仮面ライダー鎧武 エピソードゼロ ~もう一つの世界~   作:エクシ

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前回までのあらすじ

バロン軍を迎え撃つため戦闘準備にとりかかっていたタカトラ。だがシドがリョウジを倒したことでブラーボ軍との同盟は解消となったため、計画通りにいかなくなってしまう。そしてリョウマとヨウコがタカトラを裏切りとどめを刺そうとするが、そこにアーマードライダーバロンが現れタカトラが変身した斬月を助ける。


第8話

「アーマードライダーバロン…クモン・カイト!」

 

斬月はバロン軍がもう到着したことと自分を守ったことに驚いた。一方デュークはバロンの登場に驚くことなく、説得を始める。

 

「ほーう。だが都合がいい。クモン・カイトくん。君は強者としか戦いたくないのだろう?そこにいるタカトラは元ディショエ政府軍ユグドラシル隊隊長だ。君の獲物にふさわしいのはタカトラじゃないのかい?」

「確かにオレの敵は強者だ。だが強者のふりをし、真の強者をせこい手で倒そうとする弱者が一番目障りだ。お前たちから片づける。」

 

言い終わらないうちにバロンはデュークに向かって走り出す。バナスピアーでデュークのアーマー部を貫こうとするもマリカがその間に入り、ソニックアローでバナスピアーをはじく。デュークは数歩下がり、バロンのデータを収集することにした。マリカはソニックアローで射撃を繰り出し、バロンを圧倒する。だがバロンは屈することなくマリカに突っ込んでいく。「なに、このクモン・カイトという男。力はとても強いわけではない。でも何かものすごい気迫を感じる…。」マリカはバロンから醸し出される頂点に君臨するものにふさわしいオーラを感じていた。

 

「ミナトくん。もういいよ。軍は壊滅してしまった。本当ならタカトラがいなくなったらうまいことごまかして軍ごといただこうと思ったけど…。ま、私とミナトくん、あとシドがいればなんとかなるだろう。」

 

デュークの声を聞いてマリカはサクラハリケーンを召喚した。デュークもローズアタッカーを出し、二人は東の方角へ立ち去った。斬月の変身を解除したタカトラは肉体のダメージに耐え切れずその場に倒れ、意識を失った。

 

 

 

 

 

その頃ブラーボ軍は斬月軍の本陣があったところから数キロのところにまで進軍していた。オウレンはシドの行為がタカトラの命令によるものなのか知りたかったのだ。だが本陣のあったところについた頃には兵士の死体しかなく誰もいなかった。

 

「どうなっているのよ…これは!」

「旗を見たところ死体の多くは斬月軍みたいですね。バロン軍によるものですかね?」

「馬鹿おっしゃい!アテクシたちの援護がなくてもバロン軍相手なら斬月軍はやりあえるわ。きっとタカトラ様に何かあったのよ!坊や!タカトラ様を探すわよ!」

「はい、ハセちゃんのこと、きちんと聞かなきゃ…!」

 

 

 

 

 

タカトラは西のスラムのテントで目が覚めた。周りには赤い衣装のような恰好をした青年たちがタカトラを看病していた。

 

「ここは…どこだ?」

「バロン軍のアジトだ。」

「バロン…だと!?」

 

タカトラはすぐ立ち上がり、あたりの青年たちに警戒する。だが体の痛みに耐え切れず、膝をついてしまった。そしてカイトがテントに入り、タカトラに話しかけた。

 

「死にたくないなら動かないことだな。クレシマ・H・タカトラ。」

「なぜ俺を助けた?」

「別に意味はない。助けられたのが屈辱なら今から自殺でもするがいい。」

「…俺は死ぬわけにはいかない。ディショエを変えるまでは!」

「くだらんな。」

「何?」

「ディショエのためと言い行動してたお前がディショエ国民の一人であるセンゴク・リョウマに殺されかける。くだらん話だ。」

「…。」

「そんなくだらんもののために戦うから貴様は裏切られたんだ。貴様は自分や自分の組織の欲のために戦うべきだった。オレからしてみればまだセンゴクのほうが行動心理が理解できる。」

「リョウマは…なぜ俺を裏切ったのか…お前は知っているのか?」

「まだきちんとはわからん。だが貴様が倒れてからセンゴクとミナトの目撃情報が東の方に集中している。東に何かあるのかもな。」

「…。」

「とにかく完治するまではここにいていいが、治ったらすぐ出ていけ。ここの連中はお前たち良民のことが嫌いだからな。」

 

そう言うとカイトはテントを出ていった。タカトラは俯き、やがて眠りについた。

 

 

 

 

 

ミツザネはその夜もリンゴのアーマードライダーを追っていた。リンゴのアーマードライダーはディショエ城から出てくるといつも疲労がたまっている様子であった。そして東の方角へ進み、やがて森に入っていく。これが何度もこの数週間続いていた。「やつが付かれているところを襲ってやろうか…。」ミツザネは何度も考えたが、敵の手の内を知らないため動こうとはしなかった。今日もまた東の森へ帰っていく。森へ入るリンゴのアーマードライダーを見送るとミツザネは振り向き帰ろうとした。

 

「ミツザネくん?」

 

横からミツザネを呼ぶ声がし、ミツザネは振り向いた。そこにはリョウマとヨウコが立っていた。




読んでいただきありがとうございます!

久しぶりにミッチの登場です!
ずっとリンゴのアーマードライダーを追っかけていましたw
ミッチって最初は自分でなにかをしようとしませんでしたからねえ。
一方本編のミッチは…(ry

感想、評価よろしくお願いします

PS
誤字脱字などを直すために編集はしていますが、大まかには話は変わっていないので、(改)はあまりきにしないでくださいw
あとハセちゃんとオウレンのミドルネームを変えました。すいません><
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