ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが 作:はちみつレモンって美味しいよね
「この腕輪は欲深い者を許さないので、誠実な者だけが着用しなければならない。」
「エルさん!大丈夫ですか!?」
「オデリくんか…大丈夫、だと思うよ。」
まだちょっと痛いけど…
もう少し慎重にならないとだめかなぁ…
「あー、あー、聞こえるかな?管理人ですよー。」
軽。
「かっっっる。」
オデリくんとかもう声に出ちゃってるじゃん。
「それはごめん…ってそうだ、エージェント エルは無事?」
「はい、無事です…が、多分この状態での作業は厳しいかと。」
「え、それ本当に無事なの?」
「…いや、俺が見た感じ、ですが。」
「そうか…」
「あはは…まあ多分大丈夫ですよ管理人さん。」
「不安だなあ…」
あの後、管理人さんから
「体力が回復するまでが怖いし、一応念の為。」
ってことで、O-09-95、作業ダメージの無いツール型への作業指示が出た。
ちなみに、さっきのツールは収容室に行く途中で返した。
「失礼します。」
収容室に入ると、そこにあったのはタンクに入った黒い腕輪。
腕輪の中心には緑色の宝石がはめられている。
…え、これ本当に私がつけていいやつ?
ただ、つけないと作業が終わらないため、渋々腕輪をつける。
絶対ローザちゃんとかの方がこういう綺麗な物は合うって…
あ、さすがに取り出し方はもう分かったよ…?
とか思ってたら…
「…ん?」
試練の時についたかすり傷が治り始めた。
他の傷もどんどん治っていく、これが腕輪の効果かな?
そうだとしたらすごい便利な物、なんだけど…
なんとなく、つけ過ぎは危険な気がする。
「あ、エルさん、怪我は平気ですか?」
「うん、なんかこの腕輪つけたら治った。」
オデリくん、わざわざ収容室までついて来てくれたのか…優しい…
「腕輪…ツール型のやつですかね?」
「そうだけど…?」
腕輪をすごい観察してる、何かあったのかな…
「…あ、もしかして腕輪への作業指示が出たの?私は傷治ったし、使うなら全然大丈夫だけど…」
「…いや、ただ気になっただけなんですけど…」
オデリくんが不思議そうに言う。
「その腕輪、使用者の肉体を継続的に回復させてるっぽいんで、傷がない時はどうなるのかって思って…」
「ヒュッ」
すぐに腕輪を戻しに行った。
さっきの機械があまり害のない物だったからすっかり忘れてた。
ツール型の中には長時間の使用で害を出す物がある、ってテレジアの時に覚えたつもりだったんだけどね…
というか、あのまま腕輪をつけっぱなしにしていたら、私はどうなっていたのだろう。
作者です。
短いしなんか謎回ですみません。
ツール型を話に入れるのがかなり難しい…
今回も呼んで下さりありがとうございました!