この世界には合計で12の宇宙がある。その中のひとつ、第七宇宙の南の銀河の小さな星。
その星に一人の男がいた。もはや男が最後の住民だった。
男が一日にすることはたったひとつ。体を鍛えることだ、男の本来の仕事である神は星の住民が居なくなったことで最低限の星の維持しかしていない。
男が死んだら民族が滅亡するわけではない。神として肉体の複製をして記憶を引き継ぐだけだ。
男の名はキュリオといった。ここ何年も星に訪れるものはいなかった。本来ならば。
男は日課の体を鍛えていた。そこへ大きな宇宙船が降りてきた。
「訪問者か..珍しいな。」
「よし、良さそうな土地じゃないか。調査してこい。」
「ほう。サイヤ人か。」
宇宙船から複数の男が降りてきて何人かの男が飛び去った。
「これはこれはサイヤ人のことを知ってる奴がいるとは。‥いや、貴様もサイヤ人か?」
「そうだ。俺はキュリオ。サイヤ人の神だ。」
「神?知らんな。俺はターレス。ただのサイヤ人だ。」
「神の事を知らないとするならば。...ベジータ一世派か?」
「???」
「今の世代はそんなこともわからんとは...少し昔話をしよう。」
太古の時代。サイヤ人は惑星サダラという星を居住地としていた。星を治める神という存在もいて、神と交信するのは王だけであった。その頃は先代の神が納めていた。しかしある頃内戦が起き始めた。神や王族、非戦闘員を中心とする穏便派、通称王一派。王族の一人ベジタブル4世を中心に戦闘員を中心とする。戦闘派
20年を超える内戦の結果お互いに譲らず、拮抗していたが星への負担は蓄積されたいった。当時の戦闘タイプの戦闘力は..下級でも25000はあった。その中でもベジタブル4世は390000はある。それに対し非戦闘タイプは10000しかない。穏便派の最強戦士は王だ、王は450000はある。それが20年も続けば星は崩壊する。
結局一時休戦して星を捨てることになった。ベジタブル4世は病で死亡、その息子ベジータ1世が引き継ぎ戦闘派をまとめ上げ惑星サダラを捨て、長い旅にでた。ベジータ1世は北の銀河に向かったというのが最後の目撃情報だ。長い内戦の結果お互い、滅亡することはなかったが戦闘派の目的の自由に暴れるという目標は密に達成されていた。王一派も結局は星を捨て新たな居住地を求め旅に出ることになった。先代の神と王は星を守れなかった責任を取り崩壊していく星に留まり死亡。その時俺が神を継承。これが100年前だ。王の息子が新たな指導者として星を探す旅が始まった。長い旅路の末。南の銀河の小さな星を見つけた。星は小さいながら、人はいない、食べ物が豊富と、生存に適した星だ。
しかし今から20年前。星に残ったサイヤ人は皆殺しにされた。フリーザという自称宇宙の帝王だ。
ここからが裏話。この宇宙には破壊神という。最高神がいる。破壊神と界王神の2名による統治だが、実質的には破壊神がトップだ。星に居住した私は破壊神ビルス様に挨拶に行ったのさ。そこは問題なかった。フリーザも破壊神には逆らえず破壊神の代わりの仕事をしていた。ここで私はベジータ1世派の続報を聞いた。
フリーザは破壊神からサイヤ人の破壊を命令した。しかし、ここで勘違いがおこる。破壊神が命じたのはベジータ1世派の滅亡だ。しかしフリーザは全サイヤ人の滅亡だと勘違いした。私たちに不干渉なだけでフリーザは我々の存在も知っていたのだ。不運にも私は破壊神にサイヤ人の助命懇願に行っていたのだ。しかし間に合わず星に残ったサイヤ人は殲滅された。
これがサイヤ人の近代史だ。
「...」
「まぁ昔話さ。破壊神もこの星のこと気に入っていたらしいから謝罪されたしもう干渉はしないと約束されたからな。」
「キュリオは何ができる?」
「命の生成以外なんでもさ」
「俺はターレス。クラッシャー軍団を形成して宇宙を暴れまわっている。俺は20年ほど前に惑星ベジータを破壊された時に幸運にも回避できた。」
「そうか、何が欲しいんだ?」
「食い物、酒、ありとあらゆるもの。」
「いいだろう。その代わりもう宇宙で暴れるのはやめろ。破壊神に目を付けられたらお前は終わりだ。」
「わかった。もう暴れるのはやめよう。しかし、サイヤ人のとして戦いはやめられん。」
「俺が稽古をつけてやる。」
いつの間にか戻ってきたターレスの部下に同じ話をして今日は終った。