ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが   作:はちみつレモンって美味しいよね

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第17話

 

 

 

 

 

「最終的には存在理由さえも忘れるほど、知恵はその意味を失くしてしまう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございますエルさん。」

「オデリくんか、うん、おはよう。」

 

今日からようやく情報チームが私1人じゃなくなった。

1人って意外と寂しい…

 

「…って、オデリくん、E.G.O変わったんだね。」

「はい、てか覚えてたんですね。」

「うん、前は罰鳥くんのくちばし装備だったから。」

 

前に自分も着てたからね、それは覚えてる。

 

「エルさんの装備はどのアブノマでしたっけ?」

「アブノマて…」

 

確かにアブノーマリティってフルで言うと長いけど!

 

「えーと、確かヘルパーくんの奴だったと思うよ、E.G.O名は…」

 

グライ…なんだっけ?

 

「…E.G.O名は出てこないんですね……」

「あはは…」

 

しばらくの間使った事のあるE.G.O名しか分からない…

ごめん、ごめんよヘルパーくん……

 

「つーかエルさん、アブノーマリティ(あいつら)のことあだ名で呼ぶんですね…」

「その方が仲良くなれると思わない?」

「仲良く…?」

「うん、私はアブノーマリティ(みんな)と仲良くなりたいから。」

「…やっぱエルさんってなんかズレてますよね。」

「…えっ!?」

 

ちょっとショック…

えっ、そんなに私変…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します。」

 

そんな会話をした後、今日最初の作業に取り掛かる。

…と言っても、今回はO-09-96、9番台という番号からわかる通り、ツール型アブノーマリティへの作業だ。

あと装着型っぽいからすぐ終わる…

 

「えっ、これどうやって使うの…?」

 

と思ってた時期がありました。

なんかタンクみたいなのに入っててどうやってつけるか分からない。

…と思ってたらなんか下の方から出てきた。

この目みたいな模様が入った機械をつけるっぽい。

とりあえずE.G.O装備の左上ら辺につけとこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーッ ビーッ

 

収容室から出ると、突然警報音が鳴る。

脱走アナウンスは無かった、ということは…

 

「エルさん、試練、深紅の黎明です!」

 

やっぱり試練だ。

深紅の黎明…は、いつぞやのピエロか……

 

「わかった、場所は?」

「情報チームの奴はオールアラウンドヘルパーのとこです!」

「うん、急ごう!」

 

よりにもよってHEランクのヘルパーくんのとこか。

ちょっとまずい気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いました!」

「よし、突撃!」

 

既にいたオフィサーの人も攻撃を始めてる。

黎明のピエロの体力はそんなに高くない、だけどこのピエロ、体力が無くなると爆発する。

だから…

 

「それっ!」

 

ギュイイイイイイン!

 

私が少し攻撃をして、

 

「オデリくん!」

「任せてください!」

 

トドメは私より射程の長い武器を持ったオデリくんに任せる。

そしてすぐに離れる!

何故か少しだけ、足が早くなったように感じるのは…

いや、今はどうでもいいや、それより…

 

「オフィサーの人も!離れて!」

「わかりました!」

 

それからすぐに爆発音がする。

 

「全員無事ですか?」

「はい!」

「ありがとうございます、エージェントの方!」

 

よし!上手くいって良かっ…

 

<ザザーッ……ル、エル!聞こえてるかしら!?>

 

通信機からローザちゃんの声が聞こえる。

どうかしたのかな…?

 

「うん、聞こえてるよ…?」

<それなら良かった!実は…>

 

話をざっくり言うと、どうやら今回の試練、ローザちゃんの作業中に発生したらしい。

しかもコントロールチームに発生したのは2体。

そのせいで、1体は鎮圧できたが、もう1体を逃がしてしまったらしい。

…あれ、逃げたってことは何かしらのアブノーマリティのカウンター下がってるよね?

え、大丈夫なのこれ…?

 

<アブノーマリティ マッチガールが脱走しました!職員の皆さんは速やかに鎮圧にあたって下さい!>

 

で す よ ね

てか誰か作業でカウンター下げたのね!?なんとなく予想できるけど!

マッチちゃんは爆発が怖いからな…

 

「エルさん!コントロールで逃げた黎明がそこにワープしました!」

「えっ!?…本当だ、ってマッチちゃん!?」

 

あまり良くないタイミングでマッチちゃんがこっちに向かって来てる。

…ん?こっちに……?

 

「ちょ、エルさん!マッチガールのターゲットエルさんですよ!」

「え」

 

まってこれどうしよ、とりあえず…

 

「オデリくん!マッチちゃんの対処手伝って!」

「はい!」

「オフィサーの方々はピエロの鎮圧を急いで下さい!」

「「「わかりました!」」」

 

よし、多分これでいいはず。あとは…

 

「ごめんねマッチちゃん!ちょっと収容室に戻ってね!」

 

幸い、既に少しだけマッチちゃんの体力が削られていたおかげで鎮圧自体に時間はかからなかった。

よし、マッチちゃんの鎮圧、は終わった。あと…

 

「エルさん!」

「えっ…?」

 

突然オデリくんが叫ぶ。

何かあった…?

…あれ、ピエロの鎮圧がもう終わってる。

体力が削られてたのはマッチちゃんだけじゃなかったのかな……

そういえば、ワープしてきたピエロの体力は気にしてなかったな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使い方1

「行動矯正を装着した者は正義に関わる能力値が上昇する。同時に、()()()()()()()()()()が減少する。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今すぐ後ろのピエロから離れて下さい!」

 

まずい、後ろまで意識してな…

 

ドガン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者です。
今回みたいに次の話に続かせるのは初めてなんでなんかおかしいとことかあるかもしれません(その場合は指摘してもらえると助かります)。
今回も呼んで下さりありがとうございました!
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