ダメ男は配信する   作:319

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今回はまだVtuberの名前すら出てきません


ダメ男は配信者になる

「どうしてここに呼ばれたかわかってるよね?」

 

「、、、、いえ、まったく、、、、」

 

覇気のない声で返事をした。

本当は理由は分かっている。

頭ではきちんと分かっているが、生きてきた経験上分からないフリをする方が怒られないと思って返事をする。

 

「はぁ、、あのね?確かにここは配信の頻度にとやかく言う会社ではないと最初説明はしたけどね?それにしても新人で1週間以上配信してないことの重大さは分かるよね?」

 

そうマネージャーは呆れた声で話をしてくる。

 

「いや、、まぁでも、、」

 

自分の悪い癖が出てしまう。

もちろん自分が悪いことをしてしまっている。

しかし口から出る言葉は今から言い訳をする準備だけだった。

 

「何?」

 

マネージャーが怒った声で聞いてきた。

 

「その、、、、パチンコの新台が出たから、、」

 

「それで配信を1週間休みましたと、、、、」

 

「、、、、はい」

 

どうしてこうなってしまったのか、始まりはあの日からだろう。

 

 

 

 

 

 

 

あの日は大学の卒業が近い日にも関わらず、就活が終わってなかったある日のことだ。

親からは就活が終わらないプレッシャーをかけられ、学校からは興味ない企業の案内をされる日々が続き、ストレスにより大学で覚えたパチンコを打ってた時のこと。

全く当たらない台を後ろにSNSで適当な呟きを見ていた時。

 

(99プロダクション2期生募集中?)

 

ある程度オタク知識があった自分はVtuberと言うものを知っていたが、Vtuberとしてやっていこうとは思ってもいなかった。

そもそも現実味がなく、無理だと決めつけていた。

 

(今日このまま帰ると親に怒られるぐらいなら、ここに申し込んで今日も就活を頑張りましたよって感じで帰るのが利口かな)

(まぁこんな自分なら書類審査もうからないと思うけど、、)

 

そう思いながらネットで申し込み用紙に書き込んでいた。

 

 

【99プロダクションです。おめでとうございます。

 

最終面接を行いますので〇月〇日に東京の会社までお越しください。】

 

 

「はぁーーー?」

「まぁでもどうせ最終面接で落とされると思うし?」

「とりあえず、行って面接の練習になればいいと思うしね。」

 

 

 

「合格だよ。これからよろしくね。まだ時間あるよね?これから必要な書類書いていくから」

 

「え?あっはい」

 

それからのことはあんまり覚えてない。

しかし、分かることはたった一つ。

 

(就活終わったー)

 

この時はまだまだ甘い考えだったのだった。

 

 

 

 

「ねえ?しっかり話を聞いてる?」

 

「あっはいもちろんです」

昔のことを思い出してたからもちろん聞いてなどなかったが。

 

「私たちはあなた達のサポートをしっかりと行いますので、あなたもしっかりと頑張って、とりあえず今日は配信出来そう?」

 

「もちろんです」

ちょっとした圧と優しさをマネージャーから感じながら、でも自分は返事をするしか無かった。

 

「とりあえず今日はここまでにするから、また何かあったら連絡してね」

 

「わかりました。お疲れ様です。」

そう言いながら、深々とお辞儀をして帰路に着く。

 

(はぁ、、、、今日はパチ屋に寄るのはやめてマシュマロの整理して配信するか、、、、)

 

 

 

これがデビューして2週間目の新人Vtuberの話である。




主は国語がダメなので誤字脱字等ありましたら、教えてください
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