ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが   作:はちみつレモンって美味しいよね

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番外編が多かったのでやります


番外編 もしアブノマの言葉がわかるようになったら

 

 

 

 

 

「メイちゃん!危ない!」

 

試練によって脱走雪崩が発生し、脱走報告のあった欠片くんの鎮圧中、メイちゃんに攻撃が当たりそうになり、私はとっさに庇う。

まだ初期装備のメイちゃんには欠片くんの触手攻撃が致命傷になりかねないからだ。

いきなりのことだったため、私は少し攻撃が頭部に掠る。

なんか前にもこんな事があった気が………

 

「ぎゃああああ((グシャッ

 

…あー、罰鳥くんも脱走してたね。

近くにいたオフィサーさんの悲鳴が響く、それにつられて他のオフィサーさんも叫び出す。脱走雪崩の次は発狂祭りなの…?

……と、そこに罰鳥くんが飛んでくる。まあお察しの通り、全身が真っ赤である。コントロールチームでの出来事以来、罰鳥くんの近くに私がいると、こちらに飛んでくるようになった。そのせいで被害が増えることも少なくないけど…

とにかくまずは罰鳥くんの機嫌を良くするのが最優先……

 

『…!(あ、エル!)』

 

…ん?

 

『…! !(今日も罪人に罰を与えたんだ!ほめてほめて!)』

 

………えっ?

 

「?????」

『?(どうしたの?)』

「えっ、いや、なんでもないよ、えらいえらい。」

 

喋ったぁぁぁあ!?!?!?

 

『!?(え!?言葉わかるの!?)』

「えっ!?うん!?」

『「?????」』

 

いや正確には喋ってない?なんて言ってるかわかるだけ…?

 

「メイちゃん罰鳥くんの言葉わかる?」

「えっ…???」

「私なんかわかるんだけど…」

「わあああ先輩私を庇ったから疲れてるんですよきっと!大丈夫です休めば治りますよ!」

「えっ、ちょっ」

「すみません管理人エル先輩がなんか変になっちゃいました!!!」

 

勘違い!勘違いだからどっかに運ぼうとしないで!?

 

「えっごめんちょっと何言ってるか分からない。」

「簡単に言うと先輩が壊れました!」

「あーなるほど、アンジェラどうしよ。」

「はぁ…、恐らくですが、宇宙の欠片の攻撃が頭部を掠めたことが原因かと。」

「そっか、確かに!」

 

良かった、原因がわかったみたい。

確かに、前も欠片くんに攻撃されたおかげで欠片くんの言葉がわかるようになったんだよね。そう言われると納得かも。

じゃあ心配しなくても治る…

 

「あ、でも治し方わかんないしエルはこれからこのままね。」

「へっ???」

 

 

 

 

 

もしも、エルが人外の言葉がわかるようになったら

 

 

 

 

 

「うーん…、どうしよう。」

 

という感じでアブノーマリティの言葉がわかるようになったエルです。

原因がわかったから治ると思った私が馬鹿でした…。しっかりしてください管理人さん。

…とはいえ、作業をしない訳にはいかないし、やるしかないかぁ。でもお話ししやすくなったからいっか。

 

「…という訳なんですけどどう思います葬儀さん。」

『え、いや私に聞かれても頑張ってくださいとしか言えませんが…』

「そっかぁ…」

 

まあなんとなく予想はしてた。とりあえず次の作業に…

 

『じゃあそういうことなんで私は脱走して来ますね。』

「どういうことですか説明してください!あっこら待てー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ、走ったせいで疲れたよ……」

 

すぐ脱走するのに足速いし、近くに私しかいなかったから鎮圧にも時間がかかったよ…。それなのに鳴り止まない作業命令、さては管理人さん面白がってるな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…は〜、おもしろ。まさかこんなことになるとは思わなかったよ。まあエネルギー効率上がったしむしろ嬉しい誤算だな。」

「そうですね。」

 

(何回も繰り返したのにこんな現象は初めて見たわね。………今回こそ、終わると良いのだけれど。)

 

「…ジェラ、アンジェラ、大丈夫か?」

「はい、管理人。少し考え事をしていただけです。」

「そうか。ところでアンジェラ、これからスイッチでも押そうかと思っているのだが。」

「………はぁ。」

 

 

 

 

 

ヒューン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、エージェント、及び職員の皆さん。スイッチ押したんで頑張ってください。」

「「「「「管理人このやろォォォォオ!!!」」」」」

「先輩!スイッチってなんですか?」

「あー、えーっと、簡単に言うとアブノーマリティ全脱走ボタンだよメイちゃん。」

 

何故。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「罰鳥ィ!早く帰れェ!」

「ちょっとロイ!マッチガールに狙われてるわよ!」

「ええいめんどくさい!おいオフィサー!1人キュートちゃんの犠牲になれ!」

「ルイス!後ろ!葬儀屋いるよ!」

「げえっ赤い靴がオフィサー魅了してますよ!」

「せんぱぁい!どうしましょう!オールアラウンドヘルパーが!ってきゃあ!?銃弾が飛んできた!?」

『!、!(罪人は懲罰しなきゃ!)』

『…(寒いよ……)』

『ワン!(ご飯!おやつもある!)』

『せめて安らかな死を…』

『この靴は渡さない…!』

『ピピッ、周囲90%の汚染確認、クリーニングプロセスを開始します。』

 

「わあ…☆」

 

血しぶきだったり悲鳴だったり蝶だったり魔弾だったり、色々と飛び交ってるね!それに頭の中がすごい騒がしいね!管理人さんは後でみんながなんとかするでしょ!カオスってこのことを言うんだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く…?

 

 

 

 

 




もしもの世界のエルちゃんです。
心が読める訳ではなく、あくまで伝えようとしてることだけがわかる感じです。
これこそまさにロボトミー。まあもっとやばいのは"まだ"いないんだけどね!
今回も呼んで下さりありがとうございました!
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