ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが   作:はちみつレモンって美味しいよね

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第2話

 

 

 

 

 

さっき罪善さんからもらった、この茨で出来た冠はギフトと言うもので、管理人曰くアブノーマリティからのプレゼントのようなものらしい。

さらに低確率でしか貰えないため、1発でもらった私は運がいいらしい。

そんな話はひとまず置いといて、次のアブノーマリティの作業に向かう。

次のアブノーマリティは…小鳥?普通の鳥ってこの会社にいるの…?

作業内容は洞察、アブノーマリティの部屋の掃除だ。

 

「失礼します」

 

そう言って部屋の中に入ると、そこに居たのは黒い止まり木に乗っている、白くてもふもふの、お腹に不思議な模様のある、普通の鳥とあまり変わらない鳥だ。

 

「えーと、私はエルです、よろしくね。」

 

今回は掃除をしに来たと言って作業に取りかかる。

小鳥くんの抜け毛なのか、そこら辺に白い羽が落ちている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわっ」

 

しばらく掃除をしていると、小鳥くんが頭の上に乗ってきた。

何か用があるのかと思えば、私をジーッと見ている。

まあ私は掃除の手は止めずにいるけど。

 

『…!』

 

少しの間そのままの状態でいたら、小鳥くんは何か思いついたように飛んで行ってしまった。

頭の上で何してたんだろ…

 

『!』

 

その後すぐに小鳥くんは戻ってきた。

小鳥くんはくちばしに、ナイフのような飾りがついたペンダントを咥えている。

そしてそのペンダントを私に押し付けている。

 

「もらってほしい、ってこと?」

『コクコク』

 

私がそう聞くと、小鳥くんは頷いた。

 

「分かった、ありがとう!」

 

ペンダントを受け取ると、小鳥くんは嬉しそうに見える。

そんなことをしていると、ピコンと私が持っているタブレットがなる。

どうやら作業終了の時間になってしまったらしい。

 

「ごめんね、そろそろ終わりなの、また来るね!」

『!』

 

そう言うと小鳥は、『分かった!』とでも言ってそうに見えた。

かわいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋から出て気づいたが、小鳥くんの情報が更新されている。

どうやら脱走するアブノーマリティだったらしい。

そして私がもらったペンダントはやっぱりギフトだった。

だけど1番気になったのは…

 

「罰鳥?」

 

小鳥くんの名前が変わってたことだ。

この後聞いた話だが、観測レベルを上げたことにより、小鳥くんの正式名称が分かったのだと管理人が言っていた。

それにしても罰鳥って…悪いことした人に罰でも与えるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、僕はある人間と出会った。

なんにも悪いことをしてない、罪人じゃない人なんて久しぶりに見た。

この人なら、救済も必要ないし、罪の重さなんてないから、他の2人にあっても平気だと思った。

罪人じゃない、殺してはいけない、守るべき人って(ギフト)もつけた。

だからもし出会っても殺さないでね、大鳥、審判鳥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこか遠くで、カモメの声が聞こえる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー職員資料ーーーーーーーーーー

エージェント エル、罰鳥のギフト獲得。

 

記録者 アンジェラ

 




作者です。
今回のアブノーマリティは罰鳥くんでした。
まあ罰鳥くん出すならもちろん残りの2匹も…
ということで今回はここまでです、読んで頂きありがとうございました。
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