ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが 作:はちみつレモンって美味しいよね
「子供の涙が落ちると、星が空から降りてきた。世界は幸せに包まれ、眠りに落ちた。」
なんとかお花ちゃんの収容室から出ることができた私は、急いでメインルームに戻る。
お花ちゃんのボールは当たると普通に痛いのだ、休みたいに決まっている。
いい子なんだけどねぇ…手加減を知らないから……ねぇ…
そんなことを考えていたら、また作業指示が。
もうちょっと休みたい…が、仕方がない。
対象のアブノーマリティはO-01-55…私はタブレットの画面を確認しながら収容室に向かう。
大人しい子だといいんだけどなぁ…
「失礼します。」
『!?誰…?』
そこにいたのは小さな男の子。
…まぁ、肌や髪が星空みたいですっごく綺麗な子だけど。
「怖がらせちゃったかな…?ごめんね急に…」
とりあえず驚かせてしまったことに対して謝る。
『ううん、大丈夫…えっと、君は…?』
「私はエル、今日は君とお話しにきたんだけど…嫌なら無理しなくていいよ。」
『平気だよ。…エル、って言うんだね。君はここでお仕事してるの?』
「うん、そうだよ。君以外にも、色んな子の世話をしてるし、新人の職員さんにここについて教えてる。」
『そうなんだ、僕以外にも………』
「脱走しちゃったりする子も少なくないからね、結構忙しいよ。」
『疲れたりしないの?』
「まぁ多少は疲れるけど…楽しいから、それでもいっか、ってなっちゃうかな。」
『そうなんだ…!』
…その後も、私が今までここでしたことなどの話を聞いてきた。
他人のことに興味があるのか、ちゃんと話を聞いてくれるから、かなり話しやすい。
「あ、もう作業終了かぁ…ごめんね、私もう行かなきゃ。」
気がつくと作業終了、最近こういうの多すぎるような気も……
とりあえず、この子に1度お別れをして収容室を…
『待って!』
「…?」
『君にこれを持っててほしいんだ。友情の証だよ!』
…と、言われて綺麗な小石を渡された。
持っているだけで疲れが取れるような気がする。
「綺麗だね、ありがとう!」
『うん、大事にしてね。』
小石をポケットに入れて収容室から出たあと、私はメインルームに戻った。
そのまましばらく休憩していると、突然頭に少し重みがかかる。
…どうやら
うーん、かわいい。
「急にどうしたの、罰鳥くん。」
『〜♪』
返事をする様子はない、が、かなりご機嫌そうだ。
かわいい(2回目)…けども……
「ヒッ…」
「〜っ!」
オフィサーさんがすごい怯えてる…これは発狂祭りまで長くな…
「パァン(自殺)」
「うっ、うわあああああ!?!?」
「きゃあああああ!!!」
ええ…(困惑)
君ら勝手にこっち来たでしょ…
あーあー銃乱射してるよ、しかも複数人。
こうなってしまうとどうしようもない、人を撃ってほしくはないけど、そのまま突っ込めばまず間違いなく銃弾に当たってしまう。
さてどうしよう、とりあえず応援を呼んでおこう。
…なんて考えていると。
「アブノーマリティ!死ねぇぇぇぇ!」
と言いながら罰鳥くんに向かって銃を撃つ1人のオフィサーさん。
しかし、銃に慣れていないせいか、弾丸は思うように飛ばずに狙いからズレて…
「えっ…!?」
そのまま私の方へ。
これは当たってしまう、そう思ったが…
『ーー!!』
グワァッ
グシャアッ
「わっ…!?」
咄嗟に罰鳥くんが前に出て私を庇い、そのまま
ちょっとやりすぎ感があるけど、助かった。
あのままだったら多分位置的に頭に銃弾が当たってただろうし…
「ありがとう罰鳥くん、怪我はない?」
『コクコク』
お礼を言い、そのまま罰鳥くんを撫でていると…
ゴスゥッ
「あだっ!?」
さっきの子にもらった石が体当たり(?)してきた、しかも…
『ねえ、どうしてボクに会いに来てくれないの?』
『ボクよりもその鳥の方が大事?』
『キミのことが大好きなのに、どうしてボクに会いに来てくれないの?』
…って、さっきからずっと小石から声が聞こえる。
おかげで罰鳥くんの気分がどんどん悪くなっていく、その様子に応援として来たオデリくんが引き気味だ。
「ちょ、エルさん。それどうにかならな…
『ジロォ』
「ごめんね、多分無理そう。」
今にもあの子の収容室に突撃しそうな罰鳥くん。
うーん、どうしよう。
『その鳥は置いといて、ボクに会いに来てよ。』
『イラッ…』
「あ、罰鳥が。」
「えっ!?ちょ、待って!?罰鳥くんストーップ!!」
考えてる間に、我慢の限界を迎えた罰鳥くんが飛び出して行きましたとさ。
作者です。
オフィサーは敵である。
最近投稿頻度が下がってしまい申し訳ないです。
アンケートにあった番外編は只今制作中です。
投稿までもう少しかかるかと思いますが待っていただけると幸いです。
今回も読んで下さりありがとうございました。
お詫びとしてロボトミー関係のなんかします。
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この小説の番外編とか
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この小説とは別の短編小説を書く
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なんか別のやつとまぜてみる
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全く新しい小説を書く