まず駆け出したのは霊奈だった強烈な殺意を宿し人里を目指す。
出遅れて霊夢、ウォルターも人里へ向かおうとするがウォルターは途中で人里に襲撃すると思われる敵の本隊を見つけた、敵の数は目測でも千を超えていた。
ウォルターは人里を霊夢と霊奈に任せ敵の本隊に切り込んだ。
人里に一足先に着いた霊奈は家に火を付けていた敵をバラバラに切り裂いた。
慧音「霊奈!」
慧音が霊奈に声をかける。
慧音「ありがとう!ひとまず住人をみんな避難させないと......」
霊奈「慧音全員に武器を持たせて」
霊奈が慧音に言う。
慧音「?霊奈何を言って......」
霊奈「多分だけどもう囲まれてる、ここで迎撃した方が被害が防げるわ」
慧音「何を言っているんだ!敵はまだあそこに....」
霊奈「迷彩服とかを着込んでそこら中の草むらに潜んでいるわ」
慧音「何でそんな事がわかるんだ!?」
霊奈「勘よ!」
霊奈は真っ直ぐ慧音を見つめて言った。
慧音「だが、敵は山の天狗達がどうにかしてくれるんだろ?それなら少なくとも老人や子供達は避難させて」
あの宣戦布告の後紫と文そして慧音が天狗に敵が人里に襲撃しにきた際守ってもらうよう天狗の上層部に交渉に行った、そしてそれは成立した。
霊奈「天狗ってのはあの山の上に居るって連中よね」
霊奈は山を指して言った
霊奈「誰も出てくる様子はないわよ」
慧音は唖然として山を見る。
慧音「......そんな」
霊奈「まだこっちに来るには時間がかかる、今のうちに早く迎撃の準備をして」
慧音はそれを聞き自警団に迎撃の用意をさせた。
?「ラッラッララララッラ〜〜〜♪」
妖怪の山にて彼女は出鱈目な歌を歌いながらもう動かない天狗の死体にナイフを突き刺しながらメモを見る。
?「後3人ね」
彼女は1人自分に課せられた任務を遊びながらこなしていた。
白狼天狗「おい!もう人里に敵が攻めてるが行かなくていいのか!?」
隊長「上から指示が出るまで待機だ!」
白狼天狗「戦闘が始まってる.....本当に行かなく.....!?」
白狼天狗が隊長に尋ねようと振り返ると鮮血が頬を濡らした、隊長の胸に月光を浴び光が鈍く反射する。
白狼天狗「襲g.......」
気づいた時には喉にナイフが突き刺さっていた。
白狼天狗(いったい何が......?)
薄れゆく意識の中で見たのは三日月の様に口角を上げ笑みを浮かべる悪魔の姿だった。
?「うん?」
文「貴方ですね、天魔様含め天狗の上層部に白狼天狗の隊長達を殺しているのわ」
「わーバレちゃった、バレたり失敗したら自由行動していいんだよね、やった!」
そう言って少女は嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる、それを文はただ冷徹な目で見ていた。
文「行け!白狼天狗!人里に襲撃を仕掛けた馬鹿どもを血祭りに上げてやれ!」
?「やれー」
文が声を張り上げて言う、それと共に白狼天狗達が一斉に人里へ向かった、一つの部隊を除いて、椛が率いる部隊が悪魔を囲む。
文「貴方はここで確実に私達が殺します」
それには理不尽に妖怪の山の白狼天狗達を殺された文の怒りがこもっていた。
少女の口角が更に上がった。
?「私は古明地こいしって呼ばれてて、階級は中尉だよー」
文「そんな事聞いてませんが」
「紫が戦う時はこれを言えって言ってたから一応ね」
「それでは行きましょうか」
地底に通じる穴に自身の私兵部隊と共に落ちた部隊の数は100程度だが十分だ
「やれ」
自身の部隊に指示を出す、そして部下の1人が荷物から何かを取り出した。
全員がガスマスクを装着する。
そして地底はガスに包まれた。
霊夢「もう始まってるじゃない!」
見るともう戦闘は始まっており人里に敵が猛攻を仕掛けていた、敵は銃という物で武装しているそうだ。
霊夢「紫は何をやっているのよ」
紫の安否を心配し、霊夢は人里へ向かった。
「戦力比はこっちが大体1500くらいでそっちの戦力が妖怪も合わせると2000かしら?」
紫はすぐにでも霊夢達の援護に向かいたかったが、もう1人の自分の相手ででいっぱいだった。
紫(コイツすぐ殺して戻るから何とか耐えててね霊夢、ウォルター......」