自分は努力が嫌いだ。
努力して成功したことよりも失敗してきた数の方が多いからだ。
失敗してるなら努力が足りないと言う人だっている。
しかし、成功するまで努力できる人なんて、努力が出来る天才だと思う。
そして、自分は天才でもなければ、苦手なことの方が多い人間だと思う。
「はぁ、、、、」
ため息をつく。
自分は確かに努力が嫌いだが、パチンコに行けなくなると話は別だ。
マネージャーとの契約から1週間、毎日配信を頑張っている。
しかし、配信の数をこなせばこなすほど視聴者が減っている。
視聴者が減ると、再生時間が減ってしまい収益化が遠のいてしまう。
同期は収益化までもう目の前まで来てるのに。
(何がダメなんだろう?マシュマロや雑談をしているのは、同期と変わらないはずなのに、、、、)
そんなことを思いながら自分の配信を見返そうとする。
そんな時、マネージャーから電話がかかってきた。
「もしもし、お疲れ様です。北野です。」
「もしもし、北野くんお疲れ様。今日も含めて1週間も配信をしてるなんて偉いじゃない。」
「、、、、ありがとうございます。」
「配信にも慣れてきたのか、最初の言葉に詰まることもなくなってきてるし。」
「本当ですか?自分では気が付かなかったです。」
「本当だよ。とてもいい傾向だし、やっぱり北野くんはやればできる子だって信じていたよ。」
「、、、、ありがとうございます。」
「また何かあったらなんでも相談してね。今日も本当にお疲れ様。おやすみなさい。」
「お疲れ様でした。おやすみなさい。」
マネージャーとの連絡を終えた瞬間、ケータイを投げ捨てる。
「何がやればできる子だ。視聴者も減ってるし、収益化とか何も達成してない。これじゃまだ努力してる内に入らないじゃないか、、、、」
イライラと不甲斐なさが混じった声で叫んでしまう。
(今日はもう寝よう。今の頭じゃいい案なんて思いつかないしな。)
そうやってベットに今日も潜る。
自分は知っている。
人間は1人では生きていけないと。
しかし、1人でも出来ることが沢山あることも知っている。
ひとりぼっちの時間が多かった大学生活。
別に話す人がいなかった訳では無い。
その人の連絡先も知らなければ、一緒にご飯を食べたこともない。
そんな顔見知り程度の人なら沢山居た。
その中でもしっかりと卒業と就職を行うことが出来た。
だから今回も大丈夫。
まだ時間はあるから大丈夫。
周りに頼るのは最低限でやってみせる。
その心が酷く歪んでいることを彼はまだ知ることはないのだった。
今回も読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字等ありましたらよろしくお願いします。