#1 如月兄妹の冒険(うみねこのなく頃に編) 無期限休止 作:シラカワカイト
キリ「じゃあ、まずは悪い知らせから」
キリはそう言うと、一呼吸おいてから俺たちに話し始めた。
キリ「簡潔にいうと、君たち兄妹は死んでしまいました」
黒・白「「…………………え?」」
キリ「もう少し詳しく話すと、二人とも心臓が爆発しました」
黒・白「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」
黒「じゃあなんで俺たちはこんなところにいるんだよ!!」
白「そ、そうよ! 死んでるんだったらこんなところにいるわけないじゃない!!」
キリ「いやいや、死んじゃったか神様である僕のところにいるわけだし」
黒・白「「………そうか(ね)」」
まさか、死んでしまったとは。討論しているときに急に意識が飛んだのは死んでしまったからか。ソーカ、ナルホドナー。
黒「って、信じられるかぁぁぁ!!」
白「ていうか、心臓が爆発するってどんな病気!?」
キリ「あ、病気とかじゃないよ?
白「じゃあ、なんなのさ?」
キリ「ここで、君たちが絶対にキレる知らせだ」
俺たちはキリが話し出すのを待っていた。すると、キリがとても申し訳なさそうな顔で「実は僕が原因で君たちの心臓が爆発しちゃったんだよ…」と言った。
黒・白「「なにしてくれてるんだ(のよ)!!!」
キリ「本当に申し訳ない…」
黒「いやいや、そんな申し訳なさそうに謝っても! 俺たち死んじゃったんだからね!?」
白「全く自覚ないんだけどね!!」
キリ「意外と明るいなぁ…、死んじゃってるのに」
黒・白「お前が言うな!!」」
キリ「息もぴったりだし…、あ、それはしょうがないのか…」
黒「ん? どういうことだ?」
白「兄妹だから、息ぴったりなのは普通だってこと?」
俺たちがキリの言葉に違和感を持っていると、キリは泣きそうな顔で「ごめんなさい…」と言ってきた。…これは相当に厄介なことをしてしまったらしい。
黒「何をしちゃったか言ってみろ。怒らないから」
白「もう、死んじゃってるっていわれたから滅多なことじゃ驚かないと思うよ?」
キリ「…わかった、話そう。僕のせいで死んじゃったってのはわかったかい?」
俺と白はうなずいた。
キリ「その理由ってのが、僕が寝ぼけてて空間を歪めるようなことしちゃったのが原因なの。それで、その歪めちゃった場所ってのが君たちの心臓の場所、そこを歪めちゃったから爆発しちゃったんだ…」
黒「なんだ? つまり俺たちは、寝ぼけたお前のせいで心臓を捻り潰されたってことか?」
白「………理不尽」
キリ「本当に申し訳ない…。でも、まだ謝らないといけないことがあるんだ」
白「これ以上にやっちゃったの!?」
黒「こいつ本当に神様なのか? こんなに問題起こしていいのか?」
キリ「そう、これは重大な問題なんだ。寿命を迎える前の人間を二人も殺してしまったからね。さらに悪いことに、僕は寝ぼけていたから、すぐに気付くことができなかった」
白「そうなの?」
キリ「うん、僕が気付いたのは殺してしまってから2日後だったんだ」
黒「ずいぶんと放置されてたんだな…」
キリ「いきなり、ほかの神様が10人くらい乗り込んできたときは『なにがあったんだ!?』って思うくらい自分でやったことに気づいていなかった」
黒「寝ぼけてたなら覚えてないこともあるか……」
キリが「ずいぶんと物分かりがいいね?」と言ってきたので俺は「いろいろありすぎて頭が追いついてないだよ」と答えた。
キリ「それで、ほかの神様たちに『これは大問題だから自分でなんとかしろ!』っていわれたから、急いで助けようとしたけどもう2日もたっていた。人間を蘇生するためには24時間以内に処置をしなければ無理なんだ。できたら、何日後かに生き返ることができるんだけど…」
黒「2日もたってたからそれができなかったと?」
俺が言うとキリは「そうなんだ…」と申し訳なさそうに言った。そこで当然の疑問が浮かんでくる。というか最初から浮かんではいたんだが…。とりあえず聞くか。
そろそろあいつの登場かな…
あいつには自重させません。ていうか、存在が……ゲフンゲフン
そのうち出てくると思います♪