ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが   作:はちみつレモンって美味しいよね

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みんな大好き罪善さん


第1話

 

 

 

 

 

「よし、入口には着いたね。ここからはマルクトに案内を任せようか。アンジェラ、悪いがマルクトをコントロールチームの入口に呼んでくれ。」

「はい、分かりました、管理人。…マルクト、新人の案内を貴女に任せたいのでコントロールチームの入口に来て貰えますか?」

 

どうやらここから案内役の方が変わるそうだ。

マルクトさん…どんな人なんだろうか。

そう思ったとき…

 

ガシャン ガシャン…

 

と、まるで機械が動くかのような音が聞こえた。

てかこっちに近づいて来てるよこれ。

 

「管理人、アンジェラ、お待たせしました!」

 

そう言いながら近づいて来たのは、アンジェラさんとはまた違った綺麗な人…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではなく、少し縦長の箱に細長いアームをくっ付けたような見た目のロボットだった。

 

「初めまして!新人の方ですよね?私はマルクト、このコントロールチームのセフィラです!よろしくお願いしますね!」

 

この会社はロボットも働いてるのね…

 

「急に呼び出してすまない、マルクト。新人くんの案内をコントロールチームのセフィラである君にお願いしたくてね。」

 

「大丈夫ですよ、管理人!」

 

すごい、喋り方が人間みたい…

 

「さて、新人さん、早速コントロールチームを案内しますよ!私に着いてきて下さいね!」

「あ、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…さて、コントロールチームの案内はこれで終わりです!今から通常業務に…っと、そうだ!これをどうぞ!」

「?これは…」

 

案内が終わったあと、私はマルクトさんからタブレットを渡される。

 

「管理人からの業務の指示はこのタブレットに来るので壊したり無くしたりしないように!」

「はい!」

 

どうやら詳しい業務内容はこのタブレットに送られてくるらしい。

 

「それでは私はここら辺で!詳しい内容は管理人に聞いて下さいね!」

「はい、マルクトさん、ありがとうございました!」

 

マルクトさん、見た目と違っていい人(?)だったなぁ…

 

「…あーあー、新人くん、僕の声が聞こえてるかな?」

 

突然天井から管理人の声がする。

 

「はい、管理人さん、どうしたんですか?」

「君に詳しい業務内容を説明していなかったのを忘れていてね…今から説明するからよく聞いていてくれ。」

「はい…?」

 

なんだろう、嫌な予感がすごいする。

私は感だけはすごい当たる。が、今回は当たってほしくない気がする。

 

「君にこれからしてもらう業務、いや、作業は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想体(アブノーマリティ)と呼ばれる存在への作業、簡単に言ってしまえば人外と呼ばれる存在達の面倒を見てほしい。」

「…え?????」

 

ほら見ろ嫌な予感が当たった。

 

「てかこの会社ってエネルギーを生成するだけの会社ですよね?」

()()()はね。本当はアブノーマリティから出る未知のエネルギー、エンケファリンの抽出、精製をする会社だよ。」

 

黒い、真っ黒だこの会社。

 

「まあごめんね、君もこの会社に入ったからには働いてもらうんだけどね…」

「まじですか…」

 

まあでも、さすがに安全に管理されてるでしょ…

 

「あ、そうそう、下手したら死んじゃうから君が持ってるその警棒で頑張って身を守ってね、あと最初に作業するアブノーマリティの情報はタブレットに送っといたから、それじゃ!」

 

…もういいかぁ(諦め)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーと、なになに…最初に作業するアブノーマリティは…「たった一つの罪と何百もの善」…長いから罪善さんで。

場所は…今いる場所のすぐ近くだね。

よし、じっとしていても仕方ない、行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと…ここだね。」

 

目の前にはとても硬そうな鉄の扉。

恐らくこの中にアブノーマリティがいるんだろう。

扉の前で深呼吸をする。

 

「…よし」

 

覚悟を決めて、部屋に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します…」

 

私の目の前には、頭に赤い茨が巻きついた、十字架に刺さった頭蓋骨のようなアブノーマリティがいた。

 

「えーと、あなたが罪ぜ…ゴホン、たった一つの罪と何百もの善さん?」

『…』

 

どうしよう、愛着作業(会話する)ってこれでいいのかな?

 

『汝の罪を告白せよ。』

「えっ」

 

急に話したと思ったら、罪の告白をせよ、ってどうしよう…

犯罪なんてしたことないしな…あっ

 

「えーと、その…あったことないのにあなたの名前を罪善さんって略しちゃってすみませんでした…」

『…』

 

どうしよう黙っちゃった!?何かダメなとこあったかな…!?

 

『…赦そう』

 

許された…?よかった…

 

「って、あれ?」

 

頭になんかのってる?

あいて、刺さった。というかこれって…

 

「罪善さんの茨?…あっ」

 

罪善さんってまた言っちゃった…

 

『……そう呼ぶことを赦そう…』

「!」

 

良かったぁ、罪善さん怒ってなかった!

 

「って、もうこんな時間だ、ごめんね罪善さん、また来るね!」

 

そう言って私は罪善さんの部屋を出た。

まだ業務があるからずっと罪善さんの部屋にいる訳にはいかない。

まあ、また作業があったら来ることだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…お、すごい、あの子1発でギフト貰ってる。次はどうなるかな?」

 

管理人は、カメラを見ながら楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人々は大昔から罪を犯して来た。『なぜ彼らはそのようなことをするのだろう?それが悪いことだと知っているのに。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー職員資料ーーーーーーーーーー

エージェント エル、たった一つの罪と何百もの善のギフト獲得。

 

記録者 アンジェラ




前書きはふざけましたすいません。
作者のはちみつです。
今回も呼んで頂きありがとうございました。
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