仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~ 作:エクシ
タカトラはバロン軍との戦闘に際し、ブラーボ軍への援軍要請の使者としてシドを送った。だがシドはブラーボ軍の特攻隊長ハセ・H・リョウジを倒してしまう。怒りに燃えるオウレンとジョウノウチがシドに牙をむく。
シグルドは一歩下がり、グリドンから離れた。そしてオウレンの方を向くと自分の頭をかき始めた。
「あーらら。プロフェッサーからは『オウレンとは接触するな』と言われてたんだけどな。まぁいいか。ここでお前らも片づけちまえばいろいろ楽だからな。」
「あなた…これはタカトラ様の指示?」
「さあな、おれは口が堅いんだ…へへへ。」
堪忍袋の緒が切れたオウレンは戦極ドライバーを取り出し、腰につけた。そしてシグルドを睨み付けながらドリアンロックシードを起動させる。
「変…身!」
ドライバーにロックシードをつけ、カッティングブレードを下ろすオウレン。瞬く間に上からドリアンアームズが下り、オウレンの頭を包む。そしてオウレンはアーマードライダーブラーボに変身した。
「坊や…容赦はしないで行くわよ…。久しぶりに軍人としての血が騒ぐの。」
「はい、オウレンさん!」
グリドンとブラーボが一斉にシグルドに向かっていく。シグルドはソニックアローの射撃で行く手を阻もうとするが2人のアーマードライダーはひるむことなくシグルドのすぐそばまで来る。シグルドは射撃ではなく斬撃に攻撃を変え応戦するも、グリドンのドンカチの一発の重さとブラーボのドリノコの変幻自在な動きに押されていった。「なんだ。こいつら…。つええ!」シグルドは焦らざるを得なかった。「ここは一旦引くしかねえ。おれの任務はあくまでブラーボ軍のアーマードライダーの誰かを始末すること。ここはもう用済みだ。」作戦を練ったシグルドはローズアタッカーを出し、ブラーボ軍のアジトをあとにしようとした。
「馬鹿ね。戦場で敵に背を向けるなんて。」
「!?」
背に向けたはずのブラーボがいつの間にローズアタッカーのすぐ前に立っていた。そして後ろにはグリドンが立っている。
「あなたがそのバイクを出しているうちにすぐ囲んでやったわ。終わりよ。」
「ふん、こいつを止められるのかよお!?」
シグルドはローズアタッカーでブラーボに突っ込んだ。だがその前にブラーボはカッティングブレードを一回おろし、大きなトサカのオーラを出す必殺技を発動していた。突っ込むシグルドをトサカで薙ぎ払うブラーボ。ローズアタッカーは大破し、シグルドは戦闘不能であった。
「ぐ…体が…動かねえ!」
「うちの子を傷つけたんだから、あんたにもそれ相応の罪を償ってもらうわよ。」
「ま…まて!よせっ!」
ブラーボはドリノコでシグルドのゲネシスドライバーを切り壊した。変身を解除したシドは腰を抜かし、その場に倒れた。
「消えなさい。あなたのような小物に用はないわ。」
オウレンとジョウノウチがブラーボ軍を連れて斬月軍の本陣に向かい始めたころ、シドはやっとの思いで立ち上がり、森の中を逃げていた。「おれは…こんなところで終わらねえ…。」だが疲労と空腹、そしてオウレンに対する恐怖でシドはもう歩ける状態ではなかった。その場にしゃがむシド。手に見たこともない果実が触れた。
「なんだ?この果実は…。だが…うまそうだ…。」
その果実を食べれば何かが満たされるような気がした。シドは迷うことなくその果実を口にする。数秒もたたないうちにシドの体はヘルヘイムの植物に犯され、インベスへと姿を変えた。そこに残ったのは帽子だけであった。
読んでいただきありがとうございます。
はい、シド殺しちゃいましたw
ここまでは本編通りの順番で死んでいるのですがここからは変えていくつもりです。
次回はメロン兄さんのあたりを書きたいなと思っています!
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