霊夢「......ごめんなさい、ここ任せたわ」
そう霊夢は外周を守っていた聖達に言う。
聖「ちょっと霊夢何を言って」
霊夢「何か嫌な予感がするの」
さっきまで余裕だった人里の戦局は一転し押されていた、数で上回るナチは次々と人里の住人、白狼天狗を殺したが聖達は質で上回っている、しかし余裕がない事に変わらない、が霊夢の勘の良さは全員知っているので誰も止める事は出来なかった。
霊夢は嫌な予感がし博麗神社に駆け出していた。
霊夢「!?くっ.....」
霊夢の顔が苦痛に歪むと同時直ぐにお祓い棒で何もない空間を薙いだ。
?「ははっ」
それと同時に何かが笑い声を上げ吹き飛ぶ。
霊夢「.....無意識を操る程度の能力、古明地こいしね」
「アハハッうん、そうだよ私は古明地こいしって呼ばれてるの!それにしても凄いねお姉ちゃん!心臓目掛けて突いたのにずらされちゃった!」
霊夢「.....何が可笑しいのよ」
「可笑しい?おかしい!ハハハハハ!」
霊夢「......まるで......か.....いわに?」
会話しているとだんだん霊夢の意識が遠のいていく。
霊夢「ッ!?」
腹に伝わる灼熱感で霊夢の意識が戻った。
「あー間違った」
残念そうな声を上げるがその表情が変わる事はない、霊夢は自分がコイツに当たって正解だと思った、過去に地霊伝で見たこいしはあくまで自分が意識できないようするため自分を無意識にする能力の使い方をしていた、だがコイツはこの古明地こいしと言う存在を意識するだけでその意識
が無くなっていく、相手を無意識にするという能力の使い方をしていた。
それに対し霊夢はまず目を瞑り他の考え事をしていたそれにより最大限こいしを意識しない様にする、目を瞑っている霊夢に対してこいしはナイフを突き刺そうとする。
「わっ!」
それは完璧に躱される、更にカウンターの蹴りが鳩尾に突き刺さった。
「ゴホッ......アハッ........アハハハハハハハ!!」
こいしが咳込みながらも口が張り裂けんばかりに笑った、霊夢が先程の攻撃を避けカウンターを入れたのはただの勘だ理不尽な程に正確で的確な、だがいくら別の事を考えて目を瞑っていても目の前にいる吐きそうになる様な気持ち悪い気配も笑い声を防げるわけではない。
意識を失いそうになるたびに自分の腕を針で刺し気付けにしていた。
「アハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハ!!!」
耳障りな笑い声が鼓膜を震えさせる、一応お祓い棒や弾幕で絶えず攻撃している普通の妖怪ならとっくに死んでいるはずだ、しかし攻撃するたびこいしは笑うコイツの正体を知ろうとする気持ちが胸に芽生えるが押し殺す、そんな事をしては本当に意識が消えてなくなる気がしたからだ。
霊夢「いい加減......」
霊夢がお祓い棒を持つ手に霊力と力を込める。
霊夢「逝きなさいよ!」
こいしの頭に棒を振り下ろす、棒が帽子にめり込み頭蓋骨が潰れる感覚が霊夢の腕に伝わる。
霊夢「はぁ.......はぁ..........」
勝ちを確信して霊夢は目を開いた。
「ハハ......ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
こいしが膝をつきながらも帽子が飛ばない様に押さえながら空を向いて笑っていた、霊夢は何も言わずに落ちていたこいしの持っていたと思われる拳銃を額に押し付ける。
「アハハハハハハハ!!!!」
霊夢「..........じゃあね 」
それを言った時一瞬こいしの表情が変わる、次の瞬間霊夢は銃の引き金を引いた、乾いた銃声が響くと同時こいしの頭が吹き飛び重量に従い仰向けに倒れた。
霊夢「笑ってる.......」
表情が変わった気がしたが気のせいだったらしい、体はボロボロで今までどうやって生きていたのか不思議な程に損傷していた。
弾幕とお祓い棒の攻撃によりほとんどの骨は折れていた。
それでもその口角は釣り上がり笑っていた。
霊夢が先の戦闘で負った傷は初めに会った時にくらった刺し傷と意識が持っていかれそうになった時に負った腹の傷、他にも色々あるがどれも直撃する前に多少ずらしていたので軽傷ではある。
負傷以上に霊夢は精神面で疲れ果てていた。
重い足取りでまた博麗神社を目指す、こいしの笑い声が頭に響く、寒気がし後ろを振り向くが変わりはなかった、しかし先程よりも口角が上がっていた気がした。
自分に気のせいだと言い聞かせ霊夢は博麗神社を目指した。
プロフィール
古明地こいし 年齢?
本名??????
階級 中尉
好きな食べ物
ハンバーグ 肉
苦手な食べ物
砂糖水