同じように減っていっていた。もともと母数が違ったため、同じ割合で減っていると考えてもバロン軍の不利に変化はなかった。気が付けばバロンの周りに味方の黒影トルーパーの姿はもうない。「オレが最後のアーマードライダーか。いいだろう、生き残ってやる。」バロンはローズアタッカーを出し、それに乗りながらソニックアローによる斬撃で敵を駆逐する策に出た。だがディショエ政府軍の黒影トルーパーたちはダンデライナーでローズアタッカーを包囲した。

 

「なんだと!?」

 

ダンデライナーからの射撃にバロンはその包囲網から逃れるため、走り出す。そのバロンを狙い続ける黒影トルーパーたち。弾丸のほとんどは外れたものの、かなりの数がバロンの肉体を傷つけた。「く…。まずい…。」バロンは足を引きずりながら出ないと動けなくなってしまった。「オレは…こんな…ところで…!」必死に立とうとするバロン。黒影トルーパーたちは容赦なくバロンに照準を合わせる。

 

「発射!」

 

隊長格の黒影トルーパーが言うと他の者たちも一斉に射撃した。「ここまでか。」バロンは死を覚悟した。だが銃撃音が終わっても自分の肉体に痛みは感じない。バロンは顔を上げる。そこにはフラフラになったマリカが立っていた。マリカはシーボルコンプレッサーを二回押した。ソニックアローにエネルギーがたまり、黒影トルーパーたちに斬撃を飛ばした。黒影トルーパーたちはダンデライナーごと切られ、バロンを狙っていた者たちは全員倒れる。そしてマリカはヨウコの姿に戻ると倒れ、バロンがヨウコを抱えた。

 

「無茶なことを…。」

「いいのよ…私は…貴方を見届けたかったけど…それはもう…」

「なぜ貴様はオレを選んだ?」

「貴方が…強さを求めているから…。強さこそすべて…、貴方はクモン・シンク・カイトの道を…貫き通している…。そういう男が好きなのよ…。」

「ミナト…。」

「さぁ…まだ敵はいるわ。いって。」

 

バロンは迷いながらも頷くとヨウコは笑い、そして力尽きた。ヨウコの遺体を寝かせるとバロンはソニックアローを再び構え、また戦闘に戻った。

 

 

 

 

 

「マイ様…あなたは何を…!」

「あーあ、タカトラ。貴方って本当になんでもできちゃうからつまらなかったの。でもね、コウタは違った。私がいないとなーんにも出来ない。だからね、操り人形にして遊んでたの。ウフフ、楽しくなかった?」

「城の兵士がこの部屋に入ろうとしないのもあなたの能力か。愚かなことを…!」

「愚か?愚かなのは力がないもの。自分で何もできないもの。私は何でも出来ちゃう。だって森に選ばれたんですもの。」

「森に…選ばれただと…。」

「だからこの世界にいるんじゃない。」

「…?どういうことだ…。」

「見せてあげる。私の真の姿。」

 

マイの右目から赤い光が溢れると、その光はマイの肉体を包み込み怪物の姿へと変えた。

 

「私の名前はミョエ。一番最初にヘルヘイムに選ばれた者、禁断の果実を最初に得たものよ。」

「最初…だと!」

「私はこの世界のものではない。退屈だったからこの世界にきたのよ。いろ~んな危機を起こして楽しんでたの。」

「つまりコウタを洗脳し、世界を混乱させていた…ということか…。」

「ピーンポーン!大正解!」

 

斬月・真は握り拳を作り、怒りをあらわにしていた。息絶えたコウタの遺体を踏み、こちらにくるミョエ。斬月・真はソニックアローで切りかかった。だが切りかかった先にはミョエはいない。斬月・真は全くミョエの速度についてこれなかった。

 

「面白いなあ、タカトラ!アハハハ!あーでもなんかもっと倒し甲斐がある人いないかなあ!」

 

ミョエは手にした太刀で斬月・真の後ろに回り、切りかかる。斬月・真はミョエと距離を取る。そして紘汰が持っていたリンゴロックシードが変化したものの一つ、カチドキロックシードを開錠した。それをゲネシスドライバーにはめ、シーボルコンプレッサーを押し込むと斬月・真はカチドキアームズにアームズチェンジした。カチドキ旗を持ち、ミョエに突っ込むも避けられ、音速による攻撃に斬月・真は追い詰められていく。”禁断の果実は森が選んだ人間が手にすることが出来る。”「この世界の人間以外にも別世界でヘルヘイムは禁断の果実をもたらすのか…。それがマイ様…いや、ミョエ!。」”禁断の果実の力に対抗できるのは禁断の果実だけだ。”「ミョエに勝つには禁断の果実が必要。だが俺は森に選ばれていない。…いや待てよ…。」”アンタが今手にしてるその極ロックシードは禁断の果実の一部の力がロックシード化されたものだ。”「…そういうことか!」斬月・真は極ロックシードを起動させる。それをカチドキロックシードの鍵穴に差し込むと、極ロックシードをひねり、すべてのアームズが斬月・真のカチドキアームズを弾き飛ばす。そして斬月・真は極アームズへとアームズチェンジした。




第22話、読んでいただきありがとうございました!

正直いうと…構想ミスしましたw
最後、タカトラが極アームズになって禁断の果実を持った敵と戦うってのは考えていたんです!
でもカチドキ&極って戦極ドライバーでしたね。。。
もう無理やりやらせていただきました。。w
申し訳ありませんw
言い訳にしようがありません!ミスです!でももうベルトがないんです!だから勘弁!!w

そして今回はオーバーロードインベス・ミョエの登場です。この世界ではオーバーロードインベスという言葉はないので、怪物という表現にさせていただきました。

残り少なくなってまいりました。感想、評価、そして推薦の方、ぜひよろしくお願いします!
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