数十分前
小町「四季様、じゃあないね魂の形が全く違う」
小町が黒い軍服を纏った四季を見て言った。
「......そうですね、私の名前も本当は四季映姫なんて名前じゃない、呼ばれてるだけです階級は准尉」
流れる様に映姫が銃を抜く。
小町「当たるか」
だがそれを小町は余裕を持って避ける。
「撃たれる瞬間に銃口から離れて銃弾を避ける、私達以外に出来る人いるんですね」
小町「うるさいよ」
小町が弾幕を放つ、それを映姫は見切り小町の懐に潜り込んだ、既にナイフを手にしていた。
「吸血鬼だったら銃よりこっちの方が便利なんですよね」
映姫が下からナイフを振り上げるがそれは空を切る。
「距離を操る能力か!」
小町は既に映姫から距離を取り弾幕を放つ、映姫はその弾幕を完全に躱し切る事は出来なかった。
小町「へー吸血鬼だったら今の弾幕全部避けられると思うんだけど、あんまり早くないんだね」
「.......あくまで私達は人造吸血鬼ですからね本物には及びません」
幽香「ハハハ!死体でも十分楽しめるじゃない!」
マスタースパークを撃ち込むもそれは強引に突破し幽香を殴り飛ばした、そこで幽香が分かった事は先代巫女の体が再生している事だ恐らくうなじの後ろに何かが取り付けられそれが先代巫女の体をある程度再生させている、完全に再生しない理由は分からないが。
首の後ろに弱点の様なものがあるのは分かるが幽香は正面からの殴り合いを選んだ、理由は楽しいからだ。
弾幕ルールなんてものが普及したせいで幽香は長年殺し合いが出来なかった。
だから今幽香は最高に楽しんでいるのだ、なんと言っても戦いたくても戦えなかった先代の巫女との殴り合いだ、楽しむしかないだろう。
幽香「ガハッ.......でもねぇ」
幽香が先代巫女の足を破壊する、そして頭を吹き飛ばした。
首の後ろを見ると何か機械の様な物が埋め込まれていた。
幽香「やっぱ生きてる時に戦いたかったわ」
そう言ってうなじにあった機械を傘で叩き潰した。
幽香もかなり重傷を負っていたので自分の家に向かおうとする。
帰ろうと後ろを振り向く幽香は完全に油断していた、目の前に現れた凶刃を避ける事は出来なかった。
幽香「ガ!?..........ァアアアア!」
幽香の目に刃が刺さる、先代に殴られた傷もあるがそれでも幽香は凶刃を放った相手に殴りかかる。
?「おっと」
しかし先程の傷で動きが鈍くなっていた、その拳は虚しく空を切る。
幽香「..........博麗霊夢ッ!!」
幽香は体がボロボロで片方の目が刺されているにも関わらず好戦的な笑みを浮かべた。
「そんな体でよく動けるわね」
幽香は霊夢に連撃を叩き込むがその全てが余裕を持って避けられた。
幽香「チッ」
幽香は思わず舌打ちをする、攻撃が全く当たらない、当然だ幽香は既に重傷を負っているが相手は万全だ。
「そろそろ楽にしてあげる」
霊夢が幽香の死角に移動し心臓に刃を突き立てようとする。
幽香「大体ここ!」
「嘘!?」
幽香が勘で傘を突き刺すがそれも霊夢は後ろに避け躱した。
明らかな判断ミス。
「あっ」
幽香「死ね」
傘の先端からマスタースパークを放とうとする。
先に霊夢は傘を掴み狙いをずらそうとする、しかし動かない。
先端から放たれたマスタースパークは霊夢を包み込み前方を焼き尽くした。
幽香「...........はぁ、空を飛ぶ程度の能力ね」
「ほんと、全快ならチャンスあったでしょうね、私にコレ使わせた事は誇っていいわよ」
霊夢は自身の能力でマスタースパークを回避した、対して幽香は今の攻撃でほとんど妖力を使った、それにより力なく地面に膝をつく。
霊夢はライフルを取り出し照準を幽香の額に合わせた。
「最後に何か言い残す事ある?」
幽香「何度も言ってるでしょう..........死ね!」
それと同時幽香の体が爆発する、その攻撃は見事に霊夢の虚を突き吹っ飛ぶ、がギリギリで腕で防御しダメージを最小限に抑えられた。
「.........流石に驚いたわ、風見幽香.......やっぱとんでもない化け物だったわ.....うん?」
霊夢が報告を受ける。
「人里は現在包囲戦を展開、軍曹が敵の鬼札と交戦中、大将は地底をガスと私兵を使って攻略中、中尉が死亡ね......」
霊夢は同僚の死を聞き一瞬悲しそうな表情をする、だがすぐに笑みに変わった。
「いいわね、そうよ!戦争!敵味方含め大量の死者!訃報に朗報の嵐!これよ!私が求めていたのは一方的な敵だけが死ぬただの虐殺じゃない!殺されたり殺したり、死んだり死なせたりする!これが戦争!あぁ楽しいわ!ハハハハハハハハ!」
霊夢は月を見上げ狂って笑っていた。