執事の幻想入り   作:kazuスカーレット

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戦友

上級大将がナイフ片手にスタートを切り魔理沙に向かい駆け出す。

 

それに対し魔理沙が弾幕を地面に放つ。

 

「へー?」

 

地面の砂が舞い煙幕となって上級大将の視界を塞いだ。

 

魔理沙「誰がお前と正面からやり合うかよ!」

 

箒に跨り魔理沙が上空から弾幕を降らせる、空を飛べない上級大将はその反射神経で弾幕を躱しながら走った、しばらくして魔理沙が気づく。

 

魔理沙(霊夢の神社から離された?)

 

今まで直線的な、整備された道を走っていた上級大将が突如向きを変え森に入る。

 

魔理沙「なっ!?」

 

魔理沙はしまったと思った、多分アイツは霊夢と戦っている奴と合流するつもりだろうと。

 

直ぐに魔理沙は箒を博麗神社の方向に向けて最速で戻るために霊力を集中させる、そんな時だった。

 

魔理沙「あ?」

 

下から何かがコッチに向かってくる。

 

魔理沙「まさか!」

 

「そのまさかです」

 

上級大将が魔理沙に掴みかかる。

 

魔理沙「お前飛べたのか!?」

 

「飛べませんよ?ただあの木を利用して跳んだだけです」

 

そのまま上級大将は魔理沙を箒から引きずり落とした。

 

魔理沙「嘘だろ!」

 

魔理沙と上級大将は重力に従って地面に落下する。

 

魔理沙「うまくいってくれよ.....」

 

魔理沙が八卦炉を地面に構え地面に激突する寸前。

 

魔理沙「マスタースパーク!」

 

勢いよく八卦炉からレーザービームを出す、それにより落下の衝撃をある程度殺し地面を転がる、上級大将も魔理沙の背中から離れ受け身を取り地面に着地した。

 

魔理沙「お前正気か!?あんな所から落ちたらお前も.....」

 

「死んでただろうね、生きてるから関係ないけど」

 

即座に上級大将が懐に手を突っ込む。

 

「うん?あ」

 

銃を取り出そうとしていたがない。

 

「さっき落としたのか」

 

魔理沙は好機と見てマスタースパークを放つ、上級大将が即座に回避して魔理沙に向かおうとする、しかし魔理沙はそれも織り込み済みだった、上級大将の死角からもう一つのレーザーを頭目掛け撃つ、ほぼ不意打ちだったそれを。

 

「まぁ、これで終わりじゃないよね」

 

上級大将はジャンプで避け、勢いそのまま魔理沙に蹴りを打ち込む、魔理沙は後ろの森に吹き飛んだ。

 

(殺すつもりで蹴ったのに腕を入れられた上その腕も折れなかった?)

 

疑問を感じながらも魔理沙が吹き飛んだ森に入って行く、入って暫く歩いて魔理沙が激突したであろう少し凹んでいる木を見つける、と同時後ろの木が倒れた、上級大将が後ろを振り返る、その隙をつき魔理沙が凹んだ木の後ろから出て両手にナイフを持ち上級大将に駆け出す、上級大将も気づき振り向く。

 

魔理沙は勝ちを確信していた、だが心臓を狙った突きを上級大将は手を貫かせ止めた。

 

「その魔法.....聖の物か?」

 

魔理沙「くっ」

 

魔理沙がナイフを引き抜き距離を取ろうとするが先に上級大将の蹴りが鳩尾に突き刺さる、魔理沙が少し吹き飛んだが対してダメージはない。

 

(結界で防がれたか)

 

次の瞬間魔理沙が上級大将の周りを木を蹴り飛び回り四方から弾幕を放った、上級大将は手に刺さったナイフを引き抜きそれで弾幕を驚異的な反応速度で弾くも全方位からくる弾幕全てを弾ける訳ではない。

 

魔理沙「はぁはぁ」

 

さっき習得した身体強化の魔法と弾幕を出し続けた事で魔理沙の移動速度が少し落ちた、それを待っていた様に上級大将が魔理沙に駆けだす、魔理沙は結界で守りを固めた。

 

槍のような突きが結界を激しく揺らすが壊すまではいかない。

 

「流石ね、硬い」

 

魔理沙「隙ありだぜ!」

 

懐から出したナイフを上級大将に投擲する、なんてことない攻撃、上級大将は余裕で避けようとするが直前で違和感に気づく。

 

(このナイフ、確か......)

 

自分の隊員が持っていたナイフ、それを見た瞬間上級大将が一瞬で魔理沙のやりたい事に気づいた。

 

魔理沙(今だ!)

 

上級大将がナイフを避けたのを確認して魔理沙がポケットに忍ばせていた拳銃の引き金を引く。

 

「ドンマイ!」

 

上級大将は弾丸を完璧に外して魔理沙の懐に入る、右手で魔理沙の心臓を突き刺さ死にかかる、魔理沙は結界を心臓付近に貼った。

 

魔理沙「え?」

 

しかし上級大将の攻撃が直前で止まる、直ぐに魔理沙は察した、これはフェイントだと。

 

魔理沙「ヤバイ!」

 

結界の貼り替えは出来ない、上級大将のナイフは魔理沙の脇腹に突き刺さり魔理沙が血を吐く、明らかにその攻撃は内臓まで達していた。

 

「強かった、でも相手が悪かったわ」

 

上級大将が木にもたれ掛かる。

 

「足がまだ痺れる、まぁ問題ないか、早いとこアイツの援護に.......あ?」

 

上級大将は魔理沙が何かのロープを手に持っている事に気づく、次の瞬間爆発音が響き木々が倒れ出す。

 

「成程これがアンタの最終手段ね」

 

血塗れでうつ伏せになって倒れている魔理沙にポツリと呟いた、だがこの程度の攻撃走れば当たらない、そのまま走って博麗神社に行こうとするが銃弾が足を貫くそれにより上級大将の体が崩れ落ちた、上級大将がゆっくりと魔理沙を見ると既に魔理沙の意識は途絶えている様子だ。

 

「あぁ、じゃあ少佐、大尉、先逝ってるわ」




プロフィール

霧雨魔理沙 年齢不明

階級 上級大将

本名 不明

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嫌いな食べ物
カニ
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