ロボトミー社に入ったら人外に囲まれたんだが 作:はちみつレモンって美味しいよね
「いや、その天使が今まさに、同僚を食べてるんだけど…」
ピエロを鎮圧したあと、私は次の作業を確認する。
「えーと次は…」
本能作業…アブノーマリティは…キュートちゃん?
変わった名前だなぁ…
「あらエル、キュートちゃんの作業をするのね?」
「わっ、びっくりした。ローザちゃんはこのアブノーマリティについて知ってるの?」
「ええ、さっき作業に行ってきたばかりなの。」
名前がわかってるのはローザちゃんのおかげか。
「キュートちゃんってどんなアブノーマリティなの?」
「カワイイ(即答)。」
「え?」
試しにローザちゃんに聞いて見たら即答された。
そんなに可愛いアブノーマリティなのかな…
「失礼します。」
収容室に入ると、そこに居たのは白い子犬。
確かに可愛いけど…うん…
なんか裏がある気がする。
あと正直言ってしまえば罰鳥くんやマッチちゃんも可愛さは負けてないと思う。
『クゥン…?』
キュートちゃんがこちらを見て鳴いた。
…やっぱり、なんと言うか…
そもそもこの会社に安全なアブノーマリティは入ってこないと思う。
可愛いだけで何かしらの能力があるとか…?
『キャン!』
「…あ、ごめんね。…餌、かな?」
流石に考えるだけで何もしないのは良くないので、作業の前に渡されたペットフードらしきものをあげてみる。
『モグモグ…』
普通に食べてくれた。
本当にただ可愛いだけなのかな…
「…っと、そろそろ作業終了かな?またね。」
作業終了の合図が来たため、収容室から出る。
ビーッ ビーッ ビーッ
<キュートちゃんが脱走しました!職員の皆さんは速やかに鎮圧して下さい!>
キュートちゃんは脱走するタイプかぁ。
さっき廊下でロイさんとすれ違ったし、作業中にロイさんが何かミスでもしちゃったのかな?
「ロイさん!」
「エルか、助かった。正直1人じゃキツくてな…」
やっぱり脱走すると厄介なアブノーマリティなんだろう。
どんな特殊能力…を…ええ……
「ゴッツ…」
そこに居たのは、小さな子犬からは想像もつかないようなゴッツイ体に先程までと同じ顔のついた、顔だけは可愛いイエティみたいなやつがいた。
「鎮圧中に聞くのもあれですが、あいつ何ですか?」
「顔見たら分かるだろ、キュートちゃんだ。」
「ええ…」
予想の斜め上の能力だった…
しかも明らかに骨が逝ってるオフィサーの死体が…
罰鳥くんの脱走で死体には慣れたし平気だけど…
慣れって怖い。
「! ロイさん右!」
「うおっ!?危ねぇな!」
合図が間に合った見たいでギリギリキュートちゃんの攻撃を躱すロイさん。
あれに当たったらどうなってたのやら…
「てかなんで脱走したんですか!?」
「知らん!抑圧作業の指示が出されたからそれに従っただけだ!」
絶対それでは?
そんなことを考えているとキュートちゃんに疲れが見えて来た。
あと少しだ。
「部屋戻れキメラ犬!」
ロイさんが叫びながら懺悔メイスで殴る。
てかキメラ犬て…
確かに頭と体が合ってないけど…
そんなこんなでキュートちゃんを鎮圧した。
はちみつです。
今回のアブノマはキュートちゃんでした。
ここからはストーリーの予定について話すので見たくない方はここで終わって下さい。
今後の予定ですが、
HEを1、2体情報チームに、
WAWを2体、ALEPHを1体教育、安全チームに置きたいと思ってます。
なのでもっとやばい奴らが出るのはもうちょい先です。
好きなアブノマがまだ出ていない方はもう少しだけお待ち下さい。
あくまで予定ですので、変更する可能性もあります。
今回も読んで下さりありがとうございました。