ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが   作:はちみつレモンって美味しいよね

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今回アブノーマリティとの交流シーンが少なめです。
ごめんなさい。


第3話

 

 

 

 

 

あの後、何回か罪善さんと罰鳥くんの作業を行ったり来たりしてその日のノルマを稼いだ。

何気に大変だから早めに新人さんとか来てくれると嬉しいんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新人が来ます。」

 

朝、管理人さんに呼び出されたと思ったら新人さんが来ると一言。

ありがとう管理人さん。

 

「さ、入って来て〜」

「「失礼します。」」

 

管理人さんがそう言うと、短い茶髪で背の高い男性と、長めの金髪で私と同じくらいの身長の女性が入って来た。

 

「初めまして。俺…僕はロイです。よろしくお願いします、先輩。」

「私はローザです。先輩、よろしくお願いしますね。」

「分かりました。私はエル、よろしくお願いしますね!」

 

絶対いい人じゃん、と心の中で言う。

 

「と、言うわけで、エル。君に新人2人の案内を頼みたい。」

 

それくらいなら全然構わない。むしろそんなことで良いんですかと言いたくなる。

 

「分かりました。じゃあロイさん、ローザさん、私に着いてきて下さいね。」

「「はい。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、思ったことがあるんですけど…」

「「なんですか?」」

 

私がそう言うと、新人2人は反応する。

よし今だ、さっきから思ってたことを言おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敬語、外して下さい!」

「…は?(同時)」

「…え?(同時)」

 

ずっと思ってた。すごい肩苦しい!

…あれ、なんか硬直してる!?変なこと言ったかな!?

 

「ぐっ…」

「ふふふ…」

「私何か変なこと言いました!?」

「いや…」

「なんて言うのかしらね…」

「先輩があまりにも真面目そうな顔で言うからちょっとびっくりしたと言うか…」

「私達が何かやらかしたかと思ったわ。」

 

よかった、おかしなことは言ってなかったっぽい。

 

「いや、先輩って言っても1日しか変わらないし…それなのに先輩って言われるのも何か違和感があるなと思って…」

「ああ、そう言うことですか。」

「じゃあエルって呼べばいいのかしら?」

 

ローザさん、切り替え早い…

 

「まあそう言うことですね。」

「でも助かった。生憎敬語は慣れていなくてな…」

 

やっぱりロイさん敬語に慣れてなかった…少し話しづらそうにしてたからもしかしたらと思ったけど。

 

「でもそれならエルも敬語外してちょうだいよ。私も敬語で話されるのは苦手なの。」

「それは俺も同感だな。」

 

えっ。

 

「良いんですか?多分2人とも私より年齢が上だと思うんですけど…」

「いいのよ。立場的にはあまり変わらないでしょ?」

 

うぐっ、それはそうだけど…

 

「いいのいいの!はい決定!」

「ええっ!?」

「おお…」

 

ローザさん、以外と強引…

地味にロイさん引いてる…

と言うか…

 

「ローザさん!?なんで私を引っ張るんですか!?」

「エルが私のことローザって呼ぶまでこうするわ!」

「ええっ!?…えーと、ローザ…ちゃん?」

「…まあそれでもいいわ!」

 

だいぶゴリ押しな気がする…

 

「…ちょっといいか?」

「はい、えーと…」

 

どうやって呼ぼう…

くん呼びは絶対違う。

 

「悩んでるとこ悪いが、タブレット鳴ってるぞ。」

「え」

 

本当だ、作業指示が来てる、気がつかなかった。

管理人さんに怒られそう…

 

「教えてくれてありがとう、ローザちゃんもまたね!」

「分かったわ、また後でね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します」

 

昨日と同じように、1度挨拶をしてから収容室に入る。

人間じゃなくても礼儀って大事でしょ!

今回の作業は洞察、アブノーマリティはF-05-52、まだ情報が足りず、名前が分かっていない。

とはいえまだ2日目、管理人曰くしばらくは危険度の高いアブノーマリティは来ないそうだ。

大体はZAYIN(あまり危険ではない)、もしくはTETH(少し危険)らしい。

F-05-52とは…グレーの自動販売機とそれを挟むように立っているエビのような見た目の漁師(?)のことらしい。

 

「お、もう終わりかな?」

 

作業終了まで早かったし、ZAYINかな?

ALEPE(超危険)だと作業時間もだいぶ長いとか…

 

『…』

「…ん?」

 

F-05-52が何か差し出して来た。

これは…未開封の缶ジュース?

 

「飲んでいいの?」

『…』

 

雰囲気的には飲んで良さそう。

缶にはウェルチアースと書いてある。

色的にブドウ味かな?

私は缶を開けて飲んでみる

…あ

 

「すごいおいしい。」

 

友好的なのかな?

とりあえず作業は終わったし収容室から出よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ。」

 

その後、観測を進めて即死の可能性があるアブノーマリティだったと知った管理人は驚きで硬直した。

 

「うおっ」

 

その後、エルの次に作業をしたロイにはヒゲが生えた。

 

「ジュースを飲んだだけなのにヒゲが生えた…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「裏切られた心は深淵の中でゆっくりと忘れ去られてゆきました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー職員資料ーーーーーーーーーー

エージェント ロイ、蓋の開いたウェルチアースのギフト獲得。

 

記録者 アンジェラ




はちみつです。
エルちゃんにヒゲは付けたくなかった…
一応補足ですが、アブノーマリティの危険度は
ZAYIN→TETH→HE→WAW→ALEPHの順番で危険になって行きます。
罪善さんとウェルチアースはZAYIN、罰鳥くんはTETHです。
あとロイくんとローザちゃんはオリジナルの職員さんです。
今回も読んで頂きありがとうございました。
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