ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが 作:はちみつレモンって美味しいよね
「この魔法の弾丸はお前の言ったとおり、本当に誰にでも当たるな!」
あの後収容室から出たあとに、ポケットに口紅が入っていることに気がついた。これがあの子のギフトだと管理人さんが言っていた。…何故か笑いを堪えているような声だったが。いや本当に何があったのか気になるのに言ってくれなかった……なんでですか?
何か不穏な感じがするが、次の作業指示が出ているため収容室に向かう。
「あ、せんぱっ…???」
「え?メイちゃんどうしたの?」
「いえっ!ただその…かおっ」
「エージェント メイは罰鳥の作業に行くように。」
「あっ…えと…先輩、メイクしたい時は言ってくださいね!」
「???」
なんで今メイクの話が…?
それに私はメイクなんてしたことないけど………誰かの手伝いしたいのかな、それならローザちゃんとかの方がメイクしそうだけど…
というかすれ違う人全員に笑われてる気がする、ロイさん、ルイスくん、オフィサーの人にも笑われてる。本当になんで?
…まあいっか、早く作業に行こう。
「失礼します」
『…ああ、お前が次の職員か…っ!?』
「………えっ?」
なんかこのアブノーマリティ、笑いを堪えてる?なんで?
「えっと、あの、どうしました?」
『いや、なんでもない………フッ…』
いや思いっきり笑ってません!?なんで!?私何かやらかした!?
「私何かしましたか?」
『特に。…ああ違うな、"お前は"何もしていないな。』
…何か含みのある言い方なのが気がかりだけど、とりあえず作業を進めなくちゃ。今回は洞察だし、掃除だね。
『…お前はここに来る前、どこの収容室に行ってた?』
「え?赤い靴のとこですが…」
『ああ、だからか。』
「…???」
急に質問されたと思ったら何!?だからってなんですか!?怖い怖い!というか…
「赤い靴だったり、この施設のことだったり、なんでそんな詳しいんですか?」
『それは目が良いからだな、俺の目はよく見える。』
「視力が良いんですね!」
『…まあ、そういうことにしておけ。』
えっ違うの?視力が良いんじゃないの?管理人さんみたいにカメラで見てる訳じゃないし、他にある?
「…ふぅ、よし!清掃終わり!」
特に汚れはなかったけどね!
『終わったのか』
「はい!特に汚れや埃はなかったですけど!」
『そうか…フッ……』
この人最初から最後まで笑い堪えてるなぁ…結局分からないままだったけど。
『それと、この後鏡でも見ると良い。』
「…鏡?」
なんでだろう、とりあえず見てみよう。
「じゃあ、私はこれで失礼します。」
『わかった。』
その後…
「鏡…鏡……あった、にしてもなんで急に鏡見ろなんて…えっ!?」
うっわ、なにこれ!?
なんでこんな口紅ついてるの!?!?そっか赤い靴!だからみんな笑い堪えてたのか!というか気づいてるなら言ってよみんな!特に管理人さん!
確かこれ、同じ場所につけるギフトがあれば消えるって言ってたな!何か口につけるギフト持ってたっけ…って
「口紅入れてた方と反対のポッケになんか入ってる!?」
しかもこのパイプ明らかに口用!時系列とか色合いとか考えるともらったのは明らかにさっきの作業!あの人性格わっるいな!
「みんな言ってよー!!!」
『グッ…フハハハッ……』
「何このアブノマ、急に笑い出したし、え、こっわ…」
なお、作業中のルイスを無視し、エルの反応を見ていて笑いが堪えられなくなった魔弾の射手と、急に笑い出した様子を見て少し恐怖を覚えたルイスだった。
魔弾さん
初めて見る職員が変な口紅つけてて内心は大爆笑。
ずっと笑いを堪えてた、エル曰く、「いい性格してるよね!(怒)」とのこと。
その後もちょいちょいエルやその他職員を揶揄う。
エルちゃん
なんかみんな笑ってるな〜と思ったら顔面がカオスだった。
何だこの口紅。
魔弾さんに少しキレてる。
作者です。
魔弾ニキは暇な時に施設の観察してそう。
今回も読んで下さりありがとうございました。