ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが 作:はちみつレモンって美味しいよね
前の方が良かったら言って下さい。
「君の元に行こう。やがて私のように灰になってしまう、君の元へ。」
今日で入社から4日目。
そろそろHEランクが来るかも、と管理人さんが言っていた。
そうだとしたら早すぎる気もするけど…
WAWとALEPHが来るのはもっと後と言っていたからそこはまあ安心していいのかな?
ちなみに今日は、罰鳥くんの装備、くちばしを身に付けている。
昨日もそうだったけど、ギフトもあるからフル装備である。
罪善さんの懺悔装備はロイさんとローザちゃんが付けてるのを見た。
さてと、今日最初のアブノーマリティは…「F-01-02」。
Fってことは、何かしらの童話が元なのかな?
アブノーマリティの名前がわかる前の番号みたいなのは法則?っぽいのがあるらしい。
例えば、Fから始まるのは童話が元になったアブノーマリティで、Tから始まるのはトラウマが元になったアブノーマリティらしい。
「失礼します。」
収容室に入ると、そこに居たのは、全身が黒く焦げていて、お腹の辺りに折れたマッチが刺さっている、ツインテールの女の子だった。
もしかして、元の童話が「マッチ売りの少女」ですか?
ええ…ハッピーエンドがないやつじゃないですか…
「初めまして。私はエル、今日はこの部屋の掃除をしに来たの。」
『…コクコク』
普通に話は通じる、良かった。
てかちっちゃくて可愛い。
「クシュンッ」
掃除をしていたからなのか、風邪をひいたからかのかは知らないが、作業中にくしゃみが出てしまった。
すると…
『テクテク…』
なんということでしょう、優しい優しいマッチちゃん(元の童話からつけた仮の名前)がこちらに近寄って来てくれたではありませんか。
優しい、可愛い、ありがとう。
しかも暖かい上にマッチの火で手元が見やすくなった、超ありがとう。
「えーと、マッチちゃんって呼んでもいいかな?」
『!コクコク…』
やったぁ。
心做しかマッチちゃんも嬉しそう…?
そんな感じでマッチちゃんと(多分)仲良くなれたところで、作業が終了した。
あんなに可愛いアブノーマリティがいるならこの会社入って良かったと思う。
ビーッ ビーッ
<エージェントの諸君、「試練」が現れた!すぐに対応に向かってくれ!>
警報音と管理人からの指示。
どうやら今日の朝、管理人さんから説明された試練というものが発生したらしい。
「急に呼び出してすまない、3人とも。今日は少し説明があってね…」
朝、管理人さんから試練について説明された。
なんでも、業務中にたまに出てくる厄介なものらしい。
「アブノーマリティを複数収容したことで出現するようになったんだ。放置する訳にもいかないから、もし出てきたら対応を頼みたくてね…」
「「「分かりました。」」」
…という感じで説明を受けたが、具体的な見た目などは教えられていない。
まあ探せばわかるかな?
「…あ」
〈…!〉
マッチちゃんの部屋の前に居たら変なちっこいピエロみたいなのが出てきた。
…なんか〈やらかした…〉って顔してるな。
マッチちゃんの部屋になんかするつもりだったんだろうけど、まさか部屋の前に
〈…!タッタッタッ〉
「あはは〜逃げんなよ〜」
焦りすぎてワープも使わずに逃げ出した。
だが残念だったな!今日の私は遠距離武器なのだよ。
つまり…
「はい鎮圧」
黎明ピエロ は 逃げられなかった!
「アンジェラ…」
「ええ…管理人…」
「「…」」
「今日のエージェント エルはテンションがおかしいな。(同時)」
「今日のエージェント エルはテンションがおかしいですね。(同時)」
「多分新しく入ったあのアブノーマリティの影響だろう。」
「ええ、私もそう思います。」
その頃、珍しく管理人とアンジェラの意見があった。
はちみつです。
今回のアブノマはマッチガールことマッチちゃんでした。
そしてちょっとかわいそうな黎明ピエロくん…
今回も読んで下さりありがとうございました。