執事の幻想入り   作:kazuスカーレット

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少佐の亡霊

ウォルター「チッ」

 

ウォルターは大尉に蹴られ開けた場所まで飛ばされた、しばらくすれば大尉が来るだろ。

 

ウォルター(アイツに有効なのは銀か、そんな物もってな......?!)

 

ポケットを漁っていると以前美鈴の頭から回収した銀のナイフが出てきた、しかし一本だけだ。

 

ウォルター(これ一本だけか、確実に当てないと詰むな)

 

森から大尉が出てきて自身の異常に銃身がながい銃を発砲する、勿論アーカードの銃をも弾いた糸の壁には無駄だ、大尉がモーゼルを放ちながら蛇の様な動きでウォルターとの距離を詰める、大尉がウォルターの目前に迫り強烈な蹴りを入れようとするがウォルターの糸が大尉の足を絡めとりバラバラに切り刻んだ。

 

ウォルター「うおっ!?」

 

大尉が自身のコートをウォルターに投げ視界を潰す、ウォルターが糸で目の前のコートと後ろにいる大尉を切り刻む、それに対して大尉は刻まれた瞬間体を再生させて無理矢理ウォルターに蹴りを入れる。

 

ウォルター(大尉には何とか銀を当てない限り勝てないな)

 

大尉の蹴りを食らったウォルターだったが糸で防いだ為ダメージは最小限だった。

 

突如大尉の体が霧に包まれる。

 

ウォルター「.......人狼か」

 

霧が晴れ目の前に銀色の体毛をした巨浪が姿を現した。

 

 

 

 

霊夢「で、アンタ達の目的はなんなのよ?」

 

霊夢が少佐に質問を投げる。

 

「戦争がしたいからよ?」

 

知らないのと言った感じで少佐は答えた。

 

霊夢「この戦争で1番被害を被るのはアンタ達、こんな事やって何の利益があるの?」

 

「利益ね.....」

 

少佐は霊夢を真正面から見据えて言う。

 

「別に私達はこの戦争に利益なんて求めてないわ」

 

霊夢「まさか、死ぬ為にこの戦争をやっているの?」

 

霊夢がお祓い棒を強く握る。

 

「まぁ、そうかも」

 

霊夢「そんなに死にたいなら、誰にも迷惑かけずに首括って死ねばいいじゃない」

 

霊夢が怒気を纏いながら声を上げる、それに対して少佐が返したのは。

 

「ハッハッハッハ!」

 

笑いだった。

 

霊夢「何がそんなに面白いの?」

 

「いや、なんだか楽しくてね、本当に少佐になった気がして」

 

何を言っているのかわからず霊夢は首を傾げた、少佐は少し咳払いをし

 

「私達はただに死ぬのは真っ平ごめんなの、そういう奴ら、それが私達だ、世界中の人々が私達を必要としない、私達を完全に忘れ去ろうとしている、それでも私達は歩いた歩いて歩いて探し求めた、まだ戦える場所をまだ戦える敵を、世界は広い、きっとこの世界にはまだ私達が満足できる戦場が確実に存在する、私達が死ぬには何かが必要なんだ、じゃなきゃ私達はまだ歩き続けなければいけない、死ぬ為だけに、だから貴方達が愛おしい、貴方達はそれに値する、神々も愛する楽園、幻想郷の住人達、貴方達は私達が死ぬ甲斐のある存在であり貴方達は私達が殺す甲斐のある存在なのだから」

 

目を瞑りながら吐き出した言葉に霊夢は何か気持ち悪い者を感じた。

 

霊夢(まるで取り憑かれたみたいね)

 

少佐の目が開かれ赤い瞳が霊夢をじろりと見る。

 

「じゃあ始めましょう?」

 

その言葉を合図に霊夢が弾幕を放った。

 

 

 

 

 

 

紫「ここは確か.....」

 

紫は見覚えのある場所に放り出されていた。

 

「知ってるでしょここ」

 

辺りには大量の金貨などが置かれている、大尉とセラスが戦った貴重品保管室だ。

 

「決着をつけるにはいい場所でしょ」

 

そう言うと敵はポケットから出した錠剤を飲み込んだ。

 

紫(なんかの薬?)

 

「痛み止めだけどいる?」

 

視線に気づいた奴が錠剤を持って言った。

 

紫「いらないわよ」

 

「そう」

 

言って紫の目に向けて錠剤を投げ指を振る。

 

無論紫はそれを避け同じようにそこら辺にあった金色の短剣を勢いよく投げた。

 

「はは!」

 

痛覚が死んでいるのを利用し躊躇なく腕を盾に接近する。

 

紫「コイツ!?」

 

そのまま勢いに任せタックルで紫を吹き飛ばす。

 

「やる!このペンどこで拾ってきたの?」

 

肩に刺さったペンを引き抜き言った。

 

紫(痛覚を薬で消しているから痛みを感じず突っ込んでくる、でも、結局の所脅威はあの切断する能力だけ)

 

紫(コイツだけだったら私1人でも問題ない!)

 

(あれ?もしかして私舐められてる?)

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