執事の幻想入り   作:kazuスカーレット

15 / 34
混血

?「私の相手はアナタですか」

 

鈴仙「私.....の偽物ですか?」

 

格好以外ほとんど同じ鈴仙どうしが向き合う、違うのは黒い軍服に帽子で耳を隠している事だ。

 

「まぁ、私の本名は実際違うんですがね私の階級は上級曹長....らしいです、この階級に意味はないらしいけど」

 

言い終わりに上級曹長が持っていたライフルで鈴仙を銃撃するが避けられる、鈴仙は一応月の元軍人だ、銃の脅威は十分知っている警戒さえしていれば当たる事はないと確信していた。

 

鈴仙「!?早っ!」

 

だが予想外の事が起こる、ある程度距離を取っていたはずなのに一瞬でその距離が詰められた、それにより鈴仙は近接戦闘を余儀なくされる。

 

鈴仙「はっ!」

 

「それじゃあだめね」

 

だが近接戦では上級曹長に軍配が上がった、格闘戦では実際はほぼ互角だが長年人里で過ごし弾幕での勝負しかやらなかったせいで鈴仙は戦闘のブランクがあった。

 

それでもある程度は打撃を防ぐ。

 

鈴仙(このままじゃいずれ殺される、何とかしないと!)

 

打撃の中で鈴仙は必死に思案する、すると一つの案を思いついた、鈴仙が一瞬で振り返り後ろに向かって駆け出した。

 

「逃げるな」

 

後ろからライフルの銃声が響く、避けようとするが一発の弾丸が脇腹を貫く。

 

鈴仙「ぐっ....うぉぉぉ!」

 

しかし鈴仙は減速するどころか更に加速した。

 

「逃がさない」

 

鈴仙が目指していた場所に到着し、しゃがんだ。

 

(何?何かを狙っている何を?)

 

瞬間突如上級曹長足下にロープが現れる。

 

「なっ!?」

 

途中で気づくも鈴仙を追っていた影響で加速した足を止めることなどできない。

 

「ぐっ」

 

それが足に絡まり倒れそうになるが、受け身をとる。

 

「罠か!ガハッ!?」

 

竹の合間から打ち出される弾丸の様な光の球が上級曹長の脇腹を撃ち抜いた。

 

鈴仙「環境を利用する、戦闘の基本ですよ」

 

この罠はてゐが鈴仙用に仕掛けたものだ、だが何度も引っかかっているので鈴仙は大まかな罠の位置は把握していた。

 

「......調子に乗るなよ、罠があると仮定して動けば引っかかる事はない」

 

上級曹長が先程攻撃された位置に駆け出す、するとさっきと同じように足下にロープが現れる。

 

「2度も引っかかるか!」

 

今度は引っかからずに余裕を持って飛びロープを避ける、だが

 

「へ?」

 

その先には泥があった。

 

「チィィ!?」

 

それにより足を滑らせ地面を転がった。

 

鈴仙「その罠私も何度も引っかかったわ」

 

その言葉と同時に鈴仙が無数の弾幕を放つ。

 

「だから2度も同じ手は通用しないんだよ!」

 

そのまま転がり弾幕を回避した、だがそれにより軍服は泥だらけになっていた。

 

鈴仙「体泥だらけですね、大丈夫ですか?」

 

「うるさい.......すぐ殺してやる」

 

鈴仙を殺意を宿した目で睨んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃紅魔館では

 

パチュリー「そんな!?」

 

パチュリーが何かに驚愕する。

 

レミリア「どうしたのパチェ」

 

パチュリー「結界が壊されたわ一瞬で」

 

レミリア「いよいよ敵のお出ましって事ね」

 

レミリアが席から立ち指示を出す。

 

レミリア「咲夜は妖精メイド達を連れて裏口から逃げて、表の敵は私達が倒す」

 

咲夜「分かりました」

 

咲夜達が裏口から避難する。

 

避難し終えた頃、扉から美鈴が吹き飛ばされてきた。

 

レミリア「美鈴!」

 

?「あら?みんなお揃いラッキー」

 

開いた扉からゆっくり歩み寄る。

 

レミリア「.....フランの偽物ね」

 

「私の名前もフランドールスカーレットよ姉はいないけど、後階級は少尉」

 

レミリア達はすぐに戦闘態勢をとる、少尉はしばらくレミリア達を見て口角を上げた。

 

「十六夜咲夜は裏口から妖精メイド連れて避難したのか?」

 

レミリア「まさか!?」

 

レミリアが察する。

 

「脱出経路は塞ぐに決まってるじゃん、どうせ全員生きて帰す気ないしね」

 

レミリア「貴様ァアアアア!!」

 

少尉がレミリアに駆け出す、レミリアは迎撃にグングニルを投げる。

 

「そんな物当たるか!」

 

頭を狙って投げられた槍を少尉は最低限の動きで回避し、レミリアに殴りかかろうとする、しかし横から現れた美鈴がそれを防ぐべく打突を放つ、それは少尉の脇腹を捉えた だが

 

美鈴「え?」

 

打突が当たる事はなかった、少尉の体が霧になり避けたのだ、その技にレミリアは見覚えがあった。

 

レミリア「人狼!?」

 

拳がレミリアの頭を捉え吹き飛ばす、それによりレミリアの意識が消えた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。