頭目掛け放たれた弾丸は糸の壁に阻まれウォルターまでは届かない。
それと同時ウォルターがアーカードの手足を切断し糸で固定する。
ウォルター(残機が後何個あるか分からんが関係ない、何回だって殺して.....)
木の枝を拾いアーカードの心臓を突き刺さそうとする動きが止まる、糸で拘束したはずのアーカードが視界から消え拘束していた糸が地面に向け落下していく。
「悪いな、今の私はどこにでも居るしどこにも居ないんだ」
いつの間にかウォルターの後頭部に銃口が押し付けられている。
ウォルター「........ハッ、あー、あの時が最後のチャンスだったんだな.....悔しいなぁ」
「もう特に話すことは無いじゃあな死神」
ゼロ距離で放たれた弾丸、ウォルターに止める手立ては無い、そのままアーカードに頭を撃ち抜かれ、死神の長い夢は遂に終わった。
紫(........埒が開かない)
紫は一進一退の攻防を繰り広げながら考えた、敵は少佐達の様に体術が異次元に強いという事はないが一応人造吸血鬼の為身体能力は強い、このままお互いに削り合って有利なのは一撃必殺を持つ相手だろう。
紫「やってみるしかないか」
ダメージから紫は一つの賭けに出た。
「おっ?」
紫が壁に隙間を作り敵と共に隙間に入る、その隙間の先は湖の中だ。
「なんかやな予感が.....!?」
2人が湖の中に入る。
(ここは水中か、銃火器は使えない、おまけにいつまで呼吸が持つか分からない)
敵が指を紫に向けて振るが水のせいで遅い、避けられ無数の弾幕が放たれる。
(避けにく!)
水中の移動に全く慣れていない敵は弾幕を何発か受けた。
紫(水中に引きずり込めたのはいいけどあんまり時間はかけられないわね)
紫が霊力を利用し一気に敵との距離を詰める、迎撃のため敵も指を振るが。
紫(ワンパターンなのよ)
切断の攻撃を避け扇子で手を切り離す。
「ゴボッ」
そのままの勢いで紫は敵を袈裟に斬った。
紫(案外、大した事なかったわ)
紫は敵を冷たい視線で湖の底へ落ちていくのを見届けた後隙間を出した。
紫(霊力をかなり使ったし一回休憩して霊夢の援護にいきましょう)
(.......やっぱ私じゃあ無理かー、まぁでもね)
落ちていく中紫に向けて指を振る。
紫(え?)
その攻撃は紫の腕を切断した。
紫(アイツ!まだ生きて.....それより早く永遠亭に行かないと)
力を振り絞り隙間を自分の下に隙間を作る。
紫はその中に落ちていった。
紫「は?」
しかし紫が飛ばされた場所は永遠亭ではなくどこか、全く知らない場所の上空だ。
紫(座標をずらされ.....)
そのまま重力に従って紫は地面に背中から激突した。
霊夢「チッ」
霊夢が思わず舌打ちする、目の前で行われていた少佐と霊夢の戦いはいつもの弾幕戦だった、少佐と霊夢は紫の能力を無視して飛んで弾幕で撃ち合っている、序盤こそ霊夢が圧倒していたが今では並ばれている、更に油断していると弾幕の隙間から少佐が現れ弾幕ルールを無視して殺しにくる。
このままじゃ負ける事を霊夢は察していた。
霊夢(この状況を打破するにはアレしかないか)
霊夢が弾幕での撃ち合いをやめ地面に降りる、少佐もそれに合わせ地面に降りる。
霊夢「弾幕戦が得意な様ね」
「貴方の弾幕を見てたからよ」
霊夢「弾幕を見てた?いくら弾幕を注意深く見たってそれを真似る事は簡単じゃないはずだけど」
「そう?案外出来たわよ、貴方から見てもよく出来ていたでしょ」
何て事ない様に答える少佐に霊夢が目の前にいる敵が改めて強敵だと思い知らされた。
霊夢(私だって弾幕を放つだけでも3日はかかった、それをあの一瞬で覚えて私レベルに昇華させるって、天才ね)
霊夢は弾幕を地面に当て砂埃をあげる。
「これに何の意味があるの?」
少佐は煙幕が晴れるまで大人しく待った、しばらくして煙幕が晴れる、そこに霊夢の姿はなかった、辺りを見ると倉庫の扉が開いている。
「そこに何があるって......」
倉庫内から針が少佐目掛け飛来する、少佐はそれに反応して回避した。
霊夢「コレ使ったのいつぶりだろう」
霊夢が持っていたのは忍者刀だ。
「.......いいね楽しめそう」
それを少佐は笑みと共に見つめた。
プロフィール
八雲紫 年齢不明
本名 八雲紫
階級 元帥
好きな食べ物
オムライス
嫌いな食べ物
虫